ＳＳ詳細
大好きな『シュトッカー』
登場人物一覧
- ワルツ・アストリア(p3p000042)
†死を穿つ†
名前：ワルツ・アストリア
一人称：私
二人称：～君、～さん
口調：ね、よ、なのね、なのよね？
特徴：可愛いもの好き、チョコレート好き
設定：
ワルツ・アストリアには休日のちょっとした楽しみがあった。
練達に旅人達が持ち込んだチョコレートをコーティングしたビスケットやプレッツェル。その中でもワルツが好むのは持ち手となる部分だけがチョコレートをコーティングされていないタイプの菓子である。
その名も『シュトッカー』！ 甘くてさっくりとした細いビスケットとチョコレートを一度にぱきりと楽しめる美味しい品なのである。
中々、他国では売っていない。それ故にワルツは休日になればいそいそと練達へと向かい大量購入を行っていた。
但し――『凜とした素敵な女性』像から離れてしまうので大量購入してもこっそり持ち帰らねばならないのだ。
これは中々に……そう、中々に難易度が高い！
水色の女剣士に言わせれば「美味しいなら沢山食べてね？」と言う結論が出るのだろうが、ワルツは休日に大量購入していることは彼女には一応隠して居た。何処に行くのと聞かれようものなら練達に調査、とそっぽを向くだけなのだ。
「これはとっても美味しいのよ」なんて言えなかった。何故なら、彼女はツンとしてそっぽを向くように見えて実はシャイなだけの女の子なのだから。此れが美味しいと勧めて良いものか……ワルツは常にそれに悩み続けているのである。
「繊細な狙撃の仕事には糖分の摂取が必須なのよ！」と口にすれば「集中力を高めるためか」と皆、納得してくれるだろう――だが！
此処からはワルツだけの秘密であるが……本当はとってもとっても、甘いものが大好きなのだ。
シュトッカーの公式キャラクターである可愛いもふもふした羊のシュトック君だって可愛くて大好きだ。
けれどそれを言うのは何となく恥ずかしいから秘密にしておこう。
そう、秘密に……。
――家に帰ったらシュトッカーが二箱と、シュトック君の限定ぬいぐるみが出迎えてくれた。
傍にあったメモでは「偶々出かけたから買っておきました」と水色の女剣士さんからのお手紙が……。
「――――――！？」
……隠し事もちょっぴり下手くそなのである。
