SS詳細
明日を望む
登場人物一覧
- 鹿ノ子の関係者
→ イラスト
名前:望(ぼう)
種族:精霊
性別:男
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:僕
二人称:君、呼び捨て、鹿ノ子、遮那
口調:だよ、かな、かも。
特徴:狛犬の姿をした使い魔。精霊や妖精とも言える。
設定:
錆びついた一振りの刀が刺さる錆塚峠の麓で見つけた精霊。
錆塚峠に巣くう荒御魂の穢れに浸食され、助けを求め麓まで降りて来ていたのだ。
調査の為に錆塚峠へとやってきた遮那と鹿ノ子は苦痛から襲いかかってくる精霊と対峙する。
普段であれば、荒御魂の穢れに浸食されること等無い程の賢さを持った精霊である。
だが、荒御魂の穢れが増幅の兆しを見せた為、気になって近づいた折、引きずり込まれたらしいのだ。
近づかねば穢れぬはずの錆塚峠の荒御魂。そして、穢れの増幅。何者かの働きかけがあったのか。
不明な点は多々あるが、まずは精霊を鎮めるのが先決と遮那と鹿ノ子はこれに相対する。
何とか精霊を鎮めた二人は、傷付いた精霊を手当するため家に連れ帰った。
精霊は遮那と鹿ノ子に大層懐き、傍に居たいと願う。
二人はそれを聞き入れ、精霊に『望』という名を与えた。
望の役目は遮那の言葉を誰かに届けること。そして、誰かからの言葉を遮那へ伝えること。
遠くに居ても託された言葉は自分が必ず届けると思っている。
世界を救うために各国を飛び回る鹿ノ子や、遮那の代わりに大陸で潜入調査を行う従者等の手紙を届ける伝書鳩の様な役割を担う。
任務が無い時は天香邸の庭ではしゃいで転がっている。
遮那が煮詰まっている時は無邪気にすり寄って気分転換をしてくれるらしい。
そんな望の散歩と称して遮那は町に出かけたりするのだ。
望という名を与えられてからの大きさは小型犬ほど。
本来の姿は熊のように大きいが見たことがあるのは遮那と鹿ノ子だけ。
普段は可愛いころころした犬なのだ。
鹿ノ子達、神使がお土産に持って来てくれるお菓子をぱくぱく食べる姿がよく見られる。
故郷である錆塚峠の荒御魂の事は気になっている様子。
穢れの増幅は何者かの働きかけがあったに違いないのだ。
その何者かを突き止めたいと思っている。