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『機械夢の学者』、モーガン・アルストロメリア

登場人物一覧

黎明院・ゼフィラ(p3p002101)
夜明け前の風
黎明院・ゼフィラの関係者
→ イラスト

「この世は夢。泡沫の夢。しかし我らが肉体は、夢を見るにも脆弱が過ぎる」

名前:モーガン・アルストロメリア
種族:旅人ウォーカー・Unknown(本体は有機生命体ではある)
性別:Unknown
年齢(或いは外見年齢):Unknown
一人称:私
二人称:呼び捨て、キミ
口調:だ、である、断定口調
特徴:機械の身体を夢見る偉大なる機械工学者
設定:

 とある世界からやってきた旅人ウォーカーであること以外、ほとんどが謎に包まれた人物。その理由は、自らは機械の身体を用い、己の本体を機械の身体のポッドに封していることによる。
 彼、或いは彼女が、本来はどのような外見、性別、性質をしているのかは、外からは伺いすることはできない。本来の身体を隠すポッド、そのスモーク・ガラスの向こうは、こちらの世界から見通すことはできない。それでも断片的に得られる情報からモーガンについて語るならば、以下のようなものになる。

 モーガンは元の世界では病弱な身体を持っていたと語る。外で遊ぶことも出来ず、部屋にこもりきりだったモーガンの友達は、父の与えた学術書だった。
 自然、学問の道に進んだモーガンは、それでも己の脆弱な肉体に悩まされることになる。現世は夢。しかし夢を見るにも、モーガンの身体は脆弱に過ぎた。モーガンの興味は、次第に「如何にこの身体を捨て去るか」に移り変わっていく。

 やがて混沌世界へと召喚されたモーガンは練達に流れ着き、そこで様々な世界の科学技術の粋を視ることになる。モーガンの技術は高度化し、自身の身体をポッドに封じ、外界とのやり取りを機械の身体で行うという通過地点にたどり着いた。

 現在のモーガンは、より高度な機械義肢や完全機械義体の研究、制作に携わっている。そのテストや材料集めなどに、黎明院・ゼフィラやローレットと関わる事になるだろう。とりわけ、ゼフィラの現在の義肢を作成したのはモーガンであり、現在も義肢の調整や、新しい義肢の提供などで定期的な交流を持っているという。
 もとより、病に侵されていたという者同士、なにかモーガンにも思う所があるのかもしれない。

 モーガンは、時折ゼフィラへ、
「キミもその脆弱な体から、精強な機械の身体にうつる準備でもしたらどうだ」
 と誘う事もあるが、そのたびにゼフィラは肩をすくめ、
「おいおい、そんな図体では繊細な遺跡に触れられなくなるだろう?」
 と冗談っぽく断るという。

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