SS詳細
<アーカーシュ>アクス・ツー
登場人物一覧
- リオーレの関係者
→ イラスト
名前:AKS-2(アクス・ツー? そこから先は削れて読み取ることが出来ない)
種族:秘宝種(?)
性別:無し
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:――!
二人称:――!
口調:――!
特徴:苔むしている。ちょっと壊れている。優しい。時々、とっても意地っ張り。
設定:
少し前に、リオーレが深緑の迷宮森林内で発見したゴーレムのようなもの。
おそらく秘宝種であると思われる。
すぐさま爺達(爺一人では無理だった!)に持ち帰らせたところ、なんと突然、屋敷内で起動した。
駆動状態を示す胸部の宝玉が眩く輝き、爺の顔がカッと照らされ、光学式認識機構――即ち目が、リオーレを捉える。
これは推測でしかないが、プログラムがひどく破損していたらしく、起動時に初期化処理が走った模様。
結果として最初に認識したリオーレを自身のマスターと認識した。
音声出力機能が破損しているらしく、コミュニケーションは電子音のようであるが、リオーレには(あるいは慣れれば)なんとなく意味が分かる。
エネルギー源は光であり、よく日向ぼっこをしている。冬はぽかぽかとあたたかい。夏は、あー……うーん! 目玉焼き出来るかな!
実のところ空飛ぶ島『アーカーシュ』から偶然落ちてきたものだが、リオーレはそのことをまだ知らない。
アーカーシュには同型のロボットが多数眠っているのは間違いないが、今は誰も知る由がない。
なんだかんだで主人を保護する機能はしっかりと作動しており、リオーレに対しては控えめかつ丁寧なお世話を心がけ、また危険に際しては保護行動を取ることもある。
故に割と普通に、執事メイド力(ちから)が高い。
爺とはちょっとしたライバル関係になることもあり、両者の視線は少々コミカルな雷撃でぴりぴりとはじけ合う事も?
リオーレは主従関係ではなく、あくまで友人として接しており、良き遊び相手になっている。
家から見ても、立場的には坊ちゃんの友人であり客人だが、同時に拾い物でもあり、何しろ訳わからん存在だということで、良い感じにうまい具合のポジションに収まっている。
今では屋敷にもずいぶん馴染んだようで、「アクス君」「ゴーレムさん」等と呼ばれ、なかなか重宝されていたりもする。
時折リオーレを『どこか』へ案内したい様子が見受けられるが、果たして。
何時の日か、おそらくきっと近いうちに、リオーレはアーカーシュの大地を踏むことになるのかもしれない――。