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SS詳細

魔眼持ちし奴隷

登場人物一覧

ルクト・ナード(p3p007354)
蒼空の眼
ルクト・ナードの関係者
→ イラスト

名前:アレフ
種族:幻想種
性別:女
年齢:18
一人称:私
二人称:呼び捨て
罪:愛情
罰:色欲
口調:~だ、~だな、~か?(本来は~よ、~ね、~なの?)
特徴:【クーデレ】【根は真面目】【ムッツリ】【頭脳明晰】
設定:

 深緑出身の幻想種。炎系の魔法と魔眼による催眠・支配を得意とする。
 アヴァル=ケイン城前会戦において迷宮森林警備隊員として参戦。その際、ルクトが空を舞い冬将軍と戦う姿に見惚れ、憧れる。戦後、ルクトを追い深緑から出国した。この際、本来の名前である「フレア」を「アレフ」と変えている。
 ルクトに近付く勇気が出せないまま、ずっとルクトの戦う姿を見つめ続けることでアレフは満足していたが、傭兵の奴隷商人が幻想に流れた際にアレフは思い切って一計を案じた。
 それは、魔眼の力で『商品』となり、ルクトに自分を買わせると言うものだった。魔眼の力は奴隷商人にもルクトにも通じ、策は成功する。
 アレフは、ルクトが求める以上に献身的に働いた。陰からルクトを見続けた経緯も活き、家事全般をはじめ、領地経営や装備品整備の手伝いなどもしっかりとこなしていく。

 なお、アレフがルクトに魔眼を使ったのは、買われた時の一度きりだ。魔眼でルクトを意のままにすることは可能だが、アレフはそうはしない。ルクトには、自由に蒼穹そらを翔んでいて欲しいからだ。アレフはあくまでルクトの近くでルクトの翔ぶ姿を見ていたいのであって、側に縛り付けたいわけではない。

 アレフには、ルクトに言えない二つの秘密がある。
 一つ目は当然、ルクトを魔眼で支配し自らを買わせた事実だ。それについてアレフは、ルクトを”魔眼で操り歪めた”と後悔し罪悪感を抱いている。アレフを奴隷として買い、使役するのをルクトは当然としている。だがそれは本来のルクトの奴隷への意識とは全く隔絶した、魔眼で認識を歪められた結果なのだ。アレフの献身的な働きは、ルクトへの想いはもちろんだが、この罪悪感も理由になっている。
 二つ目は、ルクトを魔眼で支配し、契りを交わして愛欲の鎖で縛りたいと言う、本来のアレフの望みとは相反する情動。

 アレフのルクトへの対応は冷たく素っ気ないが、それはルクトへの想いが堰を切らないよう自制している故だ。元来は情熱的な性格である。
 だが、アレフは本来の性格を内に潜ませ、秘密に悩み苦しみながらも、ルクトの翔ぶ姿を間近で見ていられることに今日も幸せを感じるのだ。

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