SS詳細
王級魔族・クゥエル
登場人物一覧
- マリア・レイシスの関係者
→ イラスト
名前:クゥエル・ドラグーン
種族:旅人
性別:女性
年齢:不明(1000歳以上)
一人称:私
二人称:基本的には呼び捨て
口調:~だね。~だな。~だろう?
特徴:人殺しが出来ない?
設定:
マリアの出身世界でかつての友であった魔族の人物。
そして――マリアがその命に終わりを齎した人物。
出身世界では『修羅堕ち』という殺戮衝動が活性化する状態に陥っていた。これは本人の意思によらず殺戮を行ってしまう、魔族に共通する病の様な呪いの様なモノである。最強の王級魔族の一角であった彼女も例外でなく――
ついに抑えきれなくなった頃、自ら望んでマリアと決闘を行った。
己が主であるヴェルフェリア・リンドヴルムにも見届けられながら最終的にマリアに敗北し……千年以上続いた生は遂に終焉を迎えたのだ。(SS:『またね。』より)
その後遺体はヴェルフェリア領に安置されていた……のだが、ある日消失。
これが混沌に召喚された日であり召喚と同時に何故か新たな命も宿っていた。(なお遺体が盗まれたと思い込み、激怒したヴェルフェリアによって領土内一部が更地になる痛ましい事件が故郷では起こったのだが……まぁ些細な事である。うん)
しかし召喚と同時に記憶の大半が喪失。
特に『修羅堕ち』していた頃の事は――全てではないがほとんどが忘却の彼方にある。リンドヴルムの血族として謳歌していた頃のクゥエル・ドラグーン。それが今の彼女と言えるのかもしれない。
なお、戦闘時はヴェルフェリアと非常に似たスタイルを使用する。
主従の様な関係だったからか、幾らか教えられた技術が存在するようだ。
――呼吸一つが清々しい。
旅人の例に漏れず混沌肯定により弱体化しているものの――
新生した彼女の魂はかつての全盛の時の様に輝いている。
蛇が古き衣を脱ぎ捨てる様に。末期の呪縛は最早なく、原初へと到達したのだ。
……それが良い方向かは分からない。
クゥエルはかつて修羅堕ちによらず殺戮に身を浸していた頃があったのだから。
永き時を生きる内にクゥエルは精神的に『人(知性体)を殺せなくなった』経緯があった。それがマリアと果たした死闘の理由。
では――摩耗した魂が蘇った時、彼女は『どう』であるのか?
人を屠れるか。或いは殺せぬか、殺さぬか。
忘れ果てた記憶が再び舞い戻る事はあるのか。
全ては白紙の未来にのみ刻まれる。
現在は混沌各地を放浪しているらしい……
- 王級魔族・クゥエル完了
- GM名茶零四
- 種別設定委託
- 納品日2020年10月19日
- ・マリア・レイシス(p3p006685)
・マリア・レイシスの関係者