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SS詳細

stella regia

登場人物一覧

リゲル=アークライト(p3p000442)
白獅子剛剣
リゲル=アークライトの関係者
→ イラスト

名前:レグルス・ド・ヴィルパン
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):21
一人称:僕
二人称:キミ 
口調:~だね。~だよ。
特徴:金髪を結い上げたミステリアスな美形の青年
設定:

 有力貴族ヴィルパン家の長男。
 幼少時レグルスとリゲルは同じ教師のもと、騎士としての教えを学んだ。
 レグルスは優秀な人物である。
 しかし、幼少時事あるごとにリゲルと比べられた過去がありそれが心の棘となっている。
 それは教師が優秀だが怠けがちな部分もあるレグルスへの発破であったのだが、本人は気づいてはいない。
 
 弟にエトワール・ド・ヴィルパン。
 自らは天儀の宗教学の研究者になり、この国を良くするために働くという建前のもと次期当主の座は弟に譲った、ということになっている。
 それもあり弟には尊敬されている。
(実はレグルスは妾腹の子である。故に嫡男としては認められていない。このことはヴィルパン家でも公然の秘密。弟はまだそれを知らない)
 
 レグルスがリゲルへ向けるコンプレックスはリゲルのものを奪うことによって満たされることにある日彼は気づく。
 彼はリゲルから何かを奪う。
 たとえば、功績。
 たとえばリゲルの憧れる女性。
 彼はリゲル本人には気づかれず少しずつ奪っていくことに執心していた。
 リゲルはレグルスにたいして悔しがるどころかいつも心からレグルスを祝福していた。
 顔にはださねどもその祝福がレグルスにとっては呪いでしかなかった。
 ときにはリゲルと仲良くする弟のエトワールに、リゲルの悪口を吹聴することもあった。
(故に、兄の言葉を信じるエトワールはリゲルに反発感情を覚える。しかしリゲルを深く知るごとに兄の言葉との乖離に気づくが、エトワールは兄の言葉を信じる)
 天儀の件でも、リゲルの足を引っ張ろうと、貴族に有りもしない風説を流布するが、それ以上の功績をあげたことによって、打ち砕かれた。
 やがて彼を羨む気持ちは憎しみに変容していく。
 リゲル本人はレグルスのことをいい友人であり、立派な騎士である同僚だと認識している。


「なるほどね。なるほど。そんなかんたんな方法があったんだね」

 とある雨の日、雨音に混じる聲を聞いたという。
 その聲に耳を傾けたかどうかは誰も知らない。

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