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どうしてこうなった。
登場人物一覧
名前:ルル家・フィッツバルディ
種族:旅人
性別:女性
年齢:26
一人称:私(拙者)
二人称:~さん(殿)
口調:~です、~では?、~でしょうか?
特徴:胡乱、策略家、ナイスバディ、冷笑癖
設定:
八年程前に伝承きっての名家であり、伝承貴族派筆頭と呼ぶべきフィッツバルディ家に連なってしまった魔改造ルル家。
……と言っても無論、当主であるレイガルテ本人にではなく本家の末子でありながら、放蕩と無能ぶりから外に出されたヴァーテン・ビヨッシー伯爵に輿入れしたものである。
肝心のヴァーテンはルル家の輿入れから四年程経った頃、病死してしまったが、伯爵領は傾かなかった。むしろ浪費家であり、直系であるにも関わらずレイガルテに見捨てられたヴァーテン存命の頃よりも伯爵家の財政・治世も改善した事から義父であるレイガルテに一目置かれるようになる。
彼女の転機は流行病で本家直系男子二名が死亡した事。
ヴァーテンとの間に息子・ロロ家をもうけていたルル家は直系男子が必要になった本家に呼び戻される事となったのである。
ルル家にはビヨッシー領とその財産の殆どを取得した事、彼が若くして突然死した事、リーゼロッテ・アーベントロートとも親しかった事等から黒い噂が付き纏っている。旅人という出自と評判の悪さからロロ家についても口さがない事を言う者も多かったが、意外にもレイガルテは彼女に寛大であった。
これは優秀な人材を異様に愛好する黄金双竜の性質を表すエピソードであるとも言えるが、個人同士の相性も決して悪くない事に起因するようだ。
伏魔殿と呼ぶべき伝承の宮中を自在に操るレイガルテにとってみればこの『毒婦』も有効なカードであった。
ルル家からしても、望むのはフィッツバルディの財力であり、レイガルテの権勢なのだから利害の一致を見たという訳である。
人物的には混沌のルル家と同じように与太に塗れ、人を食ったような発言をし、無軌道に自由に生きているように見えるが、此方では恋をしなかったようで無事に婚活を成功させている。又、一見すれば大した差はないようにも見えるが、ルル家個人を良く知る者が見れば『微妙に違う』事は明白である。
混沌のルル家に存在した無数の『遊び』とも言える隙がR.O.Oにおけるルル家には存在しないのである。
美しく成熟した女性に育った彼女は家を壊されていた頃の彼女ではない。ヴァレーリヤ殿の家は拙者が壊す。壊した。
- どうしてこうなった。完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別設定委託
- 納品日2021年05月07日
- ・桃花(p3x000016)