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グウィネル・バークシーという人物について(上)

登場人物一覧

沁入 礼拝(p3p005251)
足女
沁入 礼拝の関係者
→ イラスト

名前:『スノウホワイト』グウィネル・バークシー
種族:飛行種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):21
一人称:私(わたくし)
二人称:相手の立場次第で敬称を変える
口調:~ですわ、~ですの、~ですこと?
特徴:【純真無垢】【清廉潔白】【正義】【世間知らず】
設定:
幻想の貴族の中で、民のことを第一に考える自分と言えば、指折り数える中に彼女のことがあげられるだろう。
両親より授かった見事な金髪は見るものの目を引き、その美しさは息を呑ませる。勉学に秀でており、努力を惜しまず、何よりも彼女は、その才能を領内の民草のため、惜しみなく消費することを選ぶのだ。
二つ名である『スノウホワイト』は彼女の考え方に賛同した『グウィネル室』を自称する貴族より贈られたもの。
その意味は、純粋、くもりなき白、荒らされていない雪景色、まだ何者にも染められていないもの。

両親はグウィネルのことを溺愛し、彼女が民のことを思うならと、グウィネルに領内における裁量権の一部を任せている。
そのため、彼女は当主の身ではないながらも、自身の才能と、慈愛と、正義を、自領のために費やすことができたのだ。
民のためならばと、彼女は何でもする。貧しくならぬよう仕事を作り、荒れた土地を開拓し、時には自身の手が土に汚れることも厭わなかった。

ある時、『グウィネル室』の貴族より領地改革の案件が提出された。
それは練達で開発された最新鋭の設備であり、治安、食糧問題、貧富の差を解決する一助となることが、まるで完成品を見てきたかのように綴られており、グウィネルにはそれがとても魅力的なものに見えた。
これが実現すれば、民は豊かになる。皆が笑える。悲しむものが少なくなる。彼女は目を輝かせて可決の判を押した。
それがどれだけ金銭を消費し、汚染し、堕落させるのか。まるで想像もできないままに。

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