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夜天のふたり

登場人物一覧

ココリコ=クリコ(p3p009674)
天には星を
カカリカ=クリコ(p3p009675)
特異運命座標

名前:ココリコ=クリコ / カカリカ=クリコ
種族:精霊種
年齢(或いは外見年齢):Unknown
特徴:双子、元奴隷
設定:
 それはふたりで、ひとつ。夜天そらの精霊。
 姉たるCocoricoココリコは夜。星の瞬く夜の属性を。悪魔の如くいのちを導く者。
 弟たるCacaricaカカリカは天。夜に瞬く星の属性を。天使の如くいのちを導く者。
 ふたりでひとつの空となる。
 双子星ジェミニと呼ばれた精霊の一族の生まれ。魂が出来たその時から互いが存在るのが当たり前であったいのち。
 彼等は天使と悪魔、その二対を思わす外見の特徴を有する。
 夜の星たる精霊達は、道半ばで息絶えた者達を天へ運ぶ任を担っていると伝えられた。

 二人の生家は墓守であった。嘗て存在したという英雄の墓を護る御伽噺のような存在。
 魂を護るのものとして、魂を導くものとして。
 優しい父母の仕事を見ながら、いのちとは何かを学んでいた――学んでいる最中に、双子は拐かされた。
 両親の目を盗み、死者と対話する力とその特異な外見は売り物になると商人達はほくそ笑んだ。
 父母は探し続ける。愛しい双子を。自身らの後を継ぎ墓守となるべき愛しい子供達。せめて、せめて生きていてくれれば――と。

 故郷より拐かされ、天義のある異教の聖堂にて『双神』として歪な信仰を向けられた
 神と言えども、腐った人間の悪意を煮詰めた部分を見せられ続けた。時には慰みをと求められ、時には神ならば何をしても良いと暴力を受け続けた。
 高圧的な異教徒達にとって神とは只のマスコットであり、自身らの信仰が正しいと告げるためだけの都合の良い存在であった。
 そんな場所から救い出してくれたのは一人の青年であった。
 其れが誰であるかは憶えては居ない。だが、救いの手を差し伸べローレットへ逃げるようにと囁かれたことは今も憶えている。

 ココリコはマイペースで悲観的。
 経歴故に、高圧的な人に対して恐怖心や嫌悪感を抱いている。自分たちを酷い目に遭わせた人間を憎まずにいられるものか。
 悪魔のように煮えたぎった憎悪は止ることはない。

 カカリカはマイペース・のんびり屋。
 経歴が経歴なので若干人間不信気味だが、助けてくれたのも人間であるので人間に絶望しきっているわけではない。
 天使のように穏やかな心は、まだ、人を信じていた。

 ふたりで、ひとつ。
 天には星を、星は天に。
 欠けることなどなきように――生きてゆく。

  • 夜天のふたり完了
  • GM名夏あかね
  • 種別設定委託
  • 納品日2021年03月04日
  • ・ココリコ=クリコ(p3p009674
    ・カカリカ=クリコ(p3p009675

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