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シナリオ詳細

とある洞窟、スライムわきわき増量中

完了

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●とある洞窟、スライムわきわき増量中
 無辜なる混沌、幻想国。
 穏やかな気候のこの国の、街道から少し離れた岩肌に……ぽっかりと空いた洞窟が1つ。
 近隣に住む下級貴族の依頼を受けて、冒険者達が洞窟を探索しようと入っていった……のだが。
 ほどなくして冒険者の1人がぼろぼろになった姿で脱出してきてこう言った。

「大変だ……至急、ローレットに討伐依頼を頼んでくれ!
 洞窟の奥の方にスライムが大量に沸いてるんだ……内部の探索どころじゃない!
 他の仲間はまだ中で戦ってるが、俺達だけじゃ対処しきれない数なんだ……!」

 彼曰く、中に残っている冒険者達だけでは倒すのに時間がかかる上、確認できていない奥の方でさらに増殖している可能性もあるだという。増殖原因はわからないが、大量のスライム達が洞窟の外に出てくる前に対処する必要がある……だから早く応援を、と。

 この事を知った下級貴族は、スライム退治のみならず洞窟探索や冒険者の救出も含めてローレットへ頼みこむことにした。
 事態を解決できるのは、イレギュラーズしかいないのだ!

●依頼:スライム退治
「今回向かってもらうのは、幻想国内にある未踏破の洞窟だ。
 依頼主は洞窟近隣の土地に住む下級貴族。冒険者達に洞窟内の調査を依頼した所、中はスライムだらけで冒険者の内1人が脱出して応援を要請し、ローレットに話が持ち込まれて今に至るという訳だ」
 情報屋の青年はイレギュラーズにそう説明する。
 自身の手元でフルーツゼリーを揺らしてぷるぷるさせながら。

「依頼内容は、洞窟内にいる大量のスライムの退治……が主だけど、それ以外にもやれる事はあるよ。
 洞窟の内部調査に、まだ洞窟内に残ってるであろう冒険者達の救出や手当て。
 他にも何か思いついた事があればやってみるのも手かもしれない」
 スライムの大量発生原因がまだわかっていないが、洞窟内で原因を発見でき次第、速やかに破壊してほしい……というのも依頼主の希望だ。
 原因以外の発見物は持ち帰っても構わないけど、宝箱等にスライムが潜んでいる可能性もあるので気を付けたほうが良いかもね、と情報屋は語る。

「スライム自体は君達なら簡単に倒せる強さだけど、とにかく数が多い。
 大きくて強いスライムもいるって話だ。気を付けて行ってきてね」
 君達の活躍を期待しているよ、と……そう言って情報屋はイレギュラーズを送り出す。
 無事の帰還を願い、君達らしい活躍の話を楽しみにしながら。

NMコメント

 こんばんは。
 たまに出てくる系のNM、往螺おときです。

 今回は幻想カジュアルラリー。増えるのは幻想名声です。全1章予定。
 プレイング受付期間は10月16日(日)23:59までを予定。
 来たプレイングを順に執筆していくスタイル。複数回参加も大歓迎です。

 同行者ありかグループタグありの場合、受付期間終了までに全員が揃わなければ未採用のまま終わる可能性もありますのでご注意を。
 また、往螺の自PCが参加する(1~2回程を予定)事もありますのでご了承願います。

●状況説明
 幻想国内の未踏破の洞窟に、大量のスライムが増殖していることが判明。
 内部で冒険者達が戦っていますがスライムの数が多すぎて対応しきれていません。
 また、スライムの大量増殖の原因になる物が洞窟内にあるようです。

●目標
 洞窟内のスライムをすべて倒す事

●他に出来る事
 洞窟内の探索(+スライム大量増殖原因の破壊)、冒険者達の救出

●行動タグ
【スライム退治】…洞窟内のスライムを倒す
【洞窟探索】…洞窟の中を探索する
【冒険者救出】…冒険者達の救出や手当等を行う
【その他】…上記以外の行動(そのまま採用されるかアドリブが入るかは内容次第)

●敵
 スライム。ゼリーみたいにぷるぷるしていて可愛いのですがとにかく数が多い。
 跳びかかったりのしかかったりして攻撃してきます。

 範囲攻撃で一蹴できる小スライムが大量に出現し、
 単体攻撃が有効そうな中スライムも沢山います。
 複数回攻撃するか威力の高い攻撃で倒す必要がある大スライムも何体かいるようです。

●味方
 洞窟内で対処にあたっている冒険者が複数います。
 既に怪我人や戦闘不能者が出ているかも……。
 イレギュラーズからの指示には、無理のない範囲であれば従う事でしょう。

●洞窟
 岩肌むき出しの、未踏破の洞窟。内部は広く、いくつもの通路がある様子。
 探せば何かしら見つかりそうですが、スライムが隠れている可能性もあります。
 依頼主曰く「スライム増殖の原因になっている物があれば破壊してほしい」との事。
 増殖原因でない物に関しては持ち帰ってもいいそうです(アイテム化はされませんが)。

●プレイングの書式
1行目:行動内容タグ(【スライム退治】【洞窟探索】【冒険者救出】【その他】のいずれか)
2行目:単独参加なら空白行。同行者がいればIDやグループタグ
3行目以降:行動内容やセリフなど

 単独参加の方は単独で1つの節、同行者あり・グループタグで参加する場合は同行する全員を1つの節で描写します。
 また、同行する方以外の他PCさんに関連するプレイングは(NM往螺の自PCの事であっても)プレイングを採用しない・採用してもその部分を描写しない場合があります。
 
●サンプルプレイング1
 【スライム退治】
 
 スライム退治に来たよ!
 結構数いるなぁ……スライムたちを範囲攻撃でどんどん倒そう。
 このスキルには識別がないから、冒険者を巻き込まないよう気を付けるね!

●サンプルプレイング2
 【洞窟探索】
 【サンプルチーム】
 サンプルチームの皆と一緒に、洞窟内を探索します。
 探索にこの非戦を用います。私のギフトも有効そうだから試してみますね。
 スライム増殖の原因になってる物があれば、攻撃スキルで破壊しましょう。

●最後に
 ここまで目を通していただき、本当にありがとうございます。
 皆様のプレイング、心よりお待ちいたしております。

  • とある洞窟、スライムわきわき増量中完了
  • NM名往螺おとき
  • 種別カジュアル
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年10月26日 16時40分
  • 章数1章
  • 総採用数4人
  • 参加費50RC

第1章

第1章 第1節

祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
祈光のシュネー

「敵が洞窟の中にいるうちに何とかしたいな。みゃー」
 そう思いながら洞窟に足を踏み入れた祝音は、洞窟の中を進む……目指すはスライムが沢山いる箇所。探索よりもスライム退治に向かう事にしたらしい。

 しばらく進むと、スライムが大量に沸いているエリアに到達。付近では冒険者達が戦っているが苦戦しているようだ。

「多い、ね…何でこんなに増えたんだろう…?」
 何か原因、あるのかな……とも思うが、スライムの数を減らさなければ冒険者達の命も危うい。敵数を減らす為、祝音は戦闘を開始した。
 糸切傀儡……組み上げた気糸の斬撃を広く展開し、多数の小スライムを切り刻んでいく。

「ゼリーみたいに切り刻むよ、増えすぎたスライム達…!」
 大量にいる小スライムはどんどん刻まれていくが、その攻撃に耐えるスライムもいる……中スライムや大スライム。効くかどうか試そうと通常攻撃を繰り出せば、単体への攻撃である一撃は中スライムを打ち砕いた。

(この後は別の行動に移るかもだけど……)
 先に小スライムの数減らしに専念した祝音。糸切傀儡を幾度も展開し、小スライムを刻み倒して細切れにして。
 何体倒したんだっけ……まぁいっか、と思いながら。
 小さい体でスライム達を倒していく姿は、冒険者達には状況を変える希望に見えたことだろう。

 ふいに祝音の脳裏をよぎるのは小さく可愛い猫の事。それもまた平静を保つ為の心の癒しなのだ。
(猫さん撫でたいなぁ、みゃー)

成否

成功


第1章 第2節

祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
祈光のシュネー

(冒険者さん達は大丈夫かな)
 先程戦い、敵数を減らした祝音だが……この場にいるのは彼だけではない。周囲を見回して冒険者たちの状態を確認すると、傷が浅く戦える者もいるが、深い傷を負って戦う者や既に倒れている者もいた。

 祝音は、コーパス・C・キャロル……聖体頌歌を歌いながら、冒険者達の傷を癒していく。
 感謝する者、癒しの範囲へ動けない者を運ぼうとする者。スライム達が彼等に近づこうとして……

「冒険者さん達は、生きて帰るんだ。だから……邪魔しないで!」
 敵に気づいた祝音は、怒りと共に糸切傀儡でスライムを攻撃。倒れなかったスライムも進みが遅くなり、その間に別の冒険者達に攻撃されて倒されていく。

「動ける人には自力で逃げてもらって、動けない状態になってる人は僕が頑張って運ぶよ」
 祝音が、動けない冒険者の1人を背負って移動を開始する。
(1人位なら、何とか…何とか…)
 しかし、祝音では1人が限界。それでも……
「洞窟の外か入り口付近までは、頑張る……!」

 祝音の意図を察した冒険者達は、戦える者達だけが残り、戦うのは無理だが動ける者達は他の動けない者を背負って共に洞窟の入り口付近まで移動する。

「ごめんね、近くの街まで送れなくて……」
 謝る祝音に「そんな事はない」「おかげで助かった」と礼を言う冒険者達。
 中に残った冒険者達と、倒し切れてないスライム達の事を考え……後でもう1回入ってくるよ、と思うのだった。

成否

成功


第1章 第3節

レイア・マルガレーテ・シビック(p3p010786)
青薔薇救護隊

「スライム退治なさっている方がいるので、私は冒険者救助に行きましょう。」
 そう言って、洞窟に足を踏み入れたのはレイアだ。

 洞窟を進むが、スライムは殆ど見られない。
(ある程度退治なさってくれたのか、ヒーラーの私でも対応できそうですね。)
 少し奥へと足を踏み入れると……脇道から出てくる数体のスライム。神気閃光で攻撃し、倒せずとも敵がひるんだ隙にさらに奥へと進んでいく。

 ついにスライムと戦う冒険者達の元へ辿り着いたレイア。倒れている冒険者も1人2人確認できる。
「……倒れている冒険者の方おられましたね。もう体力がだいぶないようで……」
 天使の歌を歌い、倒れている冒険者を回復。毒にかかった冒険者もいた為回復しようと思ったが……その隙にスライムがレイアを攻撃し、対応する為ヴァイス&ヴァーチュで応戦。レイアにかかった毒は回復できたが、冒険者の毒の回復は難しそうだ。

「冒険者さん、立てますか?」
 歩けそうならこれで、あっちの光のある方向に向かっていけば出られますよ、と伝えれば、回復のおかげで立てるようになった冒険者が毒にかかった者を背負い、君はどうするのかと聞いてきた。
 私はもう少し冒険者の方を救助してから出ますね、と答えれば「わかった。ありがとう」と礼を言われて。

「では、冒険者さん。お元気で。迷子になってはいけませんよ。」
 去っていく冒険者達を見送った後、レイアは別の冒険者の救出に向かうのだった。

成否

成功


第1章 第4節

ユイユ・アペティート(p3p009040)
多言数窮の積雪

「えっ……簡単な依頼かと思ったら、中で増量中なの? 怖ぁ……」
 そう言いながら、洞窟へと足を踏み入れたユイユ。索敵しつつ先へと進んでいく。
 遠くまで見回してみても、透視で壁や遮蔽物の先を見ても、特にスライムは見当たらない。
 できる限り道も覚えておこう~、と覚えつつ進み……少し遠くでわきわきしているスライム達を発見した。

「うわぁ……本当にわきわきしてるー! お金もご飯もこんな感じで増えてくれないかな!?」
 確かにお金もご飯も増えるととても嬉しいのだが……悲しいかな、増えているのはスライムだ。
「……なんか、虚しくなること言っちゃったな……探索とはいえ数は削いどくかー。気分転換にね!」
 プラチナムインベルタで小スライムの数を減らし……近づいてくる残りの敵に、試してみよう、とソニックエッジを放つ。中スライムは1撃で倒れ、最後に残った大スライムも2撃与えれば耐えきれずに消えていく。

(道を覚えきれなくなったら一旦引き返すよ~! 逃げ足は自信があるんだ!)
 そう思いながら先まで進み、覚えきるのも限界かと思った少し先にうごめく影。自慢の逃げ足で走り切り、出口へたどり着いた。

 脱出後、ユイユは洞窟の入り口横に石や木の枝を用いた洞窟の地図を作っていく。
「他の人の役に立てばいいけど、誰かが続き描いて地図もわきわき増えないかなー!」
 洞窟の地図も増えていくのを想像すると、何だか楽しい気がしてくるのだった。

成否

成功


第1章 第5節

●スライムわきわき、その顛末
 その後の話をしよう。
 イレギュラーズ達の協力のおかげでスライム討伐・冒険者救出・洞窟探索が進み、残る冒険者達では全てのスライムの討伐はならなかったものの、冒険者達は全員生きて洞窟を脱出できたという。
 冒険者達はイレギュラーズ達に感謝しながら「あの後はスライムの増殖が前より減っていた」と語っている。

 作られた洞窟の地図も活かして追加の探索が行われた結果、砕けた宝玉らしきものが数カ所で発見され……恐らくイレギュラーズの戦闘中に攻撃の余波で破壊できたものとみられる……宝玉らしきものがスライム増殖の原因であった可能性があり、追加探索時にはスライムは通常と同程度にしか増殖していなかったと報告された。これならば以後は定期的な討伐で何とかなるだろう、との事。

 依頼主の下級貴族も、イレギュラーズのおかげで冒険者達も生還し今後の対応の目途も立った為、大変感謝しているという。
 とある洞窟のスライムわきわき増殖現象は対応完了、と情報屋は告げた。
 お疲れ様、イレギュラーズ。君達のおかげで助かったよ……。

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