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シナリオ詳細

ゴリドルFINAL・紅白歌合戦!

完了

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●今年の締めに悪逆を。
 年末にやってくる、最大にして最高の歌の祭典『アイドル紅白歌合戦』。
 赤組と白組に別れ、ダンスを、歌を、愛嬌を。全ての技術を集約してアイドル達がしのぎを削り、その年の集大成を飾るパフォーマンスを繰り広げる――。
「いよいよですね、ンフフフ!」
 その背後に、悪しき者達の思惑があるとも気づかずに。

「さぁ、皆さん。12月頭に解禁された情報には目を通しましたネ?」
 長い脚を交差させ、長髪のインテリプロデューサーことジョーク・アリアスは眼鏡をすり上げ、メンバー達に激を飛ばす。
「我ら巨大アイドルグループ《ライハ48》は今年の紅白、白組として出場いたしまス。獄中から脱獄したゴリドル・カレンと、初期メンバーの恩師にして我が兄、グッドマン氏とは変わらず連絡がとれませんが……彼と彼女らを除いても、あなた方には世界を魅了する力があル!」

「君らアイドルグループ《ライハ48》。ゴリラを祖に生まれし偉大なるアイドルの乙女達。ならバっ! 必ずやこの世界を、いや……更にその先にある異世界さえモ!
 その輝きで満たす事が出来るはずなのでス!!」
「ウホ! ウホホ!」
「キャホーッ! ウホホホホ!」
 総勢600匹を超えるゴリラの雌叫びとドラミングが会議室を覆う中で、アリアスは密かにほくそ笑む。
「貴方の好きなアイドルで、貴方を絶望に叩き入れてご覧に入れましょウ。兄さん……フフフ。待っていますヨ。年末のステージで!!」

●試されるアイドル
「皆様へアイドルのカレンと、プロデューサーのジョーク・グッドマン氏からSOSが届きましたわ」

『境界案内人』ロベリア・カーネイジは分厚い一冊の本を取り出す。
<偶像創生-アイドルヘヴン->――それは2度にわたり、特異運命座標が救い続けた異世界。4つのアイドルの魂に名を与え、陰謀から助けようと奮闘し続けた場所だ。

「この世界で最も大きな歌謡祭・紅白歌合戦に《ライハ48》というアイドルグループが出場する事になりましたの。ですが、そのプロデューサーであるアリアスという男はアイドル達の力を悪用し、世界を滅ぼそうと企んでいるそうですわ」

 グッドマン氏いわく、この世界のアイドル達は、アイドルオーラというエネルギーを秘めている。歌謡祭のパフォーマンスでその力が絶頂まで高まった時、アリアスはエネルギーを悪用し、世界滅亡の決戦兵器『ナルキッソスの悲劇』を起動させるつもりだという。

「歌には歌を。踊りには踊りを。アリアスに対抗すべく、カレンとグッドマン氏は
 紅白歌合戦の赤組の参加権をもぎ取ったそうですわ」
 世界を救う方法はただひとつ。総勢600匹を超える巨大アイドルグループ《ライハ48》のメンバーを超えるパフォーマンスをもって、世界を魅了し歌合戦を勝利する事だけだ。

「向かいなさい、特異運命座標。
 貴方達のパフォーマンスが、世界を救う奇跡となるのです!」

NMコメント

 今日も貴方の旅路に乾杯! ノベルマスターの芳董(ほうとう)です。
 年末といえば紅白ですね。参加する側になれるのは激レアですよ! 多分!

※Attention※
 このシナリオはLN『ゴリラをプロデュース。』『ゴリドル・プリズン大脱走!』の続編となりますが、読まなくてもお楽しみ戴ける内容となっております。

『ゴリラをプロデュース。』
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2111
『ゴリドル・プリズン大脱走!』
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2253

●目的
 赤組に参加するカレンをサポートし、白組の《ライハ48》にアイドルライブで勝利する。

●世界『偶像創生-アイドルヘヴン-』
 現代日本とほぼ変わらない世界です。違う所といえば、
 どんな服装や外見の異世界の人間も驚かずにすんなり受け入れてしまう事と、
《プロデューサー検定》で資格を得たプロデューサーが、無から偶像を作り上げる能力を持っている事くらいです。

 今回皆さんが降り立つのは紅白歌合戦の会場です。巨大な塔の下に広がる野外ステージで、観客席は満員御礼。誰も彼もがアイドルの活躍に期待しています。

●登場人物
 ゴリドル・カレン(通称:カレン)
 アイドルを生業としているゴリラ。通称ゴリドル。
 人気アイドルグループ《ライハ48》の初期メンバー。プロデューサーを血祭りに上げた罪で収監され、異様に長い刑期にも不満を言わず服役していたが、《ライハ48》の異変に気付いて脱獄した。
 アイドルなのでちゃんと人語は通じるらしい。歯並びを活かしたアイドルスマイルに定評がある。

 ゴリドル・ライハ
 ゴリドル・セティア
 ゴリドル・ココルママ
 かつてカレンと共に《ライハ48》を立ち上げた初期メンバー。根強い人気をもっています。カレンとグッドマンの行方を心配しつつも、アリアスの指導の元、紅白のパフォーマンスに集中しようと日夜レッスンを続けています。

 ジョーク・グッドマン
《ライハ48》の初代プロデューサー。初期メン4人の面倒を見ていましたが、アリアスの陰謀により長い間意識を失ったまま入院していました。ダメプロデューサーなりに頑張るつもりのようです。

 ジョーク・アリアス
 現《ライハ48》プロデューサー。兄のグッドマンにコンプレックスを抱いています。アイドルに愛憎を抱いており、今回の暴走に至ったようです。

『境界案内人』ロベリア・カーネイジ
 今回の異世界へ特異運命座標を導いた案内人。呼ばれれば顔を出しますが、大したサポートは出来ません。

●その他
 カレンのサポートをする方法は様々です。
 一緒にユニットを組んで歌や踊りを見せてもいいですし、裏方として照明や音響を担当したり、自らアイドルの応援団になってサイリウムを振ってみたり。
 年末の歌謡祭を全力で楽しみましょう!

 それでは、宜しくお願い致します。

  • ゴリドルFINAL・紅白歌合戦!完了
  • NM名芳董
  • 種別ライブノベル
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2019年12月28日 22時10分
  • 参加人数4/4人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 4 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧 (4人)

カレン・クルーツォ(p3p002272)
夜明けの蝶
スー・リソライト(p3p006924)
猫のワルツ
ロべリア・ハンニバル(p3p007793)
悪意の華
ボーン・リッチモンド(p3p007860)
嗤う陽気な骨

リプレイ


 紅白歌合戦。その年の最後に相応しくあるよう、エンターテイメントの髄を尽くして紅と白がぶつかる究極の祭典。
 誰もが真摯に歌やダンスに向き合う中、暗躍する影があるならば、年末の大掃除に乗り出すのが特異運命座標である!
「ゴリラがアイドルで……ゴリドル? なんだか、すごい世界だね?」
 会場の舞台袖からひょっこり白い猫耳が覗く。『猫のワルツ』スー・リソライト(p3p006924)の視線の先では、確かにゴリラがマイクを片手に踊っていた。マスゲームのように統率の取れたダンスに、つられるように尻尾が揺れる。

 スポットライトの光を浴びる集団へ違う輝きを見出した『悪意の華』ロべリア・ハンニバル(p3p007793) は、腕を組んでしみじみとつぶやいた。
「いやあ、アイドルですかァ……これはマネーの匂いがしますねェ」
 おまけに芸能界といえば、有名人との玉の輿! 婚活中の彼女にとっては重要なステータスである。
「いっその事、あたし自身がアイドルになって荒稼ぎするのも良いですかねェ?
 あたし、こう見えても外見には自信ありますし!」
「良くってよ。この世界は偶像創生。元は"名は体を表し過ぎる世界"ですもの」
『境界案内人』ロベリア・カーネイジも、今回は最後まで見届けようとこの世へ降り立った。

 望みのままに自ら名乗れば叶う、夢と希望に溢れた世界。
「美しそうじゃねぇか。幾度もこの世界の危機を先人達がゴリドルと超えてきたんだろ?」
 その集大成と言える舞台に手を貸せるなんて、最高じゃねェか! と『嗤う陽気な骨』ボーン・リッチモンド(p3p007860)。
「カッカッカッ! 最初はゴリドルって聞いて驚いたが、ロべリアちゃんに頼まれたんなら仕方ねェ。ここはひと肌――」
「「脱ぐ肌なさそうな見た目ですがぁ?」」
 双子のようにノーモーションでツッコむ聖女とメイド。おや、と互いに目を見合わせた。
「そういえば境界案内人の方も《ロべリア》って名前なんですね?
 あたしも《ロべリア》ですので何かの縁という事で仲良くしましょうか、カーネイジ様」
 毒花2輪。なんともレアな光景である。

「ウホ」
「皆さんよくいらっしゃいました。彼女もお会い出来て光栄だと言っています」
 賑やかな輪に混ざるのは、助けを求めたジョークPと――。
「カレン! ああ、監獄で貴女と出会ったときに誓ったものね。Pとして貴女を支えるって!」
『蝶かげろい』カレン・クルーツォ(p3p002272)とゴリドルのカレンは、目と目が触れ合った後にはもう手を取り合っていた。

"歯並びが最高にキュートな貴方。……知ってる? 能ある鷹は爪を隠す。
 なら能あるゴリラは? そう、前歯を隠すのよ”

 伝説はここから始まった。
 Pとして、名付け親として。カレンは彼女に多くの希望を与え続けてきた。だからこそ今、こうして全員で向き合う事が出来る。
「この素敵な世界は、色んな人達が……想いを、希望の光を、繋いできた世界なんだから。
 こんな所で、終わりになんてしちゃいけないよね」
 スーの踊り子としての目から見ても、ライバルの実力は高い。それでも、運命に抗い、いつも笑顔で……それが踊り子の矜持だから。
「責任じゅーだいだけど……世界を救う為に踊るのも、初めてじゃないし。
 今回も、頑張っちゃうよ!」
――さぁ、張り切っていこう!
 特異運命座標も、異世界の住人も、境界案内人も。今この瞬間の思いはひとつだ。

 控え室で長机を囲み、ホワイトボードに図説を書きながらロベリアが状況をまとめていく。
「さて基本はゴリドルのカレン様とアイドルのあたし、踊りのスー様、ヴァイオリンのボーン様の4人体制で行く感じでしょうか?
 カレンP様のプロデュース方針に従いますけど……」
 視線が集まると、カレンはメンバーそれぞれに視線を合わせて微笑む。
「方針は前から変わらないわ。女の子は誰でもシンデレラになりたいのよ、って……だから!
 ありのままの貴女達をありったけ表現してきて!」
 Pの自信はアイドルの自信。場に熱気が帯びる中、番組と打ち合わせをしていた筈のジョークが慌てた様子で戻ってくる。
「出番です。皆さん支度を!」
「何言ってんだ、まだリハーサルも出来てねぇじゃねぇか」
「急に番組の構成が変わったらしくて。《ライハ48》の事務所から進言があったらしいんだ」
 相手が妨害しに来ているのは明白だ。不安からドムドムドムッ! とドラミングを始めたゴリドルのカレンに、ボーンは優しく話しかける。
「心配するなよ、ゴリドルのカレンちゃん。君の思いの丈の全てをぶつけてみな。
 そうすれば結果なんて勝手についてくるさ。信じなよ、今までの自分を。そして周りの奴等を」
 スーが、ロベリアが、彼女の手を取る。世界を越えて繋がる温もり。
「行こうっ、私達のステージへ!」


「《ライハ48》のパフォーマンス、圧巻でしたね!
 続いては紅組、同グループの幻のセンターと……おっと他にも誰かいるぞ!?」
 予定外の演出に司会と観客席がどよめく中、1匹と2人は配置についた。
(だいじょーぶ、だいじょーぶ!
 魂が、誇りがあるなら……私達の間に、言葉も打ち合わせも必要無い。そうでしょっ?)

――さあ、始めよう! この世界の夜を明かす為のライブを、ね!

 スーのアイコンタクトにロベリアとゴリドル・カレンが頷き、ステップを踏み出して――。

 会場を幽玄な音が包み、観客を一気に惹き込んでいく。
 ボーンが霊体のヴァイオリンで紡ぐ旋律は激しく、時に伸びやかに。変幻自在のメロディーで踊りに合わせて紡がれた。
「カッカッカッ! 任せとけ!
 例え、ロックだろうがテクノポップだろうが完璧に合わせてやるからよ!」
 アイドルの歌の前に、陰謀なんてチャちなもんだと彼は笑う。
(それに、こっちにゃステージの外にも"勝利の女神"がついてる)
 ちらと観客席を見る。境界案内人のロベリアも、ゾクゾクと鳥肌を立てて、腕を掻き抱き興奮していた。
「満足してるみてぇだな。……っと、カレンPはどこいった?
 観客席で後方彼氏面しながら見てた筈なのによ」

「あの猫耳の娘、ダンス凄いなぁ!」
「あんなに激しく踊ってんのに、見ろよあの笑顔!」
 スーに心惹かれた観客が、サイリウムをパープルライトに光らせて光の海を広げていく。
「世界を滅ぼすなんて事に、私達の魂を使わせてなんてあげないんだから!」
 お客さんの盛り上がりも充分! こちらの気分に合わせてBGMが変わるのも、踊る側には心地いい。後は全力を出し切るだけだと、出し惜しみせずに自分の持ち味を出していく。
 世界の危機が迫っている事を知りながらも、笑顔を忘れずにいるのは彼女の踊り手としての信条がそうさせるからだ。
(演じ手も楽しくないと、お客さんを楽しませるなんてできないんだから!)

「あの娘の歌声、心に染みるなぁ」
「まるでステージに舞い降りた天使だ!!」
 黒翼を広げてロベリアが歌うと、捧げるように青のサイリウムが天へと掲げられる。
 ゴリラ……もとい、ゴリドルとのタッグを組むのは初めてだ。足を引っ張らない様に頑張ろうと真面目に舞台に挑む彼女へ、惹きつけられる者は後を絶たない。
「皆様! 応援ありがとうございます!
 聞いてください! 次はこの曲――《恋する乙女はバナナ味》!」
 ゴリドルのカレンと背中を向け合い、見事にパートを分けて歌声をハモらせる。
「ウホ、ウホホッ♪」
「ロベリアさん凄いっ! ゴリラ語まで歌えるんだ!」
 感動したスーが目をキラキラとさせる。一緒に歌えるように立ち位置を変えようと足を踏み出して……そこで気づいた。観客席の違和感に。
(あのお客さん、持ってるのサイリウムじゃない!!)
 魔力で構成された光の弓が舞台へ狙いを定めている。静止の声も出せない中、もう駄目だと思った瞬間。

「さあ! わたしの愛(エメスドライブ)!!」

 ドゴォッ! とえげつない一撃が暴漢へ放たれ爆炎が上がる。舞台の上に新たに降臨したのは、言わずもがなカレンPだ。

「カレンP、来てくれたんですねぇ?」
「愛よ。この胸に滾るのは確かな愛なの!」
 ぽかーんとするロベリアに、カレンは自信に満ちた笑顔を見せる。
「全ては、そう! ありったけのLoveで満ちているの
 だから妨害する輩にはPが場外乱闘をするわ」
 目には目を、歯には歯を。それならウッホホ妨害奴には?

――そう。"少し強めのファンサ"が有効なのよ!!

「えぇっ、でも今のはどう見ても暴りょ……」
「アイドルは暴力スキャンダルもしないのよ? これは強めのファンサ!
 皆も強めのファンサしても構わないわ。Pが許すもの!」

「バナナトラズ(監獄)に入ったって何度でも救いだすから……絶対、絶対よ!」
 カレンPの後押しを得て、歌とダンスによる闘争は火蓋をきって落とされた。
 観客は気づかず盛り上がっていたが、違和感を感じたのは紅組だけでなはなかったようだ。
 特異運命座標のロベリアが根回しした事で、《ライハ48》のメンバー達が即席コラボを受けたのだ。ステージの仲間を守るように立ち回り、歌声を重ねていく。
「ああ、カレン、監獄でも鍛え上げていたのね。バナナがサンバのリズムで踊り出しそうなほどにはしゃぎ回ってる!」
 カレンPがゴリドルのカレンを鼓舞し、ボーンも負けじと演奏を盛り上げる。
「さあ! 年に一度のお祭り騒ぎだ! 楽しくいこうぜ!」

 名は体を現わす世界。名乗れば何にでもなれる世界。
「そんな物は幻想だと思ってましタ。私は兄サンが残したアイドル4匹を超えられナイ。兄サンにはなれナイ」
 劣等感から、全てを壊そうとアリアスは願っていた。しかし今は、白組も紅組も垣根を超えて広がる歌の波に、それは間違いだと気づいたのだ。ジョークとアリアスが握手し、ステージを見上げる。
「やり直そう、一緒に。独りじゃ変えられない事も、皆となら変えていける」

成否

成功

状態異常

なし

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