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愛の炎、冬の星

登場人物一覧

シェリオ・アデラ(p3p007986)
癒やしの魔法人形
シェリオ・アデラの関係者
→ イラスト

名前:シリウス
種族:ウォーカー
性別:男性
年齢(外見年齢):17歳
一人称:俺
二人称:お前
口調:~だな、~だろ?、~だよな?
特徴:菫色の髪を肩口で切った癖のないボブカット。瞳は紫紺の花の色。右の目元に泣き黒子。細身を灰色の軍服で包み、半ズボンからは少年らしいしなやかな脚が伸びる。
設定:シェリオが元いた世界で作られた魔法人形。そのリメイク。

魔法人形とは死者の肉体を科学によって再生し、魔術によって仮初めの魂を吹き込むもの。
シリウスの素体となったのは魔法人形の腹から生まれ、魔法人形とすべく育てられた子
17歳で魔法人形となってからは魔道王国の人形兵として使用。
固有名はないが便宜的に生産コード「α-CM」と呼ばれていた。

「シリウス」となったのは一人の魔導師の手により再び生まれ変わったとき。
廃棄された人形スクラップの山からシリウスを見つけ出した魔導師は、不可能とされてきた魔法人形から魔法人形へのリメイクを成功させる。
そして再生人形リメイクドールとなったシリウスを手元に置き、惜しみなく愛を注いだ。

本来人形化によって消えるはずのα-CMの記憶を持つのは再生人形リメイクドールであるため。
誰からも個別に認識されず、消耗品として扱われてきた彼は愛されることで生きる意味と喜びを知った。
けれど自分が誰かの身代わり、その愛は本来別の誰かに注がれるはずのものだと悟ったとき、人形にあるまじき激しい情動に目覚める。

狂おしく求めること。
愛されて奮えること。
すれ違い涙すること。
悲しみに荒げること。

魔導師の愛をその身に受けながら、自分だけを愛してと叫ぶ心は、どこかで生きているかもしれない誰かエミリオを憎んだ。
そして真の愛を得るため、己によく似た誰かエミリオを探すことを決意。《混沌》へ召喚される。

シェリオと顔が似ているのはアランサバル家の種を材料に生産されたため。
子どもっぽかったり冷酷だったりするのは人間らしさの証明。
黒子はエミリオとは違うと主張して自分で付けた。

ギフト『冬木立』は人形兵時代の無機質・無感情な心に戻り、世界をモノクロームに見せる。
例外としてエミリオと炎だけが色づいて見えるらしい。
兵士だった彼にとって《混沌》は豊かで栄えた天国。
シェリオに対しては親近感を持ち兄っぽく振る舞う。
しかし内心ではエミリオの記憶が戻るのではないかと複雑。

シリウスは冬の星。
愛に焼かれ心を焦がす青白い情炎の炎。

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