SS詳細
シトリンの傍ら
登場人物一覧
- ニルの関係者
→ イラスト
名前:東 九之助(あずま・くのすけ)
性別:男
年齢:30代前半
口調:俺、アンタ、大阪弁。よく語尾に「知らんけど」がつく。人を適当なあだ名で呼びがち
設定:
東 九之助は「知らんけど」が口癖の研究者である。東 九之助は偽名だろうと噂される。
だが、本人は「俺が東 九之助や言うたら東 九之助やねんで。まあ、ほんまに東 九之助なんかは知らんけど」との談。
ニルが良く訪れる研究室、研究者のナヴァン・ラグランの同僚。
再現性東京や再現性大阪を好み、よく出掛けているらしい。
飄々としており『ノリで生きている』と称される。人懐っこく振る舞い、適当なことを良い「知らんけど」で締めくくる。茶化し、面白がって日々を過ごしている。
退屈――「
乗るかはさておき流行やサブカルにも詳しく、ニルにとっては「不思議なことばかり」を知っている。
いつ研究をしているのかは定かではないがナヴァンと共に『人工知能』や『ロボット』の作成を行っている。
科学レベルの発達に貢献すべく日夜、身骨を砕くナヴァンの傍らで『ちょちょい』と成果を出してしまう天才肌。それでも到達できないのが混沌法則の恐ろしい所、らしい。
興味本位で口にしてみたモンスター食が最近のマイブーム。以前はバランス栄養食品だけしか口にしなかった。
「おいしいがふしぎなひと」としてニルに認識されているが、普通の料理を食べるよりも「面白い方がいい」らしい。
日々食事を運んでくるニルと、それを黙々と食べるナヴァンの関係性が彼にとっては理想的に面白いそうだ。
ニルがR.O.Oに参戦することを決めアバターを決定するとナヴァンに告げた時、彼は食事を優先し聞く耳を持たなかった。
その代わりに「此処が俺の出番やろ!」とニルのアバター作成に口を出し、茶々を入れあれやこれやと『サブカル』要素を教え込んだのが九之助である。
ニル自身は「そんなものがあるんですね」程度であるが、九之助は引かなかった。
ニルの希望を最大限に叶えられる(叶えつつ茶々を入れて楽しくする)アバター作成を手伝ったと九之助は自慢げに話している。
……その結果出来上がったのが『アマト』である。
おまけSS『『アマト』の作り方』
R.O.Oに参戦する、と研究室に来てニルが告げた時、練達の研究者である九之助は「ほんまに?」と目を輝かせた。
自身らは参加することは叶わなかったが、『Project:IDEA』は本当に面白そうなのだ。九之助とて参加して暴れ回りたかった。
「はい。それで、アバター? を作るそうです」
「ニィちゃんが?」
「はい」
今日はニルのことを『ニィちゃん』と呼ぶ気分だったのだろう。
九之助はずいずいと身を乗り出して「それじゃ、俺が教えたるわ!」と食事しか見て居ないナヴァンを押し退けてニルへと『押し掛け設定お手伝い』を行うのだった。