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教導する歪み
登場人物一覧
名前:マザー・エクィル
一人称:私
二人称:あなた、(子供には)呼び捨て。名前を知っていても大人は「あなた」としか呼ばない
口調:慇懃無礼
種族:不明
特徴:比較的低身長。肉感的なラインをした聖職者。薄ら笑いを絶やさない
設定:アドラステイアに所属する修道女、『マザー』と呼ばれる構成員。
子供達にキシェフや、ときに『神の血』を授けていることからそれなりの立場にあることは間違い無い。
子供達を平等に愛し、大人達に平等に厳しい。それは己にも適用される。
好きなものは純粋な子供、『正しい』家族、神(ファルマコン)。
嫌いなものは過当に賢しらな子供、『歪んだ』家族、旅人。
――が、彼女が『大人』であるか『子供』であるかは判断が難しい。彼女の素性を知る者がほぼいないからである。過去にそれに興味を持ってしまった子供のひとりは『いなくなった』。魔女裁判にかけられた痕跡も残っていない。
生得的なものなのか性に関し過剰なまでに潔癖であり、悪く言えば融通が一切利かない。『子は親に愛されるべき』と偏執的に信じており、再婚した夫婦、連れ子と腹違いの子供などに対し等しく魔女(ないし処刑対象)とみなしているフシがある。
実力は不明ながらも、子供達を連れてアドラステイア領外へ自由に出入りする行動権、魔女裁判を妨害されても『子供達の裁量に任せる』柔軟性、そしてイレギュラーズを前に戦闘行動に出ない鋼の自制心等、相応の権限を持っていることは想像に難くない。
戦闘に消極的なのは子供の自主性を尊んでいるからであり、彼女が『そのため』に動いた場合起きうる出来事と結果がどうなるかは言わずもがな。
行動に移さぬまでも、自身の教導する子供達の邪魔をしたイレギュラーズには並ならぬ怒りを覚えていることは間違いない。