SS詳細
ゴールデン・オレンジ・ペコ
登場人物一覧
名前:シルバー・ファニングス
一人称:俺
二人称:お前
口調:ぶっきらぼうなべらんめぇ口調
特徴:【スキンヘッド】【頭部に傷】【サングラス】【豪快】
設定:ラサ傭兵商会連合に席を置く茶葉商人の老翁。服装はどことなく貴族めいたゆったりしたもので、齢は80を超える。長く商人として活躍している他、腕利きの双剣使いとしても名を馳せている強者でもあり、その太刀筋は老いて益々鋭さを増しているのだという。
扱う商品は茶葉がメインで、同時に茶器や茶菓子の材料も取り扱っている。貴族が買うような物から庶民が日常的に飲める物までラインナップは様々。長い商人歴に裏打ちされた人脈と経験により、多くの顧客を抱えている。また、お願いすればシルバー直々に茶の淹れ方やブレンドのやり方、菓子作りなども教えてもらえる。その腕は名のある貴族のメイド見習いや若い執事がわざわざ頭を下げて教えを請いに来るほど。緑茶、白茶、黄茶、紅茶、黒茶、茶とつくものならなんでもござれ。
元々はレガド・イルシオンの生まれ。幼少時代に口にした紅茶の香りと味に魅せられ、どんどん嵌まっていった挙句に今に至る。あまり裕福な家では無かったために紅茶を趣味には出来なかった。しかしどうしても紅茶から離れられなかったシルバーは、自分から貴族御用達の茶葉商人の下に押しかけ無理矢理弟子になったのだという。威圧的な風貌と荒めの口調の裏側には、他者と同じ夢を共有したい子供の無邪気さが見え隠れする。
長く紅茶のため東奔西走している中で、自衛目的で双剣の扱いを学ぶ。実践の中で鍛え上げられた剣の冴えは、若い傭兵たちの間で「そんじょそこらの傭兵より強いのでは?」と囁かれるほど。実際に腕は立つが、本人は押し寄せる年波のせいで鈍ってきていると感じている。
エルス・ティーネは紅茶の弟子。当初はああ言えばこう言うタイプのエルスとしょっちゅう口喧嘩をしていた。お互い引かないので周りが慌てて仲裁に入るほどであったという。エルスが吸血鬼で1500年以上生きていることは知らず、普通に跳ねっ返りのお転婆娘だと思っている。
嫌いな物は煙草。駆け出しの商人だった頃、師匠に勧められて吸ったはいいものの、煙草の匂いで紅茶の香りが上手く嗅げなくなったり紅茶の味が変になったりしたので即座に禁煙。現在では自分の周りで煙草は吸わせず、茶の弟子にはもっと吸わせない。シルバーが周囲に偏屈な爺さん判定される一因。