シナリオ詳細
街道の小鬼
オープニング
●街道にて
森を抜けるように設置された街道を、一台の荷馬車が行く。
荷台を一杯にした車を、馬がとことこと引っ張る。ゆっくりと、ゆっくりと、荷馬車は街道を進んでいた。
――と。
キィキィ、と。甲高い声が聞こえた。
鳥か? と、辺りを見回した御者に、ひとつの影が覆いかぶさった。
その勢いのまま、御者が馬車より転落する。御者を失った馬が、驚きのあまり走り出そうとするが、それを防ぐように、数匹の影が馬に取り付いた。
馬のいななき。御者の悲鳴。襲撃者の上げるキィキィという声――。
いくつもの声がないまぜとなって、辺りに響き渡る。
御者と馬が無残な姿をさらすのに、数分とかからなかった。
犯行の主――飛び掛かった影、小鬼ゴブリンたちは、戦利品である荷物を物色していた。
●街道の大掃除
「皆さん、お仕事の時間なのです!」
ユリーカ・ユリカ(p3n00002)は、集まったイレギュラーズたちの前に立つと、そう宣言した。
曰く、ここ最近、街道を通行している荷馬車が、ゴブリンと言う魔物に襲われる事件が頻発しているという。
ゴブリン。幻想でも、比較的メジャーな種族である。そこそこの知能と社会性を持ち、概ね、リーダーを中心とした群れを形成して生活している。
その凶暴性などから、人類とはほとんどの場合において敵対している。今回も、その後多分に漏れず、人類側を攻撃して物資を奪う……強盗じみた活動をしているようだ。
「しかも! いやらしい事に、大規模な商隊や、たくさんの護衛がついている通行者は襲われないのです。つまり、自分達でも手におえそうな相手だけを狙って襲っている、という事なのですよ!」
なるほど、そこそこの悪知恵は働くようだ。大規模な討伐隊を組めば姿をくらましてしまうという事は、一般的な自警団などでは対処しづらいだろう。
となれば一騎当千、少人数で動けるチームである、イレギュラーズの出番と言うわけだ。
「ゴブリンたちは、槍や剣、弓などで武装しているそうです! まぁ、手入れなどもされていないボロボロの物ではありますが。数は12体。内1体がリーダーで、他の個体より少し体が大きいようです!」
とは言え、他の個体と比べて極端に戦闘能力が高い、という事ではないようだ。
あくまで、他の個体に比べて知恵が働く、という事なのだろう。
「街道の平和を守るのも、立派な、世のため人の為のお仕事なのです! 皆さん、頑張ってくださいね!」
そう言って、ユリーカは、ぺこり、と一つ、お辞儀をしたのだった。
- 街道の小鬼完了
- GM名洗井落雲
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年01月26日 21時45分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●小鬼の襲撃
森林を突っ切るように敷設された街道を、一台の馬車がゆっくりと行く。
御者が一人に、護衛の戦士と思わしき女性が一人。馬車は立派に見えるが、それに対して、護衛が些か少ない……かもしれない。
荷車には荷を満載しているのか、ガタゴトと大きく揺れる。
その荷馬車の上空を、一匹の小鳥が飛んでいた。あたりを警戒する様に、旋回する。しばし上空を飛んでいた小鳥は、やがて御者の肩へと止まった。
さて、或いは、空を飛んでいた小鳥は見たかもしれない。上空から見れば、木々の合間にちらちらと、人影のようなものが見えるだろう。その数、12。このあたりを縄張りとする、ゴブリンと呼ばれる種族である。
この街道はゴブリンたちの狩場であった。ゴブリンたちは、キィキィと小声で、何らかのやり取りを行う。リーダー格と思わしき、やや大型のゴブリンが、キィ、と一声鳴くと、ゴブリンたちは手に武器を持ち、一斉に走り出した。彼らの向かう先には先ほどの馬車がある。なるほど、この馬車を、今日の獲物とすることに決めたらしい。
さて、群れの中から、ボロボロの小剣を手にしたゴブリンが三匹、先行した。一目散に馬車へと向かって走る。目標は、三つ。
まずは一匹目が御者へ奇襲を仕掛ける。次に二匹目が馬を止める。護衛にはもう三匹目がまず襲い掛かり、残りの群れと合流して仕留める。いつものパターンだ。
要領よくやれば、問題なく、稼ぎを得られる。食べ物、或いは貴金属――正直、このゴブリンたちには、貴金属は「何か綺麗なモノ」程度の価値しかないのだが――、あの馬車には、山ほどの獲物が詰まっているに違いない。そしてそのすべてが、自分達の物だ。
一匹目のゴブリンが、森林から一気に飛び出した。御者目掛けて飛び掛かる。
ボロボロの小剣とて、それなりの殺傷力はある。いつも通り、斬りつけて、それでおしまいだ。
いつも通り。
いつも通りならば。
「残念だったなぁ!」
御者――『災禍の炎の使い手』住吉 世流救(p3p002637)は、言いながら、カウンターで鉄パイプをゴブリンにぶち当てた。ギギィ、と悲鳴をあげ、ゴブリンが吹っ飛んでいく。
困惑の声をあげながら、しかし二匹目、三匹目のゴブリンは足を止められない。緊急事態に、思考がついていかないのだ。結局、予定通りに馬、そして護衛の戦士へと襲い掛かる。
「悪いね。ずっと見えていたよ」
その声は、荷台から聞こえた。放たれた矢の一撃が、馬へと襲撃をかけようとしていたゴブリンに直撃。着弾の衝撃のまま、前方へと吹っ飛んでいく。
荷台にて構えるは、『尋常一様』恋歌 鼎(p3p000741)だ。くすりと笑う鼎の肩に、先ほど空を飛んでいた小鳥が止まる。その小鳥は、ファミリアー。鼎の使い魔である。
鼎は、使い魔との五感の共有を可能とする。つまり、ゴブリンの動きなど、最初から――空の上からお見通しだったのである。
「はあっ!!」
護衛の戦士――『虹の騎士』エレム(p3p003737)は、三匹目のゴブリンの攻撃を、その盾で受けた。そのまま、盾による強打を与えてゴブリンを弾き飛ばす。短い悲鳴をあげ、ゴブリンは近くの木に叩きつけられた。
そのタイミングで、残りのゴブリンたちも現場に到着した。恐らく、ゴブリンたちは困惑しているのだろう。予定通りにいけば、敵は護衛の戦士一人だけ、数で囲めば怖くはない。
だが、予定通りにはいかなかった。
今まで彼らは、狩る側だった。
だが、今日の彼らは、狩られる側に回ったのだ。
「不意打ちを受ける気分はどうかな?」
鼎が言う。その言葉が通じたのかどうかは不明だが、ようやく、自分達が囮に引っかかったのだ、という状況は理解したようだ。
リーダーゴブリンは奇声をあげて、地団太を踏む。
「ふふ、怒ったなら結構。今日は君達が獲物になる番だからね?」
「もういい? もういいのよね!?」
荷台から少女の声が響くや、その主、『みつばちガール』レンゲ・アベイユ(p3p002240)が荷台からぴょん、と顔出し、ふんぞり返る。
「まったく不埒なゴブリンね! 知ってる!? 荷馬車の中って結構狭苦しいのよ! その辺の恨みも込めて、このレンゲさんの仲間たちがボコボコにしてくれるから、覚悟しなさいっ!」
その言葉に呼応した――わけではないが、まぁ、とにかくそれをきっかけに、荷台からは次々とイレギュラーズたちが飛び降りる。
「うんうん、みんなビンビンに運命(フラグ)が振れているわね!」
イレギュラーズ、『未来を映した瞳』クルーレア・ヴェンシルト・アリスティーニ(p3p000082)が、ゴブリンたちの顔を眺めながら言った。
ギフトによって与えられた、運命の分岐点を覗き見る能力。
それによれば、ゴブリンたちには本日、何らかの強い運命の分岐点が訪れるらしい。
その内容がなんなのかまでは分からないのだが、
「君たちにはご愁傷さまかな?」
状況が状況である。良い物でないということくらい、察しが付く。
その言葉を挑発と受け取ったのか、ゴブリンリーダーが更に興奮したように奇声をあげた。先ほど迎撃された3匹のゴブリンも群れに合流し、簡単ながら、陣形を組む。
「へぇ? ビビって逃げ出さねぇところは褒めてやるよ」
『通り魔』シュバルツ=リッケンハルト(p3p000837)がニヤリと笑い、言った。どうやらゴブリンたちは、反撃された怒りが、撤退の意思を上回ったようである。こちらにとっては好都合だ。もとより、一匹たりとも逃がすつもりはないのだから。
「じゃあ、さっさと片付けよう」
『銀血』白銀 雪(p3p004124)が、無表情のままで、言った。そのまま武器を構える。
「では、初仕事。やれるだけは頑張るとしますかね」
『紅獣』ルナール・グルナディエ(p3p002562)が頷く。イレギュラーズは各々武器を構えると、ゴブリンたちもまた、キィキィと声をあげ、武器をガチャガチャと鳴らした。
「私の力が如何程になっているのか……思う存分試させてもらうぞ?」
エレムの言葉。それを合図にしたように、戦闘が始まった。
●ゴブリン退治
「まずは……アンタからだ!」
防御態勢を整えたエレムが、手近に居たゴブリンに、盾でのキツイ一撃を食らわせる。強烈な打撃を受けたゴブリンが、たまらず後ろに下がると、お返しとばかりに弓兵ゴブリンの援護攻撃が、イレギュラーズへ降り注いだ。イレギュラーズは武器で、或いは盾でそれらを防ぐ。
「元の世界じゃ壁兼戦闘要員だ、それなりの立ち回りくらい出来ないとなー」
シールドで矢をはじきつつ、ルナール。
「遠距離攻撃とはやるじゃねぇか。なら、こっちもお返しさせてもらうか!」
シュバルツが放った銃弾が、ゴブリンの身体に突き刺さる。ギギッ、と悲鳴をあげるゴブリンに、
「ばあん。死亡フラグ、おっめでとーう!」
と、楽しげに笑いながらグレートソードを叩きつけるのは、クルーレアである。真っ二つに叩き割られたゴブリンは、当然のごとく即死する。
「次は、あなた」
滑るように低空を飛ぶ雪が、ゴブリンの一体を術により吹き飛ばした。先ほど奇襲に失敗し、手痛い反撃を受けたゴブリンである。衝撃に打ちのめされ、倒れるゴブリンに、
「さて、君達が奪った命の報復かな。ほら死霊達も張り切っているよ?」
死者の怨念を束ね矢とし、撃ち抜く。鼎の攻撃により、ゴブリンは撃ち抜かれ、そのまま動かなくなった。
「なんてね、死者は何も語らないものだけどね」
くすりと笑う鼎だ。
「はぁッ!」
ルナールは、防御を意識しつつ、手近に居たゴブリンをシールドで殴りつける。その後ろから、
「さぁ、頑張って働くのよ! 私が治療してあげるんだから!」
詠唱しつつ、ポシェットから何かをまき散らすような動作で回復魔法を発動するのはレンゲだ。
「私ってば、パーティの重要なポジションのヒーラーなんだから! しっかり守るのよ?」
「了解、了解。俺みたいなこんな脆い壁じゃ不安だろうが我慢してくれな」
ルナール苦笑しつつ答える。しかし、敵の攻撃一つ一つに目を光らせ、レンゲへの攻撃の斜線は全てふさいでいる。
「オラァッ! 三匹目だッ!」
鉄パイプによる追撃を仕掛けるのは世流救だ。叩きつけられた打撃によって、ゴブリンは動かなくなる。
「――ハッ。思ってた通り……いや、思ってたよりも、手ごたえがねぇな。これじゃ肩慣らしにもならねぇぞ?」
世流救の挑発。その意図は伝わったのか、リーダーゴブリンがギィギィと喚いて号令をかける。近接ゴブリンがイレギュラーズに一斉に攻撃を仕掛けてくるも、イレギュラーズにとっては大したダメージとはならない。不甲斐なさを感じたのか、リーダーゴブリンがキィキィと喚く。が、自身で攻撃するつもりはない様だ。
「あら、あなたは遊ばないの? ざーんねん」
クルーレアは、くすくすと笑いながら、舞うように、しかし巨大な大剣を振り回し、また一匹、ゴブリンが真っ二つに引き裂かれる。
「まぁ、すぐに全滅させるけど」
滑るように低空を飛び、戦場を駆ける雪が、ゴブリンを衝撃にて撃ち貫く。衝撃に吹き飛んだゴブリンを、鼎の矢が撃ち抜いた。ゴブリンは倒れ伏し、そのまま動かなくなる。
「しかし、うじゃうじゃ居やがるな」
ゴブリンに銃弾を撃ち込みつつ、シュバルツがぼやくように言う。そのゴブリンを鉄パイプで殴打しながら、
「が、前衛だけならコイツで半分、って所だ。後は一気に押し込んじまえば終わりだろ」
世流救が言う。
事実、戦闘の流れは、最初からイレギュラーズが主導権を握っていた。もとより、ゴブリンたちの個々の戦闘能力はイレギュラーズたちよりはるかに劣る。数がたのみの集団だ。もし、数の差が更についていたら話は分からなかったかもしれないが、イレギュラーズよりわずか四匹、数で上回った程度では。おまけに、その内一匹は威張るだけで特に何もしないと来ている。
となれば。
「さて、これで、六匹目かな?」
ルナールがゴブリンをシールドで強打。ゴブリンは倒れ、動かなくなる。
「ならば、これで、最後だ!」
エレムが前衛ゴブリン最後の一匹にとどめを刺す。これでゴブリンの戦列は壊滅。ゴブリンたちは一気に追い込まれる形になる。
「チャンスだわ! ガンガン攻めるのよ!」
回復魔法をばら撒きながら、レンゲ。彼女がしっかりと役割を果たしているのも、イレギュラーズが優位に立っている理由でもある。
リーダーゴブリンが喚き散らすと、弓兵ゴブリンが一斉に射撃を行う。やけっぱちの攻撃は、狙いもいい加減な、文字通りの的外れの物ばかりだ。攻撃は外れ、或いは武器や盾で弾かれ、ロクなダメージ源にはならない。
一方、イレギュラーズたちは一気に敵戦列奥深くへと食い込む。
「これだけ近けりゃ、ロクに狙いもつけられねぇだろ!」
指先にともる黒炎より火花を放ち、世流救がゴブリンを炎で焼く。炎に慌てふためくゴブリンへ、
「逃がさないよ」
雪が魔弾を放ち、トドメをさす。
「もう少しよ! 気を抜かないでね!」
レンゲも、少しでも傷ついたものが居れば即回復魔法で傷をいやして回る。
「二匹目だ!」
エレムが剣を抜き放ち、ゴブリンに斬りつけた。悲鳴をあげ、ゴブリンが倒れる。
「こちらもこれで……!」
ルナールがゴブリンを殴りつける。ゴブリンが体勢を崩した所に、シュバルツの狙撃弾が命中。
「三匹目、っと」
額を打ち抜かれ、ゴブリンは絶命。
「では、これでお仕舞いですね」
鼎が最後の旧兵ゴブリンを、矢で撃ち抜く。
これで、残るゴブリンはリーダーのみとなった。
ギ、ギ、と呻くような声をあげ、ゴブリンが後ずさる。逃げ出すつもりか――と思いきや、そう言うわけでもないらしい。奇声をあげながら、ボロボロのロングソードを振り回し、リーダーゴブリンがとびかかってくる。
「うーん、気概は認めてあげるわ、ゴブリンくん?」
そう言いつつ、クルーレアは、その攻撃を、大剣をひらりと振るい、難なくいなしてしまった。
「でもそれ以外は全然だーめ。私、ちょっと物足りなかったわ」
柔和な笑顔を浮かべると、手にした大剣を、リーダーゴブリンに向けて振り下ろした。
次の瞬間には、左右真っ二つに切裂かれたゴブリンが倒れ伏す。
かくして、街道にて凶行を重ねたゴブリンたちは、全てを討伐される事となったのであった。
●平和になった街道で
「このレンゲさんが戦線を支えたんだもの。当然の勝利ね!」
戦闘終了とみるや、レンゲが胸をそらし、ドヤ顔で勝利を宣言する。
「ふふ。まぁ、そうだね。お疲れ様」
と、相槌を打つのは鼎である。
念のため、とゴブリンの死体を確認していた雪とエレムが、全てのゴブリンの死体を確認し、仲間たちの元へと戻ってくる。
「確認したよ。ちゃんと全滅してる」
「うーん、何か持って居るかと思ったんだが……ロクな物がなかったよ」
エレムはついでにアイテムを物色していたらしい。
ゴブリンたちの持って居た武器は、一般的に流通している、ありきたりな物のようだった。恐らく被害者から奪ったのだろうが、持ち主などは流石にわからないし、拾って使おうにも、ボロボロすぎて、今持って居る武器の方がはるかに品質が良さそうだ。
貴重品はないか……とも思ったが、どうやらこの群れの個体は、わざわざ持ち歩いて自身の装飾する程度の知能はなかったらしい。住処でも見つければ、もしかしたら溜め込んだお宝があるかもしれないが、まぁ、それを探す当ても時間も、今はないだろう。
「おー……何とかなったか。うん、流石に疲れた……帰って寝たい……」
と、煙草をくわえ、火をつけようとするルナールへ、
「おや、まだやる事はあるぞ。街道を多少でも片付けなくてはな」
と、エレム。
「うえ、掃除までやるのか……?」
と、顔をしかめるシュバルツに、
「まぁ、確かにこのままってのもな」
肩をすくめる世流救であった。
「仕方ないわね、やるなら早くやっちゃいましょう」
クルーレアの言葉に、イレギュラーズは頷く。
かくして、簡単な街道掃除が始まる。
イレギュラーズが帰還の途につくまで、もう少し時間がかかりそうだった。
街道の平和は、イレギュラーズたちの手によって守られた。
この街道は、今後も交通の要衝として、人々の生活を支えていくだろう。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
ご参加ありがとうございました。
皆様のおかげで街道のゴブリンたちは駆除され、無事平穏が取り戻されました。
この街道を使って、人々はまた生活を続けていくことでしょう。
改めて、ご参加ありがとうございました。
またの機会がありましたら、よろしくお願い致します。
GMコメント
はじめまして。洗井落雲と申します。
街道で悪さを働くゴブリンを退治しよう、というお話になります。
●成功条件
ゴブリン12体の撃退
●情報確度
A。予想外の事態は発生しません。
●エネミーデータ
近接武器で武装したゴブリン×7
主に接近戦を挑んできます。
遠距離武器で武装したゴブリン×4
遠距離から、弓による援護射撃をしてきます。
リーダーゴブリン×1
最も安全な位置で指揮をとっています。雑魚ゴブリンを倒さなければ、攻撃するのはは難しいかもしれません。
なお、一度戦闘に入った場合、ゴブリンたちは逃走しないものとします。
●状況
森を突っ切るように設置された街道で、現れたゴブリンたちを撃退してもらいます。
ゴブリンたちは、『自分達の手に負えなさそうな獲物』には手を出さない傾向にあります。護衛の数が多かったり、規模の大きな商隊などには手を出してこないようです。
作戦に必要な物は、ローレットより貸し出します。例えば、囮兼移動用の荷馬車だったりなどです。
とは言え、兵器や武器などは、流石のローレットでも用意はできません。ご自身でご用意ください。
ゴブリンを撃退することが作戦の目的です。その為の犠牲はある程度目をつぶられます。が、犠牲が出るという事は、それなりに一般人からの印象は悪くなるかもしれませんね。
例えば、ゴブリンを撃退するために森に火を放つことも一つの手ですが、街道が使い物にならなくなるので、元も子もないと思います。
以上となります。
皆様のご参加、お待ちしております。
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