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シナリオ詳細

クソザコ美少女と雑草ムシャムシャエクストリーム

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●地獄絵図
「ぼく雑草ムシャムシャくん! 雑草たべるの大好きさ!」
 キエーといいながら四つん這いで走り回る雑草頭の亡霊たちがいた。
 亡霊達は近所の花屋に、パン屋に、町娘に、犬に、あとなんかその辺のおっさんに取り憑き、身体にずいずい入っていく。
 取り憑かれた人々は同じように四つん這いになると、白目を剥いてこう叫んだ。
「「雑草大好イイイイイイイイイイイイイイイイイッァァァァッ!」」

 ローレットにこの依頼書が張り出されてからしばし、たまたま都合のあったローレット・イレギュラーズたちは幻想王都の一角にある美しい通りへとやってきていた。
 そこでは。
「雑草おいしい! 雑草おいひい!」
 たんぽぽをムシャムシャする町娘や、道草を物理的に食ってるおっさんたちで溢れていた。
 彼らが一斉にこちらをバッと振り返る。
 依頼内容は亡霊に汚染された町の救出。なるほどつまり、襲いかかってくる彼らを撃退することで亡霊を追い出し、正気に戻してやればいいということだろう。
 イレギュラーズたちがいつも通りさとか言いながら身構えた、その時。
「オーーーッホッホッホッホ! お待たせですわ! わたくしが来たからにはもう安心! この依頼は解決したも同然ですわーーー!」
 屋根の上から、縦ドリルヘアーの御嬢様こと『クソザコ美少女』ビューティフル・ビューティー(p3n000015)が現れた。
 トウッと言って飛ぶかと思いきやよじよじ屋根から這い下り片足でひっかけられるところをしゅぱしゅぱ探したすえどこにもかけられず転落しみぎゃんと鳴くまでがセットである。
「う、うう……おしりを打ちましたわ。いくらなんでも石畳にしりもちは……ハッ!?」
「ぼく雑草ムシャムシャくん!!!!」
 振り返るビューティー。飛びかかる亡霊雑草ムシャムシャくん。
 ビューティーの身体の中にスゥっと入り込むと、たちまちビューティーは四つん這いになってこちらを振り返った。
「ぼく雑草ムシャムシャくん! 雑草たべるの大好きさ!」
 前にも見た。なんなら二回くらい見た。
 再生回数でいえばうん千回は回ったであろう声を聞きながらどうやって殴り飛ばすか考えたイレギュラーズ……に、しかし。
「皆様、案外この身体、制御が効きますわ!」
 四つん這いで雑草をムシャムシャくいながら、ビューティーがそんなことを言った。
 襲いかかるパン屋をビューティードリルアタックで撃退すると、タンポポをちゅーちゅーしながら身構える。
「今回の雑草ムシャムシャくんは低級霊! もし取り憑かれても、多少欲望を満たしてやれば身体の制御権を握ったまま戦いを続けることができますわ! わたくし、まだ戦えますわ!」
 その辺の土から雑草むしってパクパクいきながら、ビューティーはビッと親指を立て――。
「ぺっぺっ! 苦い! 苦すぎますわー!」
 目をバッテンにしてうずくまった。

 さあ、避けられぬ戦いが始まろうとしている。

GMコメント

■オーダー
 町に突如(本当に突如)現れた雑草ムシャムシャくんの亡霊たちを撃退しましょう。
 現在町の人々が取り憑かれ、まだ取り憑いていない亡霊たちが空中をびゅんびゅん飛び回っている状態です。

 取り憑かれた人はすんごい勢いでぶん殴ったりすると亡霊がびっくりして出ていきます。出て行った亡霊はがっつり倒しましょう。
 この攻撃はよほどトドメに拘らないかぎりは非憑依者は死なないものとします。【不殺】攻撃を使うとなおグッドです。

■取り憑かれたら
 雑草ムシャムシャくんはひとに取り憑く亡霊です。ビューティーもやられました。
 取り憑かれると身体の制御を奪われ雑草を食い始めます。が、多少『雑草食べたい』という欲求を満たしてやったり、雑草ムシャムシャくんのハイなテンションをわざと発揮したり、シャカシャカ四つん這いになって走り回ったりしてやるとそれに満足した亡霊から身体の制御権を奪うことができます。
 取り憑かれてもキエーっていいながらシャカシャカすると案外いつも通り戦えるようです。いつも……通りか……?

 取り憑かれたくないひとは、『もし取り憑かれたら私をガッてしてね』と仲間に頼んでおきましょう。
 逆に取り憑かれたままでもオッケーなひとは『雑草大好き!』と叫んで相談掲示板をカオスにしましょう。

■ビューティフルビューティー
 https://rev1.reversion.jp/character/detail/p3n000015
 この依頼にはビューティーがふつうに同行しています。

【クソザコ美少女成長記録】
※クソザコ美少女は依頼での出来事をもとにこっそり成長します。これまでの成長で得たスペックは以下の通り
ステータス:低ファンブル、高防技、高HP
戦闘スキル:遠距離、味方支援型
非戦スキル:料理(悪)、騎乗、食材適正
アイテム:応援団長のタスキ、クソザコ神クリアファイル、ダンボルガーZ変身セット、借金、身に覚えの無い婚姻届、未来ファッション
職業適性(見習い):掃除、鍛冶、嬢、ウェイトレス
自宅がキャノン:住んでるアパートから時折発射されます。
クソザコ神Z:おだてられるとなんでもやる子になりました。
囮・砲弾適正:いろんなものが顔面に飛んできますし、自分もよく飛びます。
ビューティードリル:皆に投げられることで回転しながら飛んでいきます。相手はきっと死ぬ。

■■■アドリブ度■■■
 ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
 プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用ください。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はZです。
 Zは雑草のZ! 雑草食べるの大好きさ! 雑草おいしい! 雑草おいしいいいい!

  • クソザコ美少女と雑草ムシャムシャエクストリーム完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2021年04月13日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

エナ・イル(p3p004585)
自称 可愛い小鳥
クォ・ヴァディス(p3p005173)
ポストランナー
しにゃこ(p3p008456)
可愛いもの好き
鏖ヶ塚 孤屠(p3p008743)
日々吐血
ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)
どんまいレガシー
ウィルド=アルス=アーヴィン(p3p009380)
微笑みに悪を忍ばせ
澄恋(p3p009412)
花嫁キャノン
Я・E・D(p3p009532)
赤い頭巾の断罪狼

リプレイ


「僕雑草ムシャムシャくん! 雑草おいしいなあ! セリ! ナズナ! ホトケノザァぁぁンッッフ!」
 四つん這いになって這い回り道ばたの草をむっしゃむっしゃ食いちぎってるビューティーがそこにはいた。
「改めて聞くとこう……圧? が、ありますねえこの声」
 『可愛いもの好き』しにゃこ(p3p008456)が顎に流れる汗をぬぐった。
「しにゃはじめてあれ聞いたとき、30秒くらい何も言えなくなりましたよ。緩急ついてるせいで尚ヤバいっていうか」
「………………」
 その横では『悪徳貴族』ウィルド=アルス=アーヴィン(p3p009380)がとんでもねー悪人ヅラのまま腕組みし、無言の圧を周囲にかけていた。
 目の前を通り過ぎる雑草サラリーマンがギエエって言いながらブリッジダッシュで逃げていくくらいの圧である。
 ぱっと見からは分からないが。
(迫力が凄すぎる……これは確かに何も言えなくなりますね……)
 圧におされてるのはウィルドのほうだったりした。
「雑草ムシャムシャは嫌でありますなぁ……」
 ヘルメットシールドに『><』の光を電子表示して肩を落とす『どんまいレガシー』ジョーイ・ガ・ジョイ(p3p008783)。
「吾輩の好きな格言に『人生には大嫌いなものを黙って食べなきゃならないときもある、だけど食うのは自分で決めること、他人にその自由を奪う権利はない』というものがありますゆえ、嫌いな雑草を食べさせる亡霊は一匹のこらず駆逐せねばですぞ!」
 覚悟を決めてグッと拳を握ってかざすジョーイ。
 その一方で、『自称 可愛い小鳥』エナ・イル(p3p004585)と『ポストランナー』クォ・ヴァディス(p3p005173)が背中合わせでポージングしていた。
 ここ一番で登場するお助けキャラみたいポーズだった。
「ふっ、ムシャムシャくんですか!! ですがボクには既にピエールくんと言うス○ンドがいるのです! ピエール・ムシャムシャ!」
 両手首を頭の後ろでクロスして胸を反らしややひねるっていう今にもシルバーなあれを出しそうなポーズで叫ぶと、エナの後ろから悪霊がヴオッって現れた。師走声で『ざっそうおいしい……ざっそうおいしぃ……』て囁いていた。
「という事は今回は取り憑かれる心配は無いと言う事ですねぇQED!」
「取り憑かれている時点で解決できていないのでは」
「たんぽぽの茎おいしい!」
 そして既にタンポポ喰っていた。
「くぇー!!
 ぼくちゃん、クォ・ヴァディス!
 雑草は餌なんだよー!!
 だから、雑草ムシャムシャくんに取り憑かれても大丈夫なんだよー!
 あー、こんな依頼で楽だよー。
 それにしてもー、普通の人間って、不便だよねー。
 雑草も生肉も食えないなんてねー」
 クォはこう言っているしぱっと見ダチョウがそう言ってるように見えるけど種族的にはブルーブラッドなので、多分日頃から雑草喰ってる人なのだとおもう。
 そしてそういう人はいないわけじゃない。
「草とか虫とか木の皮とか、割とおいしいよね」
 『赤い頭巾の悪食狼』Я・E・D(p3p009532)がしゅいーんってスライドインしながらへんてこなポーズで混ざってきた。Я・E・Dなりに二人に応えた形である。
「雑草は土地ごとに味の違いがあって旅の風情を感じられるよ」
「上級者!?」
「もっといえば、四足歩行のほうがおちつくまである」
 ちょっと大げさに言ってはいるが、実際両手を地についてみるとなんかしっくりきたし百合の葉っぱをむしって喰っていた。
「なるほど、たとえ取り憑かれても雑草を克服してしまえば恐れるものなどないということですね!」
 点滴スタンド兼槍をからから引いてきた『日々吐血』鏖ヶ塚 孤屠(p3p008743)が咳き込みながら目を光らせた。
「雑草よりも苦い薬草の汁を啜って幾星霜!
 私の呪われた体にはこんな雑草程度、些末な事! いえむしろ好きな味までありますね!
 道ばたの草なんてこう! こうです!」
 草をむしって頬張って飲み込む孤屠。
 三秒ほどたってから。
「おなか痛ウヴォオア!?」
 マーライオンみてーに血を吐いた。
 そんな仲間達を一通り見た『花嫁キャノン』澄恋(p3p009412)。
「なるほど。日頃から草食系女子(かよわいおとめ)を自負する私とはいえ簡単に克服できる案件ではないようです」
「いやアナタはバリバリの肉食系でしょ」
 後ろからスッとささやかなツッコミをいれるしにゃこをかぶせ気味にスルーし、『しかぁし!』と叫んで両手でハートを作った。
「一気に口内に広がる何とも言えない苦味と噛みきれない筋、そして鮮やかな緑に染まる舌! 容易に入手できる上に唯一無二の特性を持つとは、プロ花嫁であるわたしの手にかかれば料理界隈に革命を起こす食材!」
 よく見たら口にめっちゃ雑草ついていた。
「雑草おいひい!」
 もう取り憑かれていたのかも知れない。

●雑草ムシャムシャくんがいっぱい
 大人も子供もみんな揃ってブリッジ走りしながらキエエエと叫んでる街があったらドン引きだし彼らが雑草頬張って『雑草おいひい雑草おいひい』て言ってたらダッシュで逃げると思うけど、そこは依頼を受けたローレット。
「ここはしにゃにお任せですよ! しにゃのかわいさで――」
 しにゃこはクルクル回ってから横ピースとウィンクのポーズをとると、ハートをまき散らした。
「ITICORO☆」
「「ギャアアアアアア!?」」
 周囲の雑草市民たちの顔面にハートが突き刺さり一瞬だけうめず顔になった市民が血ぃ吹き出して吹き飛んでいく。
 カッと顔の堀を深くすると、しにゃこはカメラ目線をとった。
「しにゃこラブリーフェロモンの術」
「ふぇろ……もん……?」
「なるほどこれが女子力!」
 変な方向で納得した澄恋がガッツポーズでその横にスライディングしてきた。
「こんなに雑草を食べておなかを壊す皆様かわいそう……すぐ楽にしてあげますからね」
 四つん這いで左右にぴょんぴょんはねながらくわえたペンペン草をふりまわす市民とビューティー(ばけもん)を前に、澄恋は緊急花嫁戦闘態勢をとった。
 具体的には頭を前にしてロケットみたいに飛んだ。
 こんな必殺技つかう相撲取りが格ゲーに昔からいたよね。
「キェエエエッ! いたいのいたいのとんでいけー!」
「「ウーワッ――ウーワッ――」」
 多段ヒットしスローで吹っ飛んでいく市民とビューティー。
 回転しながら飛び退いていく澄恋の下を四つん這いの姿勢でシャカシャカ走ると、Я・E・Dが無表情のまま草むらへと飛び込んでいった。
 はっと振り返るムシャムシャ市民達。
「がおーー。その雑草を寄こさないと食べちゃうよ?」
 餌を奪い合う野良猫のごとくムギャギャオーと叫びながら飛びかかるムシャムシャ市民たちとひとしきりぼこすか殴り合いなんかまあるい煙みたいなやつに包まれる。
 しばらくして煙がはれると、Я・E・Dが勝利のポーズ(?)で雑草をむしっていた。
「勝った」
「あれ、これどういう依頼だっけ」
 とかいってるとクォが爆走
「ぼく、雑草ムシャムシャ君!! 雑草たべるの大好きー!! 雑草美味しいよー!! くぇー!!
 取り憑かれたかな?? でも、ぼくって、喰ってるの毎日雑草だから、変わらないんだよー!!
 今度、馬用の餌食べ比べするかなー」
 雑草を先に喰って取り憑かれた人らを蹴りつけるクォ。
 そこへ飛び込んだジョーイがガンブレードを握り、ブレード部分に白い光を纏わせた。
 抜刀のため姿勢から豪快に回転斬り。
 斬撃によって雑草をむしゃむしゃしていた人々が放射状に吹きとんでいく。
 スピンいしきったジョーイは斜めにブレードを下ろす姿勢で止まると、ヘルメットシールド部に『ーー』の顔文字を表示させた。
「またつまらぬ雑草を切ってしまった。しかし亡霊にたかられる未来が見えまくりでありますな……吾輩、無事に乗り切れるのでありましょーか」
 こうして倒した市民たちからは、びっくりした雑草ムシャムシャくん(悪霊)が口からヴォエって感じで吐き出されていく。
「まったく……手間を掛けさせてくれますね。見ている分には面白いのですが……おやこんなところに雑草が」
 ウィルドはいつもの悪人ヅラのまま道にかがむとペンペン草を引っこ抜き、ほおばってもふもふかみ始めた。
「この溢れる苦みがたまらな――ハッ!?」
 後ろからハリセンでぶったたかれたウィルドははたと我にかえり、自分から出て行った雑草ムシャムシャ君をひっつかみ拳でゴンゴン殴り始めた。
 幽霊を殴れるわけないって? いま殴れとるやろがい!
「よくも私に雑草を食べさせてくれましたね」
 雑草ムシャムシャ君の襟首(?)を掴んで引き上げるウィルド。歌舞伎町とかで出会ったら結構色々覚悟する顔をしていた。
「後ろの連中はかわいいボクに任せてください!」
「わたくしも行きますわ!」
 エナとビューティーがウィルドの背後に滑り込みながらポージング。
 さっきのポーズしたエナとキラーなクイーンみたいなポーズで並ぶビューティー。
 するとエナからは師走声の雑草ムシャムシャ君が、ビューティーからはあろん声の雑草ムシャムシャ君がそれぞれ飛び出し二人にオーバーソウルした。おい今色々混ざったぞ。
「初対面ですが他人の気がしませんね。強雨はボクとあなたでダブル雑草ムシャムシャです!」
「承知ですわ!」
「「キィエエエエエエエ!!」」
 二人は四つん這いになると激しくきりもみ回転しながら雑草ムシャムシャ君たちへ突っ込んでいった。
「喰らえ! これが私の雑草魂だ!!」
 その中を駆け抜ける孤屠。
 点滴スタンドを放り投げて四つん這いになると、血ぃ吐きながらボッて飛びかかった。
 あの頭のとげとげしてるところを相手の腹にパァンする勢いで。
「速度×質量=破壊力! そして――」
 ぎゅおーんって言いながらきりもみ回転を加えた孤屠が相手をボッてした。
 グワーって言いながら爆発した雑草ムシャムシャ君を突き抜け、四つん這いの姿勢で地面をザッーっとスライド&ターン。
「雑草力」
 前髪垂れてて顔も白いのでこの姿勢すごい似合うね孤屠。もう軽く妖怪。


「クエーッ!」
「キエーッ!」
 雑草ムシャムシャくんとクォが真正面からぶつかり合ってぼかすか蹴りを入れまくっていた。
 その横ではジョーイが雑草ムシャムシャくんの間をジグザグに駆け抜けながら切り払い、ブレーキ&ターンの動作で武器をガンモードに切り替えると魔術弾を連射。
 切り裂かれた雑草ムシャムシャくんたちの背を打ち抜き爆発四散させていく。
「これが終わったら、美味しいものを食べるのですぞ! もうこれ以上、取り憑かれるわけにはいかないのですぞー!」
 ウオーと言いながら魔術弾を打ちまくるジョーイ。その横にスタッと着地した澄恋がスパイディなポーズをとると、シンメトリーにポーズを切り替えた。
「旦那様を求めてむせびなく花嫁――澄恋ェ!」
 一通り名乗りを終えた澄恋はバッと飛び上がるとどこからか取り出した火炎瓶を投擲。
 燃え上がった雑草ムシャムシャくんの背後へまわるとブライダルスープレックスをたたき込んだ。
「これがわたしとわたしの旦那様による愛の炎だ! 燃えろ燃えろ! アハハハ!!
 こいつを最高級雑草をふんだんに使用した抹茶と共に戴くと最高にキマりますよォ!」
「それは危ないヤク以外の何物でも無いのでは」
 しにゃこは一瞬素に戻りかけて首をぷるぷる振った。いま素にもどったら超高速で置いて行かれる。列車から飛び降りるくらいの恐怖である。
「雑草ムシャムシャくんに取り憑かれても、しにゃは戦えるのですよ! きしゃー!」
 四つん這いになって雑草を頬張ると、しにゃこは雑草ムシャムシャくんへと飛びかかった。
「キエェー!!(しにゃぴょい! しにゃぴょい!) シニャアーン!!(しにゃぴょい! しにゃぴょい!)」
 更に雑草ムシャムシャくんに噛みつき回転を加えると、すげー勢いでねじりきっていく。
「うおお、逃がすかこの悪霊め! 雑草に相応しく根絶してやります!」
 ブゥンと振り切って放り投げると、しにゃこは背をそらしてヴォーンとほえた後和風ドレッシングをラッパ飲みした。

「今回の依頼で一番雑草の量を食べたイレギュラーズの座は譲らない!!」
 素で雑草喰うやつがいすぎる今回、アイデンティティを譲るものかとЯ・E・Dは雑草をお皿にもってむしゃむしゃフォークで食い始めた。
 四つん這いで直に食いちぎるより狂気を感じるこの姿勢。
「やっぱり苦みやえぐみにも種類があってじっくり味わえば違いが判るんだよね。
 ワインみたいにその土地の土質によって違う風味が……そぉい!」
 横を滑っていったビューティーを素早く掴むと、ここぞとばかりに回転をかけて投げた。
「ひぃん!?」
 きりもみ回転しながら飛んでいくビューティーが雑草ムシャムシャくんをぶち抜いていく。
 飛んでいった先で孤屠がキャッチ。
「大量の亡霊を巻き込む為……あらん限りの力を込めて! 飛べ、ビューティードリルです!」
 ジャイアントスイングからの投擲からの吐血でぺたぁんと倒れた孤屠。一方できりもみ回転かけて飛んでいったビューティーがさらなる雑草ムシャムシャくんをスリーコンボでぶち抜いていくと、ウィルドが片腕でガシッとキャッチした。
「おや、ビューティーさん。そんなに張り切って。
 せっかくなので……もとい、その奮闘に敬意を評して手伝ってあげますよ
 思い切り投げつければ良いんでしたね?」
 片足を振り上げキラーンと必殺エフェクトカットインを挟むと、ウィルドはブゥンと猛烈な勢いでビューティーをぶん投げた。
 ファイブコンボを決めてぶちぬいていくビューティー。それを最後にエナが飛びついてキャッチした。
「お任せ下さい! ボクの可愛さをもってすればビューティードリルは更なる高みへと昇華する事でしょう! ファイナルビューティーィ――ドリルッ!」
 翼を広げ回転をかけながら発射したビューティーとエナは連結(?)し直列ツインドリルと化すと雑草ムシャムシャくんをイレブンコンボキメてぶち抜いていった。
 連鎖爆発が巨大な爆発となり、エナたちは四つん這いのポーズで並んだ。






 こうして、街から悪霊雑草ムシャムシャくんは祓われた。
 戦い抜いたローレットの戦士ジョーイ、クォ、ウィルドはクールに背を向け、街を立ち去っていく。
「これでもう、雑草ムシャムシャくんに取り憑かれる人は現れませんね」
 その後ろを四つん這いのビューティー、エナ、しにゃこ、澄恋、Я・E・D、孤屠。
 ホラー映画の終わり方みたいな演出をしながら、彼らはサラダバーのあるファミレスへと向かうのだった。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 雑草おいしい!

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