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プリマヴェーラの研究者

登場人物一覧

クルル・クラッセン(p3p009235)
森ガール
クルル・クラッセンの関係者
→ イラスト

名前:イヴェール・イフォラ
種族:幻想種
性別:男性
年齢:95歳
一人称:俺
二人称:君
口調:だ、だね、だよ
設定:
 芽吹きの若葉、朝露の滴る木々。生命の息吹駆け巡る森の中――それが青年にとっての生きる意味。
 枯れゆく冬の枝に何時か膨らむ蕾。日々の営みを続ける木々達の鼓動を感じる――それが青年にとってのさいわい。
 この世界に生を受けた時から青年は緑と共に在った。幻想種としての永きを共にする其れ等と共に生きてゆくために――

 植物研究者にして樹木医。
 故郷であるアルティオ=エルムに存在する植物を研究・治療している青年。アンテローゼ大聖堂での活動を中心に大いなるファルカウの傍にある。
 霊樹の保護や研究、周囲に蔓延った穢れや不穏なる気配を察知して『治療』する事が彼の役割である。
 精霊魔法の使い手としても名高く、精霊達のサポートが研究には欠かせないと言う。
 故妖精郷などにも踏み入れ常春に咲いた植物たちの特異性なども研究し続ける。其れ等が植物だけではなく、人の為にもなるように。
 アンテローゼ大聖堂には植物由来のポーションを寄付するなど慈善事業にも事欠かず、故郷から出て霊樹訪問をする際の宿として使用しているそうだ。
 深緑から出ることは滅多にないが『情報提供』を承ける度に外への憧れを募らせている。
 だが、外の世界に出る前に永きを共にする迷宮森林の植物たちに幸福を与えてやらねばならないと、自身のフィールドはアルティオ=エルムであると定めている。
 非常に穏やかな気質であり、研究者肌。幾許かのんびり屋過ぎるきらいがある。だが、それが彼が植物や精霊に好かれる所以であるのかもしれない。
 怒ることは滅多にないが植物と大切な人を傷付ける人間には明確に嫌いだと言い切る強い意志を持っている。
 アルティオ=エルムの植物は大切な人達。其れ等を傷付ける人間を彼は赦すことはないだろう。

 クルルとは異性の友人でありながら飲み友達である。珍しい植物や冒険を聞いてはイヴェールは驚くばかり。
 イヴェールへと『外』の情報を提供しているクルルが無理や無茶をしないかを日々、心配し続ける。
 ……実のところは一応は許嫁という関係性であるがその関係を彼が触れることは珍しい。
 今は、イレギュラーズとなって『外』を楽しむ彼女を見て居るのが何よりも楽しいから。

 ――君のただいまを聞くのは僕の役目だろう。だから、何時でも帰っておいで。

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