相似形

登場人物一覧

名前：霧島 戒斗(きりしま・かいと)
種族：旅人
性別：男性
年齢（或いは外見年齢）：27
一人称：俺
二人称：お前、アンタ
口調：だ、だぜ、だよな？
特徴：兄貴分、背負い込み過ぎ、自己犠牲的
設定：
再現性東京の一角、過去から逃げるように希望ヶ浜に居を構える。
＜夜妖＞モーファにより、教え子を失った。
頭では何が正しいかわかっていても、教え子とよく似た姿を持ち振る舞う夜妖を討伐する決意はつかない。
そんな時、目の前に現れたのは、かつての自分が助けられなかった『赤い目の自分』、カイト(p3p007128)だった。
影が復讐を望むのであれば、甘んじて受けるべきかと思った。
あるいは、”代替品”だというのなら、これ以上の悲劇を撒かないように、自らの手で決着をつけるべきかとも迷った。
オリジナル「霧島 戒斗」の思いに反し、カイトは協力を申し出る。
苦悩を分かち、決断しながらも……銃弾によって鎖を断ち切った。
カイトという存在が、「痛みを知り、別の感情を持ち、違った決断ができる一個人」だということを知った。
もはや、カイトは付きまとう過去の影ではない。
過去をすべて肯定することはないだろうが、それは烙印ではなくなった。
同じ容姿と、同じ名前。
周囲には、幼いころは疎遠だった親戚同士が、たまたま紛らわしい名前を付けてしまったと言っている。
……言う事ができるようになった。どちらも戒斗（カイト）であると。
「似てるだろ？　でも、別人だ。俺は戒斗で、アイツはカイトだ」。
かつての戒斗であったなら、顔を隠し、名を捨て、再び逃げ出していたかもしれない。
けれど、俺（カイト）はそうしなかった。
事件後も、この再現性東京に教師として留まることを選ぶ。
「桜庭のこと、アンタも忘れないでやってくれ」
穏やかで争いを好まない、心優しい人物。
雨の日は少し憂鬱になる。