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迂儒卿
登場人物一覧
- ジュリエット・フォーサイスの関係者
→ イラスト
名前:シン・オルバークラフト
種族:人間種
性別:男性
年齢:35歳
一人称:私
二人称:貴方
口調:~です。~ですね? ~でしょう。
特徴:温和、穏健
設定:
幻想の貴族、北部方面オルバークラフト家の長子。
派閥はアーベントロート派に属しているが、温和であり人当りが良いため派閥間を超えて友人が多い人物でもある。召喚され、身寄りが無かったジュリエットと偶然出会い、身元預かり人として名乗り出た人物でもある。
オルバークラフト家は北部――つまり鉄帝との国境に近しい場所に領地を持っており、度重なる抗争の経験もあってか武闘派な面が強い家であった。しかしシン自体は前述の通り温和な人物であり、あまり荒事には向いていない。
長子である故に次の当主として目されているが……
武闘派の血族に相応しくないと思っている家臣も多い様である。
その為彼の弟の方を当主に、という不穏な動きもあるとか。
かような状況にはシンも頭を痛めているようであり、時々ジュリエットに零す事も。
彼自身の武力は左程でもないが、知恵については中々回る方であり自身に敵対する者達の動きは早急に察知。彼に賛同する少ない配下を駆使して領内の『騒動』をなんとか抑え込んでいるようだ。
ちなみにそんな大変な状況であるのだが、彼は度々王都メフ・メフィートの大図書館『ハプスヘルベン』に足を運ぶ本の虫でもある。歴史、各国の地理、面白い物語……それらを解きに夜深くまで読み漁る事もあるのだとか。
「いやはや全く飽きる事がありません。貴族の身など、いらぬ陰謀や政治に巻き込まれるろくでもないモノだとしか思えませんが……この図書館などに自由に出入りする事が出来る身に生まれた事は、実に感謝すべきですね」
屈託のない笑顔でシンは本を語る。
もしも貴族の身に生まれていなければ――こういう所に務める者にでもなっていたのかもしれない。
その熱心ぶりには迂儒(うじゅ)卿とも揶揄する者もいるが、彼の知識は多くに精通する相当なものでもある。
またジュリエットの事はイレギュラーズとしてこの世に訪れた存在と知り、今後の事を切に心配している。イレギュラーズであるならば、これから多くの――なんらかの戦いに出向く事があるのかもしれない。
あのようなまだあどけない少女が戦う。
……大人の、己のなんと無力な事か。
「どうかご無事で。ええ――また必ずお会いできる事を、祈っております」
- 迂儒卿完了
- GM名茶零四
- 種別設定委託
- 納品日2020年11月10日
- ・ジュリエット・フォーサイス(p3p008823)
・ジュリエット・フォーサイスの関係者