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夜を堕とした者
登場人物一覧
- ノースポールの関係者
→ イラスト
名前:ルドルフ・オルリ
種族: Unknown(元ブルーブラッド)
性別:男性
年齢:Unknown(外見は20代)
一人称:私
二人称:君、名前+くん(男女問わず)
口調:~だ、~だね、~だよ、~なのか?
特徴:夜空色の艶を帯びるプラチナブロンドの髪と、黎明の光彩を持つ瞳。白い衣装の上から羽織るのは宵に染まるストールとマフラー。
端正な顔立ちは聡明さを表すも、その手足の指は禁忌を犯した咎により夜闇に浸食されている。
身長は182cm。痩せて見えるがその身は引き締まっている。
設定:探し求める人物の情報を求め、彼女が騎士様と呼び慕うギルド「風護院」のマスターであるクリス・ヴァイラスの元を訪ねてきた人物。
そこでノースポールとも知己を得る。
自らを『渡り鳥』と称する彼だが、長命・博識な彼を『白暁の賢者』と呼ぶ者も。
元々は白い翼を持つ朝告げ鳥の一族に生まれた剣士。
朝の訪れを喜ぶ者達の中で、ルドルフだけが夜が何処へ消えたのかを気にしていた。
そしてある日、ついに朝の光に追われるように立ち去る貴婦人を見つける。
長い髪は夜の深き闇の色。眼差しに星芒を湛えた彼女は夜の精霊。
一目その姿を見たとき、ルドルフは恋に落ちてしまった。
逃げ去る彼女を留めようと爪先はドレスの裾を踏み、指先は袖を掴む。
『逃げないで愛しい人。私は君をずっと求めていたんだ』
『離してください。朝の光を浴びたらわたくしはもう夜の世界へ戻れなくってしまいます』
『戻らなければいい。戻れないというのなら、僕の腕の中にいればいい』
朝告げの鳥が愛を告げてその身を抱くと、夜の精霊は迸る想いを受けて喘ぎ啼く。
そして暁の太陽が上ると瞬く間に消えてゆき、空蝉だけが一夜の名残に残された。
ルドルフは闇色に染まった己の手足の指を見る。
それは夜を捕まえた証。
夜を堕としたことの咎。
その罪の印さえも愛おしく、睦んだ女の衣を纏い続ける彼は、最早鳥の姿を取ることも出来ない。
ただ人と交わり戻れなくなった精霊が、この世のどこかにいると信じて果て無き夜を探し続けるだけ。
「どこかであの
夜空の道標たるノースポールに仔細を語ったルドルフは、彼女の仇の情報が入ったらこちらも教えると約束。
そして東から西、そして朝から夜へと、渡り鳥となって当てどもない旅をする。
ノースポールの心に愛執という業のあることを教え残して。
- 夜を堕とした者完了
- GM名八島礼
- 種別設定委託
- 納品日2020年10月06日
- ・ノースポール(p3p004381)
・ノースポールの関係者