PandoraPartyProject

SS詳細

呪いの乙女

登場人物一覧

ヴァールウェル(p3p008565)
妖精医療
ヴァールウェルの関係者
→ イラスト

名前:九野 深杜(くの みもり)
種族:獄人(ゼノポルタ)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):14歳
一人称:私
二人称:お前、お主、呼び捨て、ヴァールウェル
口調:~だ。~だろう。~かもな。(慣れると柔らかくなる)
「私は知らぬ。放っておくがいい。……あ、こらやめろ! 私に触るな!」
「お主には言って無かったがな、私は封印されし一族の末裔で……おい、人の話をきけ」
特徴:瞳は黒く染まり。赤かった髪は白へと変わった。角には呪術が刻まれている。
設定:
 口調は荒いが心根は優しいゼノポルタ。
 豊穣の山奥の村で育った為、世間知らずで人を疑う事を知らなかった。
 村はゆったりとした時間が流れる平和な所だ。
 その純朴な少女は騙され、奴隷商人に売られ、呪いの道具として売買されるに至る。

 ――お前は獄人だから。
 そんな言葉で人の尊厳を踏み躙って行くのだ。
 呪いにより左の瞳は黒く染まり、赤い髪は白くなっていった。
 少女の心は荒れ、元の純朴さからはほど遠い、罵りの言葉を吐くようになる。
「誰が、お前らなんかに屈するものか。私はに、私の人生があるんだ! 此処から出せ!」
 暴れ回る深杜を押さえつける為に、拘束具が着けられた。
 絶対服従を課す為に、ゼノポルタの象徴である角に刻印が刻まれる。
「――不服従を禁ずる。抗えば角より頭蓋へと呪いの言葉が走るぞ」
 耳元で囁かれる悪魔のような言葉。呪術で縛り付けられた痛みと苦しみは深杜の精神を蝕んでいく。

 最終的には国外へ出荷された。
 幾人かの奴隷と共に幻想へと流れ着く。
 鉄の檻の中に詰め込まれて、恐怖に震えた。見知らぬ土地でどうなってしまうのだろう。
 けれど、豊穣の地とて安寧があるわけではないのかもしれない。
 挫けそうになる心。誰か助けてと。何度願っただろう。

 最後に彼女を見かけたのは、ギストールの街だったらしい。
 その街は今、何者かに襲撃を受けて惨状が広がっている。
 深杜の行方は不明である――

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