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シナリオ詳細

クリフがスープを飲む理由

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●薄いスープは罪の味
「いつもすまない、看守さん」
 その日も囚人番号7866クリフ・コラゾンは食事にコンソメスープを選んだ。
 彼の左足は分厚いギプス。奉仕活動の一環で中庭の手入れをしていたところ、庭木の上から落ちたらしい。
 以来、彼は共用施設での食事を止め、収容された監獄の中で食事をとらせてもらっている。

「構わんさ。どうせこの時間は見回りだ。……それにしても、随分とそのスープもどきを気に入ってるんだな」
「ああ。味は大分薄いが、独房はとても寒いから。温かいというだけで、ひと口すすればホッとするんだ」

 看守がベッド横に料理をのせたプレートを置くと、片眉をしかめつつ上半身を起こすクリフ。
 痛々しい姿に思わず看守は手を伸ばし、クリフの背中を支えてやる。

「馬鹿、痛い時は素直に言え! アンタの独房は俺の管轄なんだからな。傷が悪化したら俺が署長に大目玉くらっちまう」
「私の悪い癖だ。今まで家族以外の誰かを頼る習慣がなくて」
「まったく、本当にできた人だよアンタは。他の囚人に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらい、しっかりしてる。
……投獄された理由だって、本当……事故みたいな物だよな」

 クリフ・コラゾンは罪人である。懲役40年。収容先は難攻不落と名高い孤島の監獄《アリアドネ》。
 唯一の肉親である妹へ無体を働こうとした男を殴ったら、それがたまたま、街の権力者の七光だったというだけだ。
 裁判は作業的なものに近く、話を遮る裁判官に捏造された証拠と罪。そこに正義は欠片もなく、あるのは札束を握った後ろ暗い者達のゴミを見るような視線だけだった。

『クリフさん、こんな腐りきった司法に負けちゃダメよ!』

 味方になってくれた弁護士は最後までクリフを勇気づけようとしてくれた。しかし、諦めたのはクリフ自身。
 自分のせいでと嘆く妹をこれ以上、苦しめてしまわないように――クリフに出来る事は、なるべく穏便に獄中生活を過ごし、手紙をまめに送ってやる事だけだった。

「ははは、滅多な事を言わない方がいい。看守さんまで、あの家に目をつけられたら大変だ。
 それよりいいのか? 私の部屋で長話なんかして」
「――あ、やべ。まだ見回り終わってねーんだった! 食べ終わったら食器はそのままにしといてくれ。後で回収しに来るから!」
「承知した」

 ガチャガチャと慌てた様子で鍵を閉め直し、クリフの部屋から出ていく看守。
 足音が聞こえなくなった後、残されたクリフはプレートから先割れスプーンを手に取ると――ギプスをつけたまま、あっさりと立ち上がった。

「本当にすまない、看守さん」

 汚い手には汚い手を。木の上から落ちたのはわざとで、右足の骨折も偽りのもの。
 診断したドクターには金を握らせた。皮肉にもあの男と同じ手段で、今の己は立ち回っている。

 人は罪を犯さずにはいられない。けれど、なるべく誠実に生きる努力はできる。
 自分なりに正しき道を歩み続けようとしていたクリフが、清濁併せ吞んでまで脱獄を目論むようになったのは、大切な妹のためだった。

『クリフ。今わたしは妹さんのベッドの隣で筆をとっています。彼女は今、重い病にふせっていて……手紙の返事を書く事もままならないの』

 おかしいと思ったのは今年の春だ。短い文章でも、妹は必ずクリフに手紙を返し続けてくれた。なのに突然、ぱたりと返事が止んだのだ。
 それでもクリフは書いて、書いて、書き続けた。その結果、返ってきたのは世話になった弁護士からの手紙だったという訳だ。

『妹さんの寿命はもってあと数か月。貴方が服役を終えるまで、彼女を守り続ける約束をしたのに……わたしはまた、貴方の期待を裏切ってしまった。本当にごめんなさい』

(謝らないでくれ、弁護士さん。貴女が妹の傍にいてくれただけで、どんなに安心できた事か)

 この世に希望がないのなら、自分だけで道を切り開くしかない。再び捕まったっていい。死刑だって構わない。
 ただ、一目でも妹に会いたい。会って抱きしめてやりたい――。

 ガツ、と壁のレンガの隙間に先割れスプーンを突き立てる。プレートに残されたスープは、もうとっくに冷えていた。

●その世に希望がないのなら
「この後、クリフの脱獄は失敗してしまうの」

『境界案内人』ロベリア・カーネイジは片手に持った本を示し、淡々と結論だけ述べた。

「最初に読んだ通り、この監獄は難攻不落なの。彼はそれなりに頭がきれるけれど、体力は一般人でしかないもの。
 兄が脱獄の罪に問われた事を知り、妹は深い悲しみを負ってこの世を去るわ。残されたクリフは失意のままより深層の独房に囚われ、壊れてしまうの。……ただし」

 集まった視線にロベリアはそこで、悪女めいた微笑を見せる。

「その世に希望がないのなら……脱獄前に貴方達(希望)を向かわせれば、運命が変わると思わない?」

NMコメント

 今日も貴方の旅路に乾杯! ノベルマスターの芳董(ほうとう)です。
 食欲の秋、芸術の秋ときたらやっぱり脱獄の秋ですよね!

●目標
 クリフを監獄から脱出させる

●場所
 難攻不落と名高い孤島の監獄《アリアドネ》。名の由来は神話に登場する、迷宮攻略のアイテム《アリアドネの糸》から取られているいます。神話クラスの道具を手に入れない限り脱出できない、というのが由来だとか。
 迷宮のように複雑な獄中は、厳重な警備体制がしかれています。監視カメラに大人数の看守、恐ろしいセキュリティシステム……などなど。

 今回、皆さんの旅は、この監獄の囚人として独房の中に閉じ込められた所からのスタートとなります。
 部屋にあるのは簡素なベッドと申し訳程度の椅子と机、トイレのみ。部屋を照らす電球は小さく、鉄格子以外はすべて石畳の壁や天井となっています。
 幸いな事にロベリアの手配によって収容されるのはクリフの独房のすぐ近くで、各々が装備していた武器やアイテムはこっそりと部屋に持ち込まれるようです。

●登場人物
【囚人番号7866】クリフ・コラゾン
 不運な事件でアリアドネに収容された20代半ばの青年。礼儀正しく基本的には善に近い性質ですが、今回は妹アンジェラのために脱獄を試みる事にしました。
 収容される前は妹と一緒に細々とパン屋を営んでいたそうです。

【Cエリア担当看守】ベン・ラスピード
 クリフや特異運命座標が収容されている独房の担当看守。がさつですが、面倒見がよく熱血漢。自分の仕事に誇りをもっている反面、同年代のクリフが不当な罪で投獄されている事を気にしているようです。

【女弁護士】ダイアナ・エルス
 クリフの弁護を担当した事をきっかけに、クリフの妹アンジェラを保護していました。監獄へ直接出向く事はできませんが、予め連絡をとっておけば助けてくれるかもしれません。

【パン屋の娘】アンジェラ・コラゾン
 兄を待ち続ける幸薄き妹。パン屋を営んでいましたが、今は病にふせりベッドから起き上がれない状態です。

【境界案内人】ロベリア・カーネイジ
 今回みなさんを異世界に案内する境界案内人です。脚を戒めた妖しい聖女。備品の手配など何かお願いしておけば、可能な範囲で手伝ってくれるかもしれません。

●その他
・最初は全員、ひとりにつきひとつの独房に収容されてしまいます。自力で脱出するか、仲間の力を借りるかしてまずは自分が檻を出ましょう。
・クリフは平均的な人間種です。体力その他のスペックは健康な成人男性くらいです。

 それでは、よい旅路を!

  • クリフがスープを飲む理由完了
  • NM名芳董
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2020年10月25日 22時11分
  • 参加人数4/4人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(4人)

回言 世界(p3p007315)
狂言回し
星影 向日葵(p3p008750)
遠い約束
月錆 牧(p3p008765)
Dramaturgy
溝隠 瑠璃(p3p009137)
ラド・バウD級闘士

リプレイ


 ガシャン、と重い鉄格子の扉が閉じた。
 4つの牢屋に4人の新人。罪を偽装した特異運命座標たちである。各々が大人しく牢屋の中に納まると、看守はさっさと廊下の奥へと消えてしまった。これには『天色に想い馳せ』隠岐奈 朝顔(p3p008750)も呆れた様で、ほんの少し眉を寄せる。
「一人も見張りを置かずに行っちゃいましたね。よぽど脱出不可能のうたい文句に自信があるんでしょうか」
「いいねぇ。脱出不可能な監獄からの脱出ってのは悪くない。俺は好きだよそう言うの」
 主目的は多少異なるものの、言わばこれは脱獄ゲームだ。いつもは面倒事を避けたがる『貧乏籤』回言 世界(p3p007315)が、珍しくやる気を見せるのとほぼ同時。
――キ゚ィ、と何処かの扉が開かれる音が響く。
「え、早くね?」
「錠前がよくあるタイプでよかったゾ!」
 ご機嫌な調子で牢を飛び出したのは、『ラド・バウD級闘士』溝隠 瑠璃(p3p009137)だ。彼女はバトルジャンキーだが、イコール脳筋という訳ではない。勝利を得るにはあらゆる手段が必要だ。今しがた使ったワイズキーは、勝ちへの執着心が成した技なのである。
 首尾は上々。次はどうしようかと思案していた時――。
「何をしている!」
「うわっ、見つかったんだゾ!?」
 声をかけたのは見回りをしていた看守のようで、仲間に知らせようと腰から無線を取り上げる。されど報告が管制室へと届く前に、暗がりから看守の方へ伸びる手があった。
「――ぐっ!?」
 流れる様に繰り出された組技が看守を絡め落とし、どうと冷たい床へと倒れ込ませる。
「か、看守さんが看守さんを倒しちゃったんだゾ?」
「いいえ、看守ではななく……わたしです」
 しっ、と人差し指を唇にあて沈黙を促したのは、なんと看守姿の『邪妖精斬り』月錆 牧(p3p008765)だ。彼女は早々に解錠スキルで脱出した後、用意しておいた制服で看守側へと紛れ込んでいたようで。倒した看守の腰から鍵束と無線を物色し、己の腰に取りつける。
「1秒でも時間が惜しい。クリフさんと残りの仲間を助けましょう」
「分かったんだゾ! ここからも隠密に――」

 どかーーん!
――ジリリリリリリ!!

 唐突に轟く爆発音と鳴りやまぬ警鐘。もうもうと立ち込めた砂埃の方を2人が見ると、そこには相対するように2つの影がある。
「けほっ……最悪だ。白衣が汚れちまった」
「不殺攻撃で壊せるとか……こほッ。監獄の壁、脆すぎないですか?」
 世界と朝顔は用意した脱出方法は至ってシンプル。文字通りの"力づく"である。互いの脱出を祝うように2人はパーンとハイタッチをした後、牧が手にしている鍵に気づく。
「えっと……先輩方、もしかして密かに脱出をしようと……?」
「こうなってしまったのは必然です。事前に脱出方法について掘り下げてはいなかったのですから」
 それはさておき、と牧は唯一無傷の牢へ視線を流した。世界と同じくらいの背丈だろうか。そこには呆然とした様子で状況を見ている囚人の姿があった。護送対象のクリフである。
「これは一体、何の騒ぎだい?」
 戸惑いと期待の交じり合う声音で問う彼の方へ、瑠璃は歩み寄って檻の鍵を解く。
「クリフさんの事情は知ってるゾ! 無実の罪を着せられて監獄に投獄されて、しかも妹さんに一目逢うだけの為に脱獄まで考えるなんて……なんて心意気のいい男だゾ!」
「私達は、クリフさんの悲劇をを変えられるなら……ううん変えてみせなきゃ、と思って助けに来たんです!」
 こうしている間にも、豊穣では尊い人が窮地に瀕している。彼を救うためにも、この程度の"最悪の未来"くらい跳ね除けていかなければ――。朝顔の天色の瞳に強い意思が宿る。
 彼女たちの真摯な説得に、クリフは一瞬考えるような素振りを見せた後、決意を固めて4人へと向き直った。
「……信じてもいいのかい、君達を」
「貴方が今、此処にいるのは判断ミスによるところが大きい」
 街が権力により腐っていることなど、それなりに長く住んでいれば気が付くはず。
 ろくでもない人は反省などせず、ただ報復しか考えないのはそれなりの年月を生きていれば知っているはず。
 なぜ無体を働く男を殺し、その日のうちに街から逃げ去らなかったのか。
「総じて考えれば、牢につながれる日々も当然と言えます」
 痛いところを突かれて俯くクリフに向けて、牧は「しかしながら」と付け加える。
「遅くとも自分の意思を表した者を私は支持します。……せめて、悔いのないように」
「……! ありがとう、看守さん」
「いえ、だからわたしは看守ではないのですが……」
「おーい、話がまとまったんなら、こいつを運ぶの手伝ってくれないか?」
 暫く姿が見えていなかった世界が廊下の奥から何かを背負って引きずっている。朝顔が運ぶのを手伝おうと近づくと、その荷物は"物"ではなく……。
「な……何を運んで来たんですか?」
 問われれば世界がニヤリと笑う。

「見ての通り、こいつは遺体さ」

 死体。その不穏な響きに表情がやや強張る者も少なくはなく。
「事態を解決するには、矢張り暴力……。世界さんって結構、ワイルドなんですね」
「遺体を用意したのはロベリアだぞ。クリフの死を偽装するためにな」
 自分の牢から囚人服を持って来ると、世界はその遺体に手早く服を着せ始めた。オーダーはクリフの背丈と同じくらいの成人男性だったが、途中で妙な違和感を覚える。それには見張りをしながら様子を見ていた牧まで気づくような物だった。
「その遺体、頭に何か付けていませんか?」
 黒髪の間から覗き見える赤い色は、どう見てもリボンの付いたカチューシャで――。
「顔は見ない方がいい気がしてきたゾ……」
「奇遇だな瑠璃、俺もそう思ったところだ」
 さっさと燃やしてしまおうと宙へ片手をかざせば、火の粉が爆ぜるような音と共に魔方陣が展開される。現れた火の精霊は命じられるがままに、横たわる遺体を炎で包み込んだ。火力は勢いを留めず室内にある物を巻き込みはじめ、大人しく囚われていた囚人達も異変に気付いて騒ぎ始め――その隙を見逃さず、牧は周囲の牢を片っ端からマスターキーで開けていく。
「煙が迫る前に避難を」
 感謝を述べる者、怒鳴り続ける者。囚人達の反応は様々だったが、檻から逃げ出す者は後を絶たず。
「大丈夫なのかい? あんなに逃がして……」
「どうせきちんと確定された罪状で入ってもいないようですし、何より――木を隠すなら森の中、というでしょう?」
 情けは人の為ならず。クリフをたくさんの逃亡者の一人にしてしまえば、追手も分散されるという訳だ。彼女の策はそれだけに留まらず。
『こちら管制室、状況報告を!』
「B-78地区で爆発事故が発生。囚人が多数逃げています。向かう先は東3番ゲートと推測。救援を求む」
 無線を介して虚構と真実を織り交ぜた情報を流し、看守達の意識を別の囚人へ言葉巧みに逸らし続ける。それでも混乱の最中に5人の逃亡を気づく者があれば、瑠璃がすぐさま対処にあたった。
「お前達、そこで何をして――ぐあっ!」
「絶対に脱獄させて妹さんに逢わせてあげるゾ! 目指せ!ハッピーエンドだゾ!」
 混乱の中での隠密は看守の屍を積み上げていく。それを目の当たりにしても、クリフは恐れるどころか頼もしさを感じるようになっていた。激しい逃走劇の中でも落ち着いて考えられるのは、抱き上げてくれている朝顔のおかげだ。
「なんだか申し訳ないな。重くはないかい?」
「へっちゃらです……悲しいくらいに」
 乙女心としては複雑だが、護送するのに最適ならば仕方ない。
――と、廊下を曲がった直後。
「世界さん、パスです!」
「なんっ……!?」
 突如名指しを受ける羽目になり、尻もちをつきながらも、世界はなんとか放られたクリフを受け止めた。文句を言おうと朝顔の方へ顔を向けるも、そこに在るのは今しがた崩れ落ちたばかりの瓦礫。
「朝顔ーっ!!」
「大丈夫です、生きてます!」
 すぐに元気な返事が返ってくる。しかし、合流は絶望的な状況だ。どう助けようと意見を出し始めた仲間へ、構わないと朝顔は笑い、迫りくる看守達に大太刀を向けた。
「証明してみせます。抗えない絶望はないんだって。未来は変えられる――だから、先輩がた。後は任せました!」
 激しく打ち合う刃の音を背にして、一行は逃走ルートをひた走る。犠牲を無駄にしない事……それが残された者達の、唯一の誠意なのだから。


 難攻不落と名高い孤島の監獄《アリアドネ》。その暗く長い廊下を走り、一行はついに外へ繋がる出口へとたどり着いた。扉を開ければ今宵は満月。美しい夜だ。
――しかし。
「……っ!」
 足元竦むような高所に世界は慌てて一歩退いた。孤島は孤島でも、この監獄は空の孤島。巨大な飛空艇だったのだ。
「海を渡って逃げる事もできず、飛び降りるには……。だからあのように看守達が自信あり気だったのですね」
 まだ終われない。牧は幾つもの手段を思考する。仲間に飛行持ちはいない。看守が陸に降りるために使う手段を強奪するか?
 せめて悔いのないように。あらゆる希望をかき集めていたその時――。
「見ろ、雲の奥から何か近づいてくる!」
 世界が指差したのは一機のヘリコプターだった。助手席を開き、手を伸ばしたのはクリフがよく知る人物。
「ダイアナ、どうして君が!?」
 弁護士ダイアナ。彼女ならば助けになると踏んで、瑠璃が手をまわした結果だ。
「待たせてごめんなさい。助けに来ました!」
 しっかりと握り合う手。ヘリの中にクリフは乗り込み、礼を告げながら飛び去っていく――。
「アンジェラちゃんとダイアナさんと一緒に一緒に幸せになってね、クリフさん」
 大手を振って見送った後、瑠璃は廊下の方へ視線を戻す。
 目的は達成された。ここからはボーナスミッションだ。

――崩壊する飛空艇。取り残された朝顔を救い、4人で無事に脱出せよ!

成否

成功

状態異常

なし

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