シナリオ詳細
奴らは群れで狩りをする
オープニング
●パサジール・ルメスの民
「パサジール・ルメスって知ってます?」
と、『小さな守銭奴』ファーリナ(p3n000013)は、集まったイレギュラーズ達へ向けて、そう言った。
混沌世界を移動しながら生きる、『パサジール・ルメス』と言う集団がある。
主要七か国を渡り歩き生活する彼ら。今回、幻想へは、ラサより訪れたキャラバンの護衛をしながら訪れたらしい。
「さて、そんなパサジール・ルメスの民なのですが、この度ラサへと帰ることになったそうで。ですが、今も世の中荒れに荒れ。ラサへの道のりは危険で遠い。と言うわけで、皆さんには幻想からラサへとつながる街道の、お掃除をしてもらいたいそうですよ」
お掃除、つまる所、安全確保である。
とは言え、全ての脅威を完全に排除してもらいたい、と言うわけではない。ある程度の安全が確保されれば問題ないそうだ。
「さて、そんなわけでお掃除の時間です。今回退治するのは、ヴォルドックと呼ばれる大型の犬型動物ですね。コイツらが街道付近を狩場にしていて、危ないったらしょうがない。ですので、速やかに駆除していただきたい次第」
と、ファーリナはテーブルの上に資料を広げた。
ヴォルドックは全長1mほどの犬型動物である。獰猛で、群れで狩りをする性質を持つ。
一般的な野生動物と、いわゆる怪物の類の中間位に位置する存在で、一般人が駆除するのは少々難しい。
「皆さんなら余裕で戦えるくらいの相手です。油断しなければ、ですけれど。ローレットでの仕事は初めて、と言う方にもうってつけです」
ファーリナはぺしぺしと資料を叩きつつ、続ける。
「事前に調査が行われていて、ヴォルドックの巣は発見されています。皆さんはこの巣に向かい、ヴォルドックを全滅させればいいわけです!」
そう言って、ファーリナはイレギュラーズ達の顔を見回した。
「街道の安全を確保できれば、物流面での交流もスムーズに行われるでしょう。皆さんにとっても悪い話ではないはずですよ? そう言うわけで、しっかり働いて、がっぽり儲けましょう!」
そう言って、ファーリナはにんまりと笑うのであった。
- 奴らは群れで狩りをするLv:4以下完了
- GM名洗井落雲
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年06月05日 21時15分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●山犬の巣
幻想よりラサへと通じる街道をラサ方面へ。
人の生息地よりはやや外れ。丁度森林地帯を突っ切る様に整備された道に到着し、そこから森の中へと分け入る。
季節は5月の半ばであったか。草木は青々と成長し、強くなった日差しがそれを促す。
森を抜ける風は緑の香りを運び、また適度に涼しく、居心地が良い。
絶好の狩りの日和であろう。それは、こちらにとっても、あちらにとっても、だ。
「弱肉強食――狩る者が狩られる者に転じる事もまた自然の掟ではありますが、彼等も実に運の無い」
『咎狗の牙』リュグナート・ヴェクサシオン(p3p001218)が言った。
悪意、と言う点に関していえば、今回の獲物であるヴォルドッグ達に、そう言った物はない。ただ、生きるために人を襲い、食らうために物資を奪った。
そうしなければ生きては行けなかったわけだが、それはこちらとて同じこと。なればこれは自然の摂理であり、いわゆる生存競争の類だ。
そして、彼らは、自身よりはるかな強者に目を付け、そして付けられてしまった。
運が無い、とは、つまりそういう事だ。
「犬さんたちもご飯大事だと思うけど、商人さんたちの安全も大事なんだ」
うん、と頷きながら言うのは、『方向音痴』ノーラ(p3p002582)だ。地図と方位磁石を手に、はぐれないよう、迷わないよう、一行についていく。
「可哀想だとは思うけど……でも、仕方ないんだよな」
ノーラの言葉に、リュグナートが頷く。
「人、物、情報……あらゆる流通の為には、交易路は必須。人が生きていく上で重要なものですから、これを失うわけにはいきませんから」
「崩れないバベルと言っても、動物と完全に話し合う事は出来ないですからね」
『木漏れ日の妖精』リディア・ヴァイス・フォーマルハウト(p3p003581)が言った。
「意志の疎通はできない……話し合いや譲り合いもできないですから……うん、仕方のない事です」
リディアの言葉に、ノーラは静かに頷いた。
「これもまた、人類の為じゃ」
と、『重戦士』ギルバルド・ガイアグラン・アルスレイド(p3p001299)。
さて、一行は徐々に森の奥へと進んで行った。似たような風景が続くが、地図、先人たちが残した目印、そしてリディアの自然会話による断片的な情報を確認しながら、ヴォルドッグの巣へと向かって行く。
「ヴォルドッグかァ……強か無ェけど厄介ダネ」
『寄り添う風』ミルヴィ=カーソン(p3p005047)が口を開いた。
「……知っているのか」
『祈りの拳』原田・戟(p3p001994)が、静かに尋ねる。
「前情報通り。一匹一匹が相手なら、アタシらなら余裕だろうね。だが、連中は群れる生物だ。本能的なものに従ってのことだから、高度な連携は取れないにしても、群れのリーダーに従って動かれるのは厄介サ」
事前にヴォルドッグの生態について、ある程度を調べたというミルヴィの言である。
「対処法はあったの?」
『みつばちガール』レンゲ・アベイユ(p3p002240)が尋ねるのへ、
「もちろん。こちらも群れで戦う事。まぁ、基本の話だけどね」
肩をすくめつつ、ミルヴィ。
「群れで、か……」
『再咲の』フォーガ・ブロッサム(p3p005334)が一人ごちる。仲間達が、その言葉に気付いた事に感づいたフォーガは、
「いえ、群れで狩りをするのは久しぶりだ、と思いまして」
と、答えた。かつての故郷の仲間ではない、新しい仲間との狩り。フォーガはそれに、心を躍らせていた。
「おっと……匂いに変化が」
フォーガがそう言って、仲間達に警戒を呼び掛ける。
フォーガの持つ超嗅覚は、まさに猟犬の如し。
「……まだ、こっちを敵として認識している奴はいないわね」
意識を集中させつつ、レンゲが言った。レンゲの持つエネミーサーチのスキルは、『半径100メートル以内に居る、自身に敵対心を持つ者を全て感知する』。言い方を変えれば、こちらへの敵意を持つ者がいない……周囲に明確な敵はいない、という事で、ある程度の奇襲対策として機能する。裏技のような扱い方ではあるが。
「気をつけて行こう」
戟が言った。その言葉に頷き、イレギュラーズ達は、慎重に、歩を進めていった。
●群れでの狩り
果たして、情報通りの場所にヴォルドッグ達は巣を作り上げていた。
巣と言っても、簡素なものである。岩山にくりぬかれた形でできている天然の洞窟の中には、リーダーと思わしき一匹、そしてその護衛か、つがいであろう二匹、計三匹が体を横たえて休んでいる。洞窟前の広場状になっている場所では、残り七匹が体を休め、或いはあたりへ視線をやっている。警戒していることは確実だ。
あたりには、街道の商人たちなどから奪ったと思わしき食料が散在しており、この群れが、街道辺りを狩場とする集団である事も見て取れた。
「お、いたいた。多分、気付かれていると思うのじゃがな」
ギルバルドが言う。
「さて、どうする? この状況だと、あまり派手な事は出来そうもないね」
ミルヴィの問いに、リュグナートが答えた。
「相手は野生動物です。危機察知能力は高いでしょう。となれば、もたもたしていることもできません」
「そうですね……敵も、こちらを警戒はしていることでしょう。敵かどうかまではまだ察知されていないようですが、存在自体には、気づかれているものと思います」
フォーガの言葉に、ミルヴィが頷いた。
「なら、予定通り……」
その言葉に、イレギュラーズ達は頷いた。少しずつ、可能な限り。静かに、ゆっくりと、巣へと近づいていく。
一匹のヴォルドッグの耳が、ぴくりと動いた。せわしなく辺りを見回し、やがてイレギュラーズ達の方を睨み、唸り声をあげた。
限界か。それを悟ったイレギュラーズ達は、一気に巣へと駆け出した。
ヴォルドッグは攻撃的な性質を持つ。襲ってきた動物を襲い返すこともまた日常茶飯事である。
で、あるから、ヴォルドッグ達も、現れた狩人に対して反撃を開始する事にした。見張りのヴォルドッグが吠えた。周囲にヴォルドッグ達が次々と立ち上がる。
双方が対峙する中、誰よりも先に動いたのはミルヴィである。近場にいたヴォルドッグへと駆け寄り、その動きをブロック。
「悪いけど、好きに動かしてやるわけにはいかなくてね!」
と、ミルヴィ。今回の戦いにおいて、やはり恐ろしいのは敵の集中攻撃だろう。とりわけ、後衛メンバーへの攻撃は避けたく、可能な限り移動は阻害しておきたい。
(妻や追手を手に掛けた外道が相変わらず人助け……道化と指をさされても仕方があるまい)
胸中で呟きつつ、戟は駆けた。一匹のヴォルドッグに向けて、一息の踏み込みから放たれる拳。ヴォルドッグの体がその衝撃で持ち上がった。ギャン、と言う悲鳴をあげ、ヴォルドッグがたまらず倒れる。
「流石よ、ゲキ! と言うか、この場合はゲキを連れてきた、あたしの先見のめーあってのことよね! という事は流石ねあたし!」
と、応援の様な喝さいの様な言葉を投げかけ、胸を張るのはレンゲである。その言葉に、戟はニヤリと笑った。ニヤリと。
「さて、同じ犬属のよしみ。可能な限り苦痛なく仕留めてあげたい所ですが……」
リュグナートもヴォルドッグへ接近し、その動きをブロック。こちらを睨みつけ唸りをあげるヴォルドッグ達には、同族のよしみ、等と言う気持ちは欠片ほども感じられない。
ヴォルドッグ達の行動も素早い。洞窟の中にいた三匹は出遅れたものの、その外にいたヴォルドッグ達は、一斉に反撃を開始する。
ヴォルドッグの獲物は、その身体を生かした体当たりと、鋭い牙。何よりも、狩りで培った、群れによるコンビネーションだろう。彼らの狩りは、最も弱い者から狙っていくという、自然界ではよくあるスタイルだ。だが、イレギュラーズ達はいずれも強者。このセオリーは通じない。なれば、目標を一つにし、集団で襲うべきであるが、この時点で、ヴォルドッグ達には三つの目標が存在した。
つまり、ヴォルドッグ達から見て最も近くに居る、ミルヴィ、戟、リュグナートの三名である。その内ミルヴィとリュグナートは、ヴォルドッグをブロックしている。その結果、ヴォルドッグ達にとって、最大戦力を以て攻撃できない状況に陥っているわけだ。
その結果、ヴォルドッグ達は戦力を分散した。もとより、個体での戦闘能力は、イレギュラーズ達にとっては脅威とはならない。2~3匹程度が集まった所でそれは変わらない。ヴォルドック達は、その本来の戦闘能力を大幅に減じたと言える。
イレギュラーズ達の作戦勝ちである。もとより、群れでの狩りはこちらも得意とするところ。群れ同士の戦いは、より強力な群れが勝つのだ
「ふふ、わかっちゃったわ! この戦況、あたし達に傾いているわ! 慧眼ね、あたし!」
と、ドヤ顔をしつつ、仲間達へヒールを飛ばすレンゲ。戟はニヤリと笑った。ニヤリと。
「ですが、油断は禁物です」
リディアが言いつつ、解き放った遠距離術式は、ヴォルドッグの内一体に直撃し、その活動を終了させた。
「マッチョさん、とどめはまかせろー!」
と、戟の打撃を受けたヴォルドッグに魔力をぶつけ、トドメをさしていくノーラ。戟は礼なのか、ノーラに向けてグッと親指を立てる。
「獣ごときに、気後れするわしではないわー!」
ギルバルドは、手にした斧で、ヴォルドッグを打ちつけ、斬りつける。その力の乗った重い一撃は、ヴォルドッグの生命を断ち切っていく。
「がはははっ、そんなもんか、所詮は獣じゃ!!」
「やはり……この感覚は心地よい……」
呟きながら放たれたフォーガの矢が、精密にヴォルドッグの足を貫く。フォーガは狩猟者である。本人の言から、恐らくは仲間と共に狩りを行う事も多かったのだろう。ならば、今こそは、フォーガのあるべき場所にあるという事。新たなる仲間と共に行う狩猟は、フォーガにとっては、何処か落ち着きすら感じる心地だっただろう。
「新しい力を見せて!」
ミルフィが『妖剣イシュラーク』を振るう。斬りつけた物に毒を与えるその妖剣は、ヴォルドッグの身体を切り裂き、毒で汚染させた。
戟、そしてリュグナートも、付近のヴォルドッグへの攻撃を繰り出していく。戟は拳によって、リュグナートはハルバードによって。ヴォルドッグを無力化していく。
ヴォルドッグ達も懸命に反撃を行うが、一度崩された大勢はそう簡単には覆らない。
レンゲも回復を続け、時にリディアもそれを手助けし、回復を行う。
ノーラが術式による射撃でヴォルドッグ達を狙い撃ち、ギルバルドはその豪快な一撃でヴォルドッグの命を絶っていく。
フォーガはその武器を剣に変え、ヴォルドッグ達へ近接戦闘を仕掛けていく。臨機応変なその戦い方は、狩猟の経験のたまものであろうか。
やがてヴォルドッグ達はその数を減らしていった。その合間を縫って、ミルヴィがリーダー格のヴォルドッグの動きを抑える。
戟の拳がヴォルドッグを殴り飛ばし、
「これで……」
リュグナートがハルバードを振り下ろす。ヴォルドッグがその一撃で生命活動を停止したのを見届けて、
「後は、一匹だけ、ですね」
言った。
言葉通り、残るはリーダー格のヴォルドッグ、一匹である。その身体は配下のヴォルドッグより大きく、恐らくは戦闘能力も高いのであろうが、それでもイレギュラーズの敵ではない。
リーダーはその身体を、ミルヴィへとぶつけた。決死のタックルはミルヴィの体力を些か奪うが、そこまでである。
「大丈夫? 治療するわよ!」
レンゲの治療魔術がミルヴィの傷を癒す。
「では、これで……!」
「ぶっとべー!!」
リディアの放った術式がリーダーを打ち付け、続いてノーラの術式が突き刺さった。これにはさすがに耐えられないだろう。リーダーは地に倒れ伏すと、そのまま活動を停止するのであった。
●狩りの終わり
全部で十匹。すべてのヴォルドッグを倒し終えたイレギュラーズ達は、戦いの終わりに、ひとまず胸をなでおろした。
こちらの負傷者はゼロ。依頼は見事に成功と言うわけだ。
「やはり狼の毛皮はごわついていて、きちんとした売値は付くかどうか。肉質も食料に向くとは言えないな……」
呟きつつ、フォーガはヴォルドッグの内一匹を、手早く解体した。
「さすがに、コレで攻撃しまくっていたし、毛皮は使えなさそうじゃがな!!」
その様子を眺めながら、ギルバルドは自身の獲物を手にしつつ、言った。
「事前に、素材の値段などを調べておけばよかったですね……」
ふぅ、と一息つきつつ、フォーガは言った。
「あの、終わったのか?」
おずおずと、ノーラが声をあげた。
「終わったなら……それで、食べられたり、売り物に出来ないなら……できれば、ちゃんと埋めてあげたいぞ」
ノーラの言葉に、フォーガは頷いた。
「そうですね。生命を冒涜するようでは、狩猟とは言えません」
「がははは! 良い子じゃな! ではもうひと仕事と行くか!」
ギルバルドが豪快に笑った。
それから、イレギュラーズ達は、大きな穴を掘って、ヴォルドッグを埋葬した。
「アンタ達も生きてただけなのに……ゴメン……」
ミルヴィが呟き、祈りをささげた。
誰が悪いというわけではない。リュグナートの言葉を借りれば、運が無かった、ただそれだけなのだ。人間の生息域と、ヴォルドッグの生息域。それが重なってしまった。双方にとって運が無かったのだ。
「さて、これでお仕事はおわりね!」
どこか沈んでしまった雰囲気を吹き飛ばすように、レンゲが声をあげた。
「やっぱり、ゲキを連れてきた判断は正しかったようね。齢12にして適材適所で使用人を使うこの采配力、あたしってばほんと天才的だわ! 知ってうぐぅぅぅっ!」
と、レンゲの演説が最高潮に達し、最高のドヤ顔を見せた所で、戟がレンゲに思いっきり腹パンをくれた。
事情を知らない仲間たちは、目を丸くして驚いたに違いない。とは言え、これが日常茶飯事なのである。
「ちょっとゲキ! まだあたし喋ってるのよ!?」
と、まるで何事もなかったかのように文句の声をあげるレンゲ。これもギフトの賜物である。
「報酬をいただいたまでの事」
戟はそう言って、ニヤリと笑う。こういう関係なのである。イレギュラーズの皆さんには慣れていただきたい。
「……ええと」
こほん、と咳払い一つ。リディアは、
「任務も完了しましたし、報告に戻りましょう」
と、提案する。イレギュラーズ達はその言葉に頷いた。
「ノーラさん、帰りも迷子にならないよう、気をつけましょうね」
と、ちょっぴりお姉さん気分で、ノーラに言うリディア。
「だ、大丈夫だぞ……多分。それより、これで街道が安全になって、いろんな国と物流も交流も活発になると良いな! 僕天義と深緑行ってみたいんだ!」
ノーラの言葉に、リュグナートが、
「そうですね……これで、俺達の活動範囲も広がるのでしょう」
言いながら、何処か遠い目をしていった。それは、祖国を思う目であっただろうか。
戦いを終えたイレギュラーズ達は、帰路へとついた。
緑の森はすべてを受け入れて、静かに、ただ静かに、木々の葉を揺らしていた。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
ご参加ありがとうございました。
皆様の活躍により、街道の安全度は上がりました。
これにより、パサジール・ルメスの民やキャラバン達も安心して活動できるようになるはずです。
GMコメント
お世話になっております。洗井落雲です。
街道の安全確保、頑張りましょう。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●成功条件
ヴォルドック全ての撃退
●状況
皆さんには、『ヴォルドックの巣』へと向かい、そこでヴォルドックの群れと戦っていただきます。
『ヴォルドックの巣』は岩山にくりぬかれた小さな(奥行は数メートルくらいの)洞窟です。周囲は鬱蒼と木が生い茂る森林地帯になっています。
戦場は、主に巣の周囲の森林地帯になります。洞窟はイレギュラーズ・ヴォルドックの双方にとって戦闘に適さないくらい小さいため、戦闘となれば、洞窟内にいたヴォルドックも全て巣の外に出てきて戦います。
戦闘時間帯は早朝。周囲は充分明るいため、光源などを用意する必要はありません。
足元なども、特別な装備がなくても普通に行動できるものです。とは言え、周囲の状況に適応した装備やスキルなどを用意すれば、戦闘にプラスとなるものがあるかもしれません。
皆さんには地図が支給されているため、迷うことなく、現場へは到着できるものとします。
●敵データ
ヴォルドック ×9
攻撃スキル
噛みつき 物至単
タックル 物近単
ヴォルドックリーダー ×1
攻撃スキル
噛みつき・強 物至単
タックル・強 物近単
以上となります。
それでは、皆様のご参加お待ちしております。
Tweet