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黒犬の兆し

登場人物一覧

カティア・ルーデ・サスティン(p3p005196)
グレイガーデン
カティア・ルーデ・サスティンの関係者
→ イラスト

名前:バランカ・ボッシュ
種族:魔種(元ブルーブラッド)
性別:男性
年齢:26歳
一人称:俺
二人称:お前
口調:~だ、~だよな、~だろ?
特徴:黒灰色の毛並みの犬型獣種。癖のない黒髪。灰色の瞳は垂れ目がち。身長183cm。痩せて見えるが鍛えられて筋肉質。片眼鏡を着用していることが多いが視力が悪い訳では無く役としての演出。
設定:イレギュラーズとなる前にカティアが所属していた舞踏団『シルク・ド・リュス』の団員。

彼が生まれた《鉄帝》北部の峡谷の村では獣種が主な住人であったが、雪のように白か白に近い毛並みを持ち、黒犬は不吉の象徴とされていた。
そのためバランカは忌み嫌われ、村中から迫害を受けて育つ。
家出した彼は表向きは旅の舞踏団、裏では暗殺や強盗を請け負う『シルク・ド・リュス』に拾われ、刺客として教育を受ける。

魔種となる前のギフト『黒犬の遠吠え』は死者が出たり、不幸か訪れたりする家を何故か嗅ぎ分けることがあるというもの。
表ではギフトを利用して吉兆を言い当てる魔術師、裏では若い団員を指揮するリーダーをこなす。
自称コンダクター。
杖の髑髏は目が光るよう細工している。

カティアの両親を殺したのも、物心つかぬ幼子のカティアを舞踏団に引き入れたのも実はバランカ。
カティアの兄貴分として世話をし、教育を受け持つ一方でカティアを自分に都合良く仕組む。
容姿を利用して標的を誑し込む術をカティアに教え込んだのも彼。
カティアに対して恋愛感情も肉欲も持たない代わりに、自分が手をかけて育てた所有物としての執着心は強い。
躾と称したハラスメントや行動のストーキングは日常茶飯事。
そのくせカティアが己の支持で手を汚したり身を穢したりするのを楽しむサディストぶりを発揮する。

『シルク・ド・リュス』が壊滅した事件で処刑されるはずであったが、魔種となったことで逃げ延びる。
反転の切欠となったのはカティアの裏切り。
迫害を受けて育ったバランカの心の奥底には理不尽な運命に対する怒りがある。
それを超然とした態度で他人を意のままにし、人の命運を握ることでこれまでは鎮めてきた。
しかし何ら予兆も見せずに所有物が寝返ったことでカティア個人に対して愛執に昇華。

魔種となったバランカは各地で悪事を繰り返しつつ、カティアを悪者、あるいは犯人にしたてて追い詰める。
いつ裏切るか分からぬカティアを自分に確実に繋ぎ止めることで、不安材料を取り除くために。

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