シナリオ詳細
rain on flame
オープニング
●炎燃ゆる、きっといつまでも
春先の深緑。さらさらと波のように流れる木々と青々とした草。そして開き始めた花々。
豊かに実りゆく森に、それは現れた。
「一匹たりとも村に入れるな。連中の炎は水をぶっかけても消えないと思え」
太い枝の上に立ち、弓を握るハーモニア。森林警備隊のひとりである。
額には汗。胸にはロザリオ。
顎にまで汗が流れ落ちるのは、なにも戦いへの緊張ばかりではない。
あたりを覆う熱気ゆえである。
彼はグリーンのマントを払うと、矢をとって構えた。
前方からは炎の群れ。
厳密にいうなら、『歩く炎』とそれによって広がった火である。
歩く炎――『山喰い』と呼ばれるその魔物は、時折迷宮森林に現れては森を焼き払おうと霊樹集落を襲撃するという。
「消火隊は派遣しておいた。っつーか熱すぎんだろ! 全裸ンなっていいか全裸ぁ!」
剣を手に水流の魔術を唱えた魔術師風のハーモニアは炎がそれ以上広がらないように水をあたりに撒くと、改めて魔方陣を形勢。
水の槍を作り出し『レッドストーカー』へと発射した。
対してレッドストーカーは飛来した槍を掴み、ジュッと手の中で蒸発させる。
更には腕から炎の剣をはやすと、魔術師へと斬りかかった。
魔術師は素早く神秘結界を展開して防御。炎を眼前で停止させる。
「オイオイ火ならよぉ! 水かけたら消えろよな!」
「なにを子供みたいな事を言っている。もうじき雨が降る、それまでにカタをつけるぞ」
枝の上での弓使いが高速で矢を五連射し、レッドストーカーの肩や腹へと刺していく。
「しかし、本当に熱いな」
「やっぱ全裸ンなっちゃ駄目?」
「だめだ」
●レッドストーカー
「ヴァイオレッドな天候ね。きっとスモーキーグレイな雨がふるわ」
宙に手をかざしてつぶやく『色彩の魔女』プルー・ビビットカラー(p3n000004)。
ファルカウ内にあるというローレット拠点。
陽光のさしこむカフェテラスにて、ローレット・イレギュラーズを出迎える形でティーカップをすっとかざした。
「依頼書はもう見たとおもうけど……『レッドストーカー』は知ってるかしら。迷宮森林に発生する魔物で、平たくいうと『森を焼く魔物』よ。
森林警備隊がすぐに駆けつけて撃破と消化にあたってるけど、今回は少し個体数が多いみたいね。防衛エリアをひとつ任される形になったから、今からチームを組んで向かって頂戴」
レッドストーカーは人の形をした炎ともいうべき魔物である。
身体の形を変えての格闘や炎を発射するなどの攻撃を行い、そのたびに周囲の木々や草を燃やしていく。周囲が燃えていればいるほど能力が高まるようだ。
そのためフィールドはひどい熱気をもち、燃え広がる炎も適宜消化していかなければレッドストーカーの能力を高めることになる。
逆に言えば、消化活動が早ければレッドストーカーの能力を低下させることができるだろう。
「力業で素早く倒してもいいし、炎を押さえる事に力を注いでもいいわ。得意なやり方を選んでちょうだい。あとは、任せたわよ」
プルーはティーカップを置くと、行ってらっしゃいと手を振った。
- rain on flame完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2021年04月30日 22時00分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●
現場へと急ぐ森林警備隊の案内をうけ、『協調の白薔薇』ラクリマ・イース(p3p004247)や『魔風の主』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)たちは担当エリアへと走っていた。
近づくにつれ、森の香りに混じる灰。木々の声を聞くことが出来るラクリマたちにとって、それは心を締め付ける光景であった。
「迷宮森林には色々な命が住んでいる。
彼らの活動によって森が壊れることはあるけど、まあそれは仕方がない事だと思う。
でも『山喰い』だけは許せない。あいつら破壊し過ぎだよ。というか、森で火を扱うなっ」
怒りに拳を握るウィリアム。駆けつけた現場では森林警備隊の新人たちが消火活動に当たっていた。
「『夜明けの虹』か! よく来てくれた、腕は衰えてないよな!?」
「『山喰い』はこの先です。俺たちじゃ歯がたちません。先輩たちが来てくれればよかったんですが……」
「いいよ」
ラクリマが小さく手を上げると、新人の一人が『信条の白薔薇だ』とつぶやいた。
「この先の戦闘と消火は僕らに任せて。炎の拡大を防いで」
『森ガール』クルル・クラッセン(p3p009235)は頷き、同じように前へ出た。
「ここはわたし達幻想種にとって、何よりも大切な森だもの
この森を…迷宮森林を燃やすなんて、捨て置けないよ!
緑と自然を守る為、頑張るよっ!」
そこへ。
「オーッホッホッホッ!」
と、キレのいい高笑いが響いた。
この声は! と顔を上げる新米警備隊員。
「この程度の熱など!お父様に比べればお茶の子かっぱ!
そう!
この!
わたくし!」
フィンガースナップの音と共に、高い枝から飛び降り着地。
ここぞとばかりに、周囲の警備隊たちが一斉に手をかざした。
\きらめけ!/
\ぼくらの!/
\\\タント様!///
「──に! お任せですわーー!」
ご案内の通り『きらめけ!ぼくらの』御天道・タント(p3p006204)が華麗に振り返り、ライジングサンのポーズをとった。
木の陰からスッと歩み出る『葡萄の沼の探求者』クアトロ・フォルマッジ(p3p009684)。
「1人のハーモニアとして、森を焼く所業は決して許せる物ではないわ。
しっかりお灸を据えさせてもらうとしましょう。
ふふ……お灸を据えたら逆に力が出ちゃうかしら」
その手にあるのはピザボックス。
「ところで、ピザ食べる? 暑い中でも食欲が進むペパロニピザはいかがかしら? 辛いものが苦手な人にはトマトソースたっぷりのマルゲリータも出すわよ」
「いただきますわー!」
ピザをはむはむしながら現場へ走るタントたち。
その中には『木漏れ日の魔法少女』リディア・ヴァイス・フォーマルハウト(p3p003581)の姿もあった。
「森を燃やす魔物……あの時は獣みたいな魔物だけであいつらは見かけなかったけど火事は起きていました。もしかしたらあいつらもあの時居たのかも。あの時は何も出来なかったけど、今日は私も戦います。もうあの時のような思いはしたくないから!」
目の前で消えていったもの。平和や命が奪われた瞬間の思い出。
恐怖や悲しみに溺れ、布団にくるまって生きることだって出来たかも知れない。
けれどそうしなかった。
誰かが望んだような気がしたから。
誰が?
少なくとも、自分自身が。
「木漏れ日の魔法少女リディア、行きます!!」
現場に到着すると、人型の炎がゆらゆらと木々の間を歩き、草花をふむたびにそれを焦がして燃やし、燃え広げていく。
『日向の狩人』ミヅハ・ソレイユ(p3p008648)がそんな光景に汗を垂らしたのはなにも炎の暑さゆえばかりではない。
「オイオイオイマジで燃えてんじゃねーか! 嘘だろ、深緑だろここ!?
深緑にもこんな生き物が居んのか……?結構迷宮森林は歩き回ったけど初めて見たぜ……とにかく消火だ消火!
早く消さねぇと森が灰になっちまう」
「森もそうだけど、おれも干からびそうだ。ひぃ、空気が熱い。乾燥する!」
持参したウッドボトルで水を飲み干して、『微睡む水底』トスト・クェント(p3p009132)は改めて身構えた。
「そこかしこ木々の悲鳴でいっぱいだ。早く事態を収めなくちゃ、ってのももちろんだけど、単純にあんまり長時間相手取りたくもないね!」
「同感だ。消火は迅速に、ってな!」
両手に魔方陣を展開するトスト。弓を構えるミヅハ。
こちらに気付いた人型の炎レッドストーカーたちは、まるで笑うように口を開き、『ぼうぼう』と空気を暴れさせたような声をはなって襲いかかってきた。
●
森を燃やし炎を味方につけたレッドストーカーは強力な魔物である。
自らの熱によって水分を蒸発させ渇かした草木を燃料にして更に燃え、その炎をまた更に広げることで自らの行動範囲を広げるとうシステムはどこか細菌の侵食に似ている。彼らにとって炎は力であり、力の源でもあるのだ。
そんな彼らが広範囲に炎を広げた場合、駆逐するのは難しい。
トストは半透明なサンショウウオ型の召喚獣を呼び出すと攻撃命令を発した。
両手の魔方陣にあいたルーンの穴に五指をつっこみ、ぎゅっと掴んで引っ張り出すことで魔法の糸を生成。操り人形のように巨大サンショウウオを操作すると、レッドストーカーへと食らいついた。
ひとのみにした――かと思われたが、サンショウウオを内側から突き破って出現。残る肉体を瞬く間に焼失させていく。
「正面から戦うのはキツすぎる。できても足止めくらいだ」
「それで構わない。炎が広いうちはこっちが不利だ」
トストもラクリマも、聖なる加護のおかげで熱による消耗は軽微におさえられている。だが一方でレッドストーカーは力を常に周囲の炎から吸収し、それを攻撃力や体力に変えているように見えた。
「タントさん! 消火活動は任せます!
レッドストーカー、絶対後悔させてやるのです!! 植物大好き幻想種の怒り思い知れ!!!」
ラクリマは腰から下げたブックホルダーを解放すると、『蒼穹のグリモア』を手元へと引き寄せた。
パチンと音を立てて開いた魔道書が風にあおられるかのようにページを激しくめくり、浮きあがる魔力が氷の槍を作り出す。
ラクリマは歌によって氷を更に鋭利に、そして機敏に動くように整えていった。
男性とは思えぬほどのハイソプラノを発したその瞬間、針の如く細い氷の槍が次々にレッドストーカーへとたたき込まれていく。
その殆どは蒸発してしまったが、すべてを防御できなどしない。
何発かが打ち込まれ、炎の身体であるにもかかわら部分的に凍結を始めた。そこへ追加で打ち込んだトストのオオサンショウウオが食らいつき、今度こそ粉砕していく。
「まずは、一匹!」
レッドストーカーの力の源は炎。つまりは炎を消し止めることこそ、レッドストーカー弱体化の近道なのだ。
「皆様! フォーメーションSでゆきますわ!
Sは――消火のSですわ!」
両手を組み合わせて『S』の字を作ったタント。手の形をスライドさせて輪っかを作ると、魔法の光をはしらせた。
「行きますわ、タント水流!」
輪っかから発射されるすさまじい勢いの放水流。
右から左へなぎ払うかのように炎の力を弱めていく。
「少々の水で消えねーってんならもっとデカイ水をぶつけてやればいい、それこそ"津波"くらいデカイやつをな! 荒れろ大波、『ダイダルウェイブ』!」
そこへミヅハも魔力を込めた矢を発射。着弾地点から激しい水の渦が巻き起こり、スプリンクラーのように周囲へと水をまき散らしていく。
あれだけ活発に燃えさかっていた炎だが、熱による水分の蒸発よりも散水のほうが勝れば当然炎の勢いは落ちる。
「その調子よ。レッドストーカーの力も弱まるはず」
クアトロがどこからともなく取り出したピザボックスを取り出すと、フリスビーの要領で投擲。
炎の中央にぶつかると、ボックスが開き中から氷の鎖が回転しながら散らされていく。
熱気を奪い風を乱すことで炎の広がりを押さえる役目をはたしているようだ。
そんな中でクルルは、手を組み空へと熱心に祈っている。
「空の精霊、雨の精霊、森の精霊、これを聞いてるみんな。森を助けるために、雨をください。おねがい!」
祈雨術(あまごい)は確実に雨を降らせる魔法なんかじゃない。本来雨が降らぬ土地の民が飢饉に恐れて狂わぬように、誰かが努力しているとしめすためにばかり存在する『ごまかし』のすべである。
だが。
時として願いは魔法となり、時として希望は奇跡となる。
「あっ……」
ぽつり、と頬に滴がおちる。
掲げたクルルの両手に、ぱらぱらとまばらに、そしてやがて強く、雨が降り始めた。
「来ました、チャンスです……!」
リディアは降り注ぐ雨に手をかざし、魔法の渦を作り出す。
「タイダル――」
かきまぜるように集めた流れが、巨大な力……流(竜)となって襲いかかる。
「ウェイヴ!」
打ち出された水の魔法がレッドストーカーを包み込み、たちまちのうちにその動きを弱めていく。どころか派手に転倒し焦げ付いた木に身体をぶつけた。
「木に触れても燃え広がらない。力がかなり弱っているんだ」
ウィリアムはとどめとばかりに空中に生み出した水を自分にかぶせると、したたる水に指を立てる。
波紋が空中に広がり、波紋が空中を水面と勘違いさせ。勘違いした空気がそれを水たらしめた。
突如として現れた水の元素が、その状態を自然なかたちに保つべくレッドストーカーへと流れとなって殺到していく。
たちまち飲まれたレッドストーカーは、助けを求めるように手を伸ばし、しかしどこにも届かず消えていった。
「あなた方に勝ち目はありませんよ、レッドストーカー!」
「森を焼くものに死を。1匹残らず消火してやる」
●
周囲の炎が消し止められたことをうけて、レッドストーカーは目に見えて動揺していた。
その場を逃れるため、もしくは一点突破を狙うためにかリディアめがけて炎を一点集中で吹き付ける。
が。
「消火に気を取られているとお思いですかしら! ノンノン甘いですわよ!」
間に割り込んだタントが炎を右手のポンポンで受け、豪快に振り払う。
「わたくしがいる限り!戦局の瓦解はあり得ません!
炎が太陽に敵う筈がございませんわーー!」
両腕を大きく広げるタント。むきになって炎を一斉に浴びせるが、タントの身体を燃やすどころかなんだか日を浴びてつやつやになりはじめていた。
攻撃によるダメージよりも回復力のほうが明らかに上回っているのだ。
髪の毛のなかからぴょこっと頭をだすひよこ。
ひよこがピヨーと叫んだその途端、クアトロが木の陰から飛び出しピザボックスを投擲。
「ピザお待たせ! コーラもあるわよ!」
直撃したピザボックスが突如として爆発。すさまじい勢いに吹き飛ばされたレッドストーカーへ、回り込んだリディアが身構える。
祈るように立てた手刀を、毒を含んだ聖水が覆った。
「もう、守られるだけの私じゃありません」
吹き飛んできたレッドストーカーを手刀によって真っ二つに切断。
その様子にひるんだレッドストーカーへぎらりと目をつけると急速に突撃。抜け目なく氷のチェーンを放ったクアトロがレッドストーカーの足の動きを拘束し、逃げ切れなくなったところにさらなる手刀で首を落とした。
ラクリマが歌を攻撃的に、そして激しく転調させる。
「大切な深緑の木々を傷つける奴は絶対許しません!」
ラクリマの魔法によって作り出された巨大な氷の剣が、レッドストーカーたちめがけて発射される。
一発一発が即死しかねないほどの衝撃をもって、一体、二体、三体と次々に打ち抜いて空中を泳いでいく。
ミヅハとクルルは頷きあい、両側面から追い込むように走りだした。
「俺は魔法使いじゃねぇし本業は"コレ"なんでな、食らえミスティルテイン!」
力を込めた矢を放つミヅハ。矢は錬成された大樹の剣となり、まるで燃やされた木々の怒りをぶつけるかのようにレッドストーカーへと突き刺さる。
「みんな、森を守る為に……力を貸して!」
一方クルルは打ち込まれた大樹の剣から無数の矢を生成。芸術的な彫り込みやかえしのついた、彫刻作品のような矢をまとめて三本ゆみにつがえた。
「大樹ファルカウの恵みをもって――!」
放った矢はすべてがホーミングし、逃げ出すレッドストーカーの背や頭に次々と突き刺さっていく。
「トドメだ」
魔力のチャージが完了したトストは、両手を組み合わせて砲撃の構えをとった。
「ウィリアム、魔力を合わせて!」
「了解。喰らわせてやろう」
立体型直列連奏魔方陣を多重展開したウィリアムは、それを直接砲台にしてトストに重ねた。
「森の怒りを、くらえ!」
純粋なエネルギーの塊となった砲撃が、レッドストーカーを豪快にぶち抜き爆散させた。
水のしたたる焦げた枝。
消火活動が終わった森には動物もなく、静寂がながれていた。
トストはそんななかに一人たち、燃えて朽ちてしまった木の幹へと手を触れる。
「なんとか収まった、かな……喉渇いた……」
「はい、どうぞ」
ウッドボトルにいれた綺麗な水を、ウィリアムが横からスッと差し入れた。
ありがとうといって水を飲み始めるトスト。
「それにしても……燃えちゃった森は残念だ……。この先、動物たちが暮らすことはできないのかな」
「そんなことはないさ。森の力は僕らが考えるよりずっと偉大だよ」
見てごらん、といってウィリアムは木の先端を指さした。
育成の魔法がかかったとはいえ、既に新しい芽が出て葉がつきかけている。
足下をみれば虫がようやくといった様子で顔を出し、火が消し止められたことを察した鳥や小動物が戻り始めた。
「この場所もまたすぐ緑に包まれ、森の声でいっぱいになる。レッドストーカーは『壊しすぎる』魔物だけど……森はそれでも力強く再生するんだ」
そう、森は生きてる。
そのすべてが焼き尽くされたとしても、また大地から目をだし広がっていくだろう。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
――任務完了!
GMコメント
■オーダー:レッドストーカーの撃破
個体数はおよそ6~8。
OPにあるような攻撃方法をとり、攻撃の性質は神秘系が多いようです。
他にも特殊抵抗が高めという特徴があります。
・消化活動
レッドストーカーとの戦闘中、まわりの炎を沈下させるとレッドストーカーの能力が低下します。
消化方法はなんでも構いません。相談時に『こんなやり方どう?』と提案してみるのがよいでしょう。
・熱気効果
レッドストーカーとの戦闘中、周囲は熱気に包まれます。
これによってこちらの戦闘力が若干だけ落ちることがあります。熱気対策が出来ているとこれを軽減することが可能です。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
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