シナリオ詳細
緑影の牙は穿つ
オープニング
●緑影の牙は穿つ
大陸西部の迷宮森林地帯『アルティオ=エルム』、通称【深緑】。
迷宮森林の中の一角に住まう幻想種達は、極々平穏な生活を営んでいた筈なのだが。
「おい、こっちだ! こっちに珍しい幻想種達が居たぞ!」
と、荒々しい男の声が聞こえ、更に。
「ウゥゥ……ワゥン!!」
と、獣の声も聞こえてくる。
……その獣の声と共に、迷宮森林に忍び込んできたのは、バンダナを巻いた盗賊達と、彼等に飼われし狼達。
どうやら狼達は、少し前に迷宮森林から誤って森の外へでてしまった幻想種の服の匂い等を利用して、似た匂いをする者が居る場所を捜索……余り人の手が入っていない深緑の住人達の財産を狙い、この迷宮森林に潜り込んできてしまった。
「どうにかしなければ……なりませんね」
そんな招かざる侵入者を、深い森の中から静かに見つめているのは、静かな雰囲気ながらも、その目には強い気持ちを湛えた幻想種の少女。
「先ずは村の人達に避難を。そして、信頼出来る善き友人へ話を持って行きましょう」
こくりと頷いた少女は、森の中に紛れ込みながら、村へと急いだ。
●
「イレギュラーズの皆さん、ちょっとお話を聞いて欲しいのです!」
と、『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は、周りのイレギュラーズに声を掛けて回る。
そして、立ち止ってくれた皆にぺこり、と頭を下げながら。
「話を聞いてくれて感謝なのです。今回、深緑の人から依頼が舞い込んできたのです」
「深緑の迷宮森林にどうやら、幻想種の隠し財産という者を狙って紛れ込んだ盗賊と獣の群れが居る様なのです」
「盗賊と獣の群れは、言わば野盗の類いなのですが……どうも迷宮森林から迷い出てしまった幻想種の人を殺し、その服の匂い等を獣に追わせる事により、幻想種の人達が住む村を見つけようと言う事の様なのです」
「勿論、幻想種の隠し財産なんて言うのは根も葉もないデマなのですが……恐らく盗賊達は、財宝が無いと知れば、村の人々を腹いせに殺して仕舞いかねないのです。そんなの、酷いと思うのです!」
「そこでイレギュラーズの皆さんには、幻想種の方達と協力して、盗賊達に痛い目を合わせて、迷宮森林から追い出してきて欲しい、っていう依頼なのですよ!」
「幻想種の方々には罪は無いのです。そんな人達を守るのも、イレギュラーズの皆さんの力の見せ所であると思うのです。だから、宜しく頼むのですよ!!」
と、拳をぎゅっと握り、振り上げるユリーカなのであった。
- 緑影の牙は穿つ完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2020年10月17日 22時02分
- 参加人数8/8人
- 相談5日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●風を感じて
大陸西部、迷宮森林が広がる一帯、アルティオ=エルム。
深い森が安らぎを与え、森の善き友のハーモニアが多く住む地。
しかし、そんな幻想の地に不穏な影が忍び寄る……幻想種の隠し財産というデマを信じ込み、幻想種を捕らえんとする野盗と獣達。
「全く……性懲りも無く汚らわしいよね」
と呆れたように溜息を吐くのは、『森の善き友』錫蘭 ルフナ(p3p004350)。
それにこくりと頷くのは『小さな決意』マギー・クレスト(p3p008373)。
「本当ですね、噂に踊らされて残酷な事をしようだなんて……しっかり止めてお仕置きしないとです……!」
「全くだよね、こういう人たちってほんっと、やんなっちゃう」
そんなルフナに対し、『壁を超えよ』杠・修也(p3p000378)が。
「確かに、獣の嗅覚を使って幻想種の人を見つけ出す、か。悪人っていうのはどうしてこういう悪い事には頭が回るんだろうな?」
と肩を竦めると、ルフナが。
「うん、楽して生きることばっかりに悪知恵が巡るよね。そんな悪知恵を働く奴らに、僕らを護る砦でもある迷宮森林の肥料にでもしてやりたい所だよ」
そんなルフナの憤りに、うんうんと強く頷くのは『ムスティおじーちゃん』ムスティスラーフ・バイルシュタイン(p3p001619)。
「そうだね、誰も襲われることの無い世界になればいいのに。ボクはこういう賊とか、昔を思い出して大嫌い! 一人残らず倒してやるんだ!!」
拳を振り上げるムスティスラーフに、『ねむねむマタギ』バオル=スタニス(p3p009095)も深く頷く。
そして、ハーモニアである『0℃の博愛』ブラッド・バートレット(p3p008661)と『冷たい薔薇』ラクリマ・イース(p3p004247)も。
「深緑で悪事が絶えないのは嘆かわしい事です。そして……深緑の森はとても大切なものです。野盗はもちろん、この森の者でも傷付ける事は罪深いと思います」
「ええ。故郷である深緑を脅かす輩を許す事はできません。その罪をしっかりと、その身をもって償って頂きましょう」
そして、修也とマギーが。
「正直、使われているだけの獣は少し可哀想かもしれないが、飼い主が悪かったと思って、諦めて貰おう」
「ええ。ちょっと野盗と獣が併せて25体と、結構数が多いのは心配ですが、怖いだろうに囮を申し出てくれたルリアさんのためにも、無事に依頼を達成しないとです」
そして、イレギュラーズ達はユリーカより指示された、今回の依頼主である少女の待つ場所へ。
……森の中で息を潜めていた彼女が、イレギュラーズ達に気付くと共に、静かに。
「……貴方達は、信頼出来る善き友人ですか?」
凜とした声で問い掛けると、それに『魔風の主』ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)が。
「ええ。ローレットより参りました。アナタはルリアさんでしょうか?」
「はい。本当に来て頂けたのですね……ありがとうございます」
その言葉と共に、すっ、と姿を現わすルリア。
ハーモニアの少女、ぱっと見た限りの外見年齢は20歳前後という具合。
そんな彼女に対し、静かに頭を下げる修也。
「ルリアさん、今回は案内役を買って出てくれてありがとう。本当はあなたを危険な目に合わせたくは無いんだが……」
「いいえ……私にとって街の人達は大切な人です。みんなを護る為に、私は……私の出来る事をしたいのです」
真っ直ぐに見つめてくる彼女、それに頷きながらムスティスラーフとウィリアムが。
「了解、それじゃルリアちゃん、案内は宜しく頼むね。あ、でも戦闘になったら下がって援護をお願いね?」
「そうだね。大丈夫……僕もハーモニアだから、皆を護りたいという気持ち、良く分かる……だからこそ、皆生きて帰ろう」
と、二人の言葉にもう一度頭を下げるルリア。
そしてルフナも。
「そうそう。迷宮森林に抱かれて生きる僕らにとっては、ここは慣れ親しんだホームに等しい。だからこそ、ホームを荒らす奴らは追い返してやろうよ」
「……そうですね。ありがとうございます。では皆さん……こっちです」
ルフナに頷き、そしてルリアはイレギュラーズ達の前に立ち、歩き始めた。
●風を荒らす者
そして、合流地点から少し。
迷宮森林の名の如く森が繁り、周囲はかなり薄暗い。
そんな薄暗い中、小さな灯り、もしくはそれぞれの暗視能力を活用し、ルリアの先導の下、敵の下へ。
……暫し歩いて行くと、立ち止るルリア。
「……」
そんな彼女の雰囲気に気づき、彼女の横に進み出るブラッド。
その一歩後ろで、マギーは超聴力を活かし、周囲の足音、声を鋭く感じ取れるようにする。
そして、小さな声で。
「……ルリアさん。左前の方向から声が聞こえます。騒がしい声に、獣の咆哮……恐らく間違いないと思います」
「ありがとうございます」
軽く頭を下げるルリア、そして。
「では……私が囮になります。皆さん……宜しくお願いしますね」
との言葉にムスティスラーフは。
「了解。あ、保護結界をこの辺りに展開しておくから。火気ではないから木々に傷は付かないはず。そこは安心してね」
笑顔を浮かべるムスティスラーフ、それに修也も。
「そうだな。森は破壊したくないから、保護結界を使ってくれるのは助かる。だから、一人で突出する様な事はしないでくれ」
「分かりました」
こくりと頷き、マギーの指指した方向へと駆ける。
その少し後ろでブラッドとルフナがサポートする様に少し後ろを追う。
……そして。
『……おい! あそこに居るぞ!!』
『何!? お、いたいた! 追いかけろ!!』
荒々しい男達がルリアの姿を発見し叫び声を上げる。
そして、彼等の指示を受け、地を駆ける狼の様な獣達。
瞬く間にルリアへの距離を詰めるが……ルリアも踵を返し、イレギュラーズ達の下へ。
そして、ルリアと入れ替わるように獣の前へと立ち塞がるブラッドとルフナ。
「始めましょうか」
「ああ」
短く頷き合い、そしてブラッドは先陣切ってやってきた獣に対し、ショウ・ザ・インパクトを発動。
敵を別の獣にぶつかる様に弾き飛ばし、後ろからやって来た獣を一時的に足止めする。
その間に、他のイレギュラーズ達も、その場へと辿り着く。
すぐにムスティスラーフが周囲に保護結界を発動し、森への被害を最低限に抑える様にする。
そして、イレギュラーズ達が立ち塞がる所に、追いかけてきた野盗達も到着。
「幻想種……だけじゃない?」
「おい、何だお前ら! 邪魔すんじゃねえ!! いや、お前達……もう既に幻想種の財宝を手に入れたとかじゃねえだろうな?」
と苛立ち気味に吐き捨ててくる。
……が、そんな野盗達に対し、ウィリアムが。
「僕らの財産? 目の前にあるよ。この森と人こそが、僕らの宝物だ」
真っ直ぐに見据えるが、野盗達はそんなの関係無いとばかりに。
「うるせえ!! 森と人がお宝だぁ? 馬鹿言ってんじゃねえ!!」
と、わーわー叫ぶ。
……しかし、そんな言葉を相手する事無く。
「そうだね。偶に君達が思い描いているようなものが眠っていたりもするけど、君達には関係無い話さ。よくも同胞を怖がらせてくれたね……宝じゃなくて、痛い目を見させてあげるよ」
とウィリアムが宣告。
「痛い目だぁ? ははは、てめえらのような奴らが俺達に勝てるなんて笑っちまうぜ!!」
その言葉と共に、野盗達は大笑い。
その言葉に、唇を噛みしめるルリア。
と、その瞬間、野盗達の横から修也が魔砲を容赦無くぶち込む。
「うわぁ!?」
不意を突かれた一撃に驚くが、更にムスティスラーフが。
「ほらほら、余所見してちゃー危ないよー!」
と笑いながら、更に敵集団に大むっち砲をぶっ放す。
修也とムスティスラーフ二人の先制攻撃に、流石に驚き混乱。
その混乱で攻撃も、指示もバラバラな野盗と獣。
そうしている間に修也はルリアの下へと移動し。
「大丈夫か? 傷は無いか?」
「ええ……!」
「そうか。あなたのような勇敢な女性に万が一があってはたまらないからな……少し後ろから支援攻撃を頼む」
と指示を与えると共に、彼は再び前へ。
同じくウィリアムとルフナも前へと出る事で、後衛へと通さない為に壁を作る。
又、ウィリアムが前からチェインライトングで、マギーが後衛からファントムチェイサーを使用して攻撃する一方、ラクリマはソリッド・シナジー、ルフナはクローズドサンクチュアリで、己が身を固ていく。
そして、次の刻。
混乱していた野盗と狼達。
「いてぇじゃねえか……くそっ、殺ってやる!! お前等も行け!!」
怒りと共に、野盗達はショート・ソードを手にし、近くのイレギュラーズ達へ無差別に斬り付ける。
一方で狼達は、ウォォンと唸り声を上げながら、地を蹴り、飛びかかっての噛みつき攻撃。
次々と噛みつき、斬り付け……前衛に立ち塞がる修也とムスティスラーフ、ウィリアムの三人へダメージ。
ただ、絶対に退く事は無い。
「ほらほら、僕達を放っておくと危ないよー?」
とムスティスラーフは敵に挑発の言葉を投げかけつつ、敵の攻撃を一通り受け止めていく。
そして敵が一通り攻撃した後、ブラッドは仕掛けてきた狼を、再度ショウ・ザ・インパクトにて一番前に出てきている狼を弾き飛ばし、出来る限り距離を取る。
更にウィリアムのチェインライトニング、修也のソウルブレイクを続けて放ち、狼と野盗を纏めて仕掛ける。
加えてラクリマの氷雫のラクリモーサが、敵を纏めて氷結の一閃。
そしてマギーは。
「それ以上前へは、進めさせません」
と、ゾーンバインドを使って敵丸ごと足止めし、その場へと縛り付ける。
そしてルリアは、仲間達に護られながら、狙い澄ました一矢を放つ。
その一矢が狼へと突き刺さり、ワォォンと咆哮が木霊。
ただ……まだ倒れない。
「大丈夫だよ。出来る事をしてくれれば、助かるから」
とルフナは元気付けるように言いつつ、天使の歌で前衛を軸に回復する。
三刻目。
相も変わらず無差別に攻撃し続ける野盗と狼。
……いや、狼は自分の身を守るが為に噛みつき、イレギュラーズ達の体力を吸収しようと、立て続けに集中して噛みついてくる。
その攻撃をも、自分の腕を敢えて噛ませる事で仲間を護るムスティスラーフ。
ただ、血飛沫が視界に映る事で、驚くルリア。
「大丈夫大丈夫……ルリアちゃんはムリしないで、お爺ちゃんに任せてね。もう誰も失わせはしないから」
何処かノンビリとした口調で、安心させるように告げる。
とは言え結構なダメージを受けたのには違いなく、片膝を突く。
そんな彼に対し、ルフナが神奈備で体力を回復。
回復している間には、ウィリアムが一歩前に出る事で、自分に攻撃を集中させる。
前衛に立つムスティスラーフ、修也、ウィリアムは三人で前線を入れ替わる事で、前線が決壊する事の無い様に立ち回る。
対し後衛のラクリマ、マギー、ブラッド、そしてルリアが後衛から確実に敵を狙い……一匹ずつを確実に仕留めて回り、ルフナは仲間の回復、及びAPの支援に尽力する。
そして戦闘開始から数刻。
先ずは素早く体力吸収を持つ狼五体を優先的に討伐。
「お、おい……こいつら、強えんじゃねえか!?」
「か、かもしれねえ……でも、まぐれだまぐれ!!」
明かに焦り始める野盗達だが、まだ戦意喪失はしていない模様。
「逃す気は一切ありません。一匹たりとも無傷では逃しません」
と野盗をじっと睨み付けながら、ラクリマは更なる氷雫のラクリモーサにて、次々と敵を氷漬けにする。
氷漬けにされ、動けなくなった野盗を修也のフルメタルボムが狙い撃ち。
更にブラッドのレッドニードルや、マギーの精密射撃が、弱り切った野盗を狙い撃つ事で、野盗を一人ずつ倒していく。
弱り切っても、イレギュラーズ達が手を休めることは無い。
野盗達も着実に数を減らして行き……いつの間にか、残り3人。
流石に数の上でもイレギュラーズ達よりも少なくなってしまい……気付いた彼らは。
「おいい……これは不味いだろう……!?」
「し、知るかよ……」
と、かなり弱気。
周囲をキョロキョロと見渡しており……明らかに逃げ道を探し始めている。
……しかし、そんな彼等に対しラクリマが。
「お前たちの顔は覚えた。次、この深緑で見る事……再び悪さをしている噂があればこの程度で済まない。ここにいないかもしれない仲間もいるでしょうし、それを含め二度とこの迷宮森林……いえ、深緑に立ち入れなくなるトラウマをしっかりと植え付けて上げましょう」
毅然と言い放つラクリマ。
その一言に、心底恐怖を覚えたのだろう……野盗達は、髪をかき乱して叫ぶ。
そしてナイフを無差別に振り回し、形振り構わず周りのひと、ものを全て斬り付ける。
しかしその腕をぐっ、と掴み、攻撃を封じる修也。
「やめろ、やめろっ……!!」
完全に取り乱している野盗……そいつを至近距離のフルメタルボムでぶん殴る。
更に別の野盗をブラッドが攻撃し、敵同士を衝突させる。
更にはそこへマギーが。
「これで終わりにしましょう。ルリアも」
ルリアを促し、二人、狙い澄ました一矢を穿つ。
そして……。
「さあ、後は……お前だけだ」
とウィリアムが神威太刀を振り落とし……最後に残った野盗も、一刀両断に斬り伏せるのであった。
●風を読みて
そして……全ての濫入者達を倒したイレギュラーズ達。
「……大変なお役目、お疲れ様でした」
と、マギーはルリアににこっと微笑む。
「……あ、ありがとうございました……でも……本当、なのでしょうか?」
濫入者を倒した事に安堵するのだが……でも、まだ実感が湧いていない模様。
そんな彼女に対し、ラクリマが。
「ええ……貴方が、深緑の脅威を打ち払ったことは事実です、お疲れ様でした」
と、優しい言葉を掛ける。
そんな二人の言葉に、改めて実感して安堵の息を吐いて。
「私でも……守れたんですね……」
と、嬉しそうな笑みを浮かべる。
そんな彼女を横目にブラッドは、周りの木々に手を当てて、静かに目を閉じる。
「……分かりました。良かったです」
木々から聞こえてきたのは、喜びの言葉。
保護結界の効果もあり、大きな傷がついた木々は無い模様。
「んー……被害も最小限に抑えられたって所かな? 取りあえず良かった良かった、っと。それじゃ、ルリアさん……村に帰ろうか。きっと村の人、喜んでくれるよ」
と、ルフナはルリアを促す。
「あ……ならば、皆さんも一緒に……私だけの力では、絶対に成し得なかったと思いますから……」
と、ルリアは頭を下げる。
それにイレギュラーズ達は頷いて、戦場の後片付けをぱっとすると共に、護り終えた村へと向かうのであった。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
イレギュラーズの皆様、ご参加ありがとうございました!!
皆様のお陰で村は護られ、そしてルリアも……多少の自信を付けた様です。
皆様の戦いを目の当たりにした彼女も一念発起し、近い将来、皆様の前に姿を現わすと思います!!
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
今回の依頼は、深緑の『善き友人』達を救出する為の依頼、となります。
●成功条件
案内者であり、囮でもある幻想種の少女『ルリア』を守り、野盗の集団を退治する事です。
最低限痛い目を見せて、迷宮森林に今後立ち入れたくなくなる様にしなければなりません。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●周りの状況
今回、案内人『ルリア』は、野盗を退治する為に囮になる事を申し出ます。
『ルリア』自身は、後方から弓矢を射る位の戦闘能力はありますが、自衛を何とか出来るといった具合ですので、前に出したりすると程なく倒れてしまうでしょう。
その為、どうにか皆様の力で護り切って頂きたいと思います。
戦場となるのは、迷宮森林の中ですので、周りには鬱蒼と生い茂る森が広がります。
昼でもある程度の暗闇に覆われておりますので、注意して下さい。
尚、引火するような火気を使用すると、燃え広がってしまいかねませんので、できるだけ避けて欲しい……とルリアは言っています。
勿論、それに従うかどうかは皆様のプレイング次第ですが……。
●討伐目標
敵となるのは、野盗と獣(狼状)です。
野盗の集団、20人で全員前衛。
攻撃手段:ショート・ソードなど、小振りの武器を振るいます。物理攻撃で至近距離の射程です。
防御手段:簡単な盾を持っており、ちょっとした防御や受け流しは出来ます。
獣の集団、5匹で前衛、素早い(反応値高め)。
攻撃手段:飛びかかっての牙での噛みつき攻撃(物・近・流血付与&HP吸収有り)
常に副行動は攻撃集中を行いますので、能動的に防御を行う事はありません。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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