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シナリオ詳細

クソザコ美少女と幻想コーデバトル
クソザコ美少女と幻想コーデバトル

完了

参加者 : 9 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●オシャレ幻想ラグ&ベビー
「「オーッホッホッホ! 世界にとどろくコーデの祭典へようこそ!」」
 左右に螺旋階段が並ぶ豪奢なダンスホール。
 全裸でごろんごろんしても差し支えないような高級絨毯や落ちてきたら十人くらい殺せそうな巨大シャンデリアに照らされて、美しき双子の姉妹がゆっくりと螺旋階段を下りてくる。
「ご存じかしら。ラグ&ベビーといえば幻想のオシャレ雑誌レガドノンノンにも掲載されるオシャレ界のカリスマ姉妹ですわ。
 あまりにオシャレを極めすぎたために自らを無数の非オシャレアイテムによって制限しているとさえいわれていますの」
 少年漫画なんだか少女漫画なんだかわかんない設定を語り始める『クソザコ美少女』ビューティフル・ビューティー(p3n000015)。
 彼女とあなた……つまりイレギュラーズたちは貴族たちが仮面をつけて並ぶ謎のパーティーになんでか招待されていた。
 クソザコ美少女を含めてきっかり10人。それも割とランダムに、酒場にユリーカが突入してきて『今いけるひとー!』とかいってかき集めた偶然の10人が、このダンスホールには集められている。
 しかもどういうわけか周りの貴族たちはイレギュラーズたちを遠巻きに眺めながら『素材がいい』とか『オシャレ適正が』とか『オシャレが欲しいか……?』とか囁いていた。
 今にも檻に放り込まれて殺し合いでもさせられそうな空気にもかかわらず、クソザコ美少女はほっぺに手を当ててくねくねしていた。
「いやですわ。わたくしのオシャレがラグ&ベビーの目にとまりましたのね!
 来週にもノンノンの表紙にのってしまうかもしれませんわ。うふふー」
 うっとりしているところに、ラグ&ベビーがあえて螺旋階段の途中で、二人同時にカッと振り返った。
「「それでは皆様、コーデコロシアムの開催です!」」
 クソザコ美少女のくねくねが停止した。

「ルールは簡単。参加者は最後の一人になるまでコーデバトルを行ないます」
 ふぉーんと音を当てて豪華な絨毯と巨大シャンデリアがコーデ魔方陣を起動させ、クソザコ美少女含む10人のイレギュラーズたちを隔離空間へと閉じ込めはじめる。
「このコーデ空間の中ではコーデ力こそがすべて。
 元々持っていた筋力も魔力も関係なくコーデ力の強いものこそが勝り、コーデ力の強さに応じてコーデエフェクトがおこるのです」
「さあ、わかったら戦うのです。私たちのコーデドールよ。いざ――」
「「コーデバトル……!!」」

GMコメント

 コーデバトルだ……!!!!!
 このシナリオはコーデがすべて。レベルも種族も関係ねえ。ここはコーデの一丁目だぜ。

■仲間のコーデを考えよう
 このシナリオではコーデを自分で考えてもいいっちゃいいですが、あえて他人に任せると美味しくお楽しみ頂けます。
 なぜかっつーと、普段自分のキャラクターの服装を考えている分発想が偏るので、他の人にハンドルを任せると斬新な何かが生まれるかもしれないからです。逆に、普段はやらない『他の人のコーデを考える』という楽しみはいい具合にアドレナリンが出ることでしょう。
 メンバーの中には『クソザコ美少女』ビューティフル・ビューティー(p3n000015)も含まれておりますので、忘れずに入れてあげてください。彼女はいわゆる残った枠の担当になると思います。

 というわけで、相談掲示板ではそれぞれ『○○さんのコーデを考えたい!』と第一~第二希望までを宣言しあってコーデ担当表を作成しましょう。
 それが済んだらもうコーデタイムだ! 気になるなら本人に「お嫌いなものはありますか?」とか高級割烹みたいにおたずねしてみるのもいいでしょう。

■コーデバトル
 自分がどういうコーデをされるかたぶん分かんないと思うので、プレイングは相手のコーデに全振りして頂いて構いません。
 強いて言うならこういうスタイルでコーデバトルをしたいなと書けばOKです。
 誤解の無いように申し上げておきますと、スキルや戦闘システム用語を書いてもあんま意味がありません。
 コーデビームとかコーデフラッシュとかコーデ天地開闢とかコーデビッグバンとかで戦うことになります。
 コーデ空間はそのくらいできるんだよ。

■■■アドリブ度(コーデ空間)■■■
 コーデ空間ではふしぎなことが沢山おこるんだ。
 だからアドリブもどかどか盛り込まれるかもしれない。
 けど俺たちは知っている。ここに居る者は皆……覚悟した者だと!

  • クソザコ美少女と幻想コーデバトル完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2019年07月26日 22時45分
  • 参加人数 9/9人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 9 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(9人)

主人=公(p3p000578)
ハム子
ヨハナ・ゲールマン・ハラタ(p3p000638)
自称未来人
原田・戟(p3p001994)
祈りの拳
レスト・リゾート(p3p003959)
遠足ガイドさん
エナ・イル(p3p004585)
(自称)可愛い小鳥
ちくわちゃん(p3p005218)
ご当地ゆるキャラ
御天道・タント(p3p006204)
きらめけ!ぼくらの
アオ(p3p007136)
忘却の彼方
ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)
海のヒーロー

リプレイ

●いきなりファッションショー
「世界人類の皆様おーまたせしましたー! 期待のカリスマコーディネェーイトゥァー(巻き舌)ヨハナの近未来コーデをご紹介デース!」
 『自称未来人』ヨハナ・ゲールマン・ハラタ(p3p000638)が緞帳をレバー操作でぐいんぐいん巻き上げると、『クソザコ美少女』ビューティフル・ビューティー(p3n000015)が『未来!』て言いながら未来なポーズをとっていた。どこが未来なのかは正直誰も分かっていない。
 そんなクソザコ美少女のコーデはポップなレトロフューチャー。
 レトロフューチャーってなにと思った人に分かりやすいのは『イルカが責めてきたぞ!』である。ああいう昔の人が想像したぶっ飛んでるけど古い近未来像をご想像頂きたい。
「ベースはギラギラにラメのかかったワンピースですが赤白カラーでキュート&スポーティーに! レトロモダンなシルエットでカジュアルに仕上げたシルエットでお送りしております! 勿論ヒールとソックスは原色でかため、ポニテの結び目を蛇腹みたいなシルバーでマイナーチェンジすることで斬新な……そう斬新なビューティーに変身するのです! ノンノン編集部さん取材待ってまーす! 今がチャンスでぇーす!」
 と、言いながら飛び出してきたヨハナ。
 かかったな! 既にコーデアピールは始まっているのだ!
 横に立ったのは男性フォームの『ハム子』主人=公(p3p000578)。
「コーディネートはこーでねーと!」
 その場の何人かが『?』って顔して振り返ったが、コンマ七秒くらいで咳払いして話を進める公である。
「今回の衣装は制作中止になったとある映画の設定資料……その中でも実際には採用されなかった幻の最強バージョンをもとに作られました。
 見よ!
 過去、現在、未来のすべてを終わらせる王の姿を!
 あらゆる並行世界を収束させ、全ての物語に終止符を打つデウスエクスマキナ!
 その名はグランドヨハナ!」
 ばばーんという効果音と共に現われたヨハナはいくつもの衣装(?)がパッチワークされた闇鍋みたいなコーデでできていた。
 デビルヨハナとメカッヨハナとアルティメットヨハナと未来ヨハナが全部くっついたうえに頭部に『よはな』って書いてあるどうかしてるフォームである。
「ああ、なんてカオス……実にヨハナらしい……」
 こんなん着せられて喜ぶのもヨハナくらいなもんやで?
「そろそろ……俺の出番のようだな」
 低く重い声に振り返ってみれば、『祈りの拳』原田・戟(p3p001994)が見たことも無いような格好で現われた。
「わたくしのコーデですわ!」
 未来ポーズのままコーデの説明を始めるビューティー。
「基本半裸の戟さんですが立ち振る舞いには紳士の教育と訓練を感じましたの。今回はその型にあえてはめることで戟さんのダンディズムを表現してみましたわ!」
 戟を包んでいるのは高級英国式背広。つまりはスーツ一揃えである。
 黒の革靴、パンツ、ジャケット、そしてやや遊んだ柄物のネクタイ。シンプルでありながらしかし異様に発達した戟の肉体がそれを押し出し、怪しく光る目が隠しきれない凶暴さを放っていた。
「鍛え抜かれた肉体だからこそ型にはめることでその強さを強調することができめきゅう!?」
 解説中のクソザコ美少女にハラパンを仕掛け、やり遂げた顔で拳を掲げる戟。
 ……かと思えば、取り出したマイクで次なるコーデの解説を始めた。
「俺の担当は、アオだ。出てきてくれ」
 紹介によってステージに現われた『忘却の彼方』アオ(p3p007136)の衣装はダブルのチェスターコートに包まれていた。
 さっぱりとしたリネン生地にストイックな黒い留め具。軽やかに羽織ったこれをするりと脱ぐと、なんとイブニングコート(燕尾服)が現われた。
「燕尾服は薄手のニットをローゲージでツヤ感たっぷりに仕立てさせた。
 これを敢えてネイビーに近いデニムカラーにしてヌケ感を出し、
 スラックスはきっちりテーパードさせたアンクルカットで脚線の美しさを出す。
 素材と色は外套と合わせてセットアップにした」
 全体的にフォーマルで軽い印象を受けるが、靴はノーズの長い白色革靴。インビジブルソックスで足首を見せるという涼やかなコーディネートである。足下にポイントをつくる上級者のコーデだ。
 そしてここからが英国紳士服でキッチリ固めた戟との違い。
「シャツはあえて彼(彼女?)が普段から着ているフリルブラウス。
 そして普段使うストールをジャケットにそって垂らし山高帽とモノクルを装着させた」
「がちじゃん」
「イラマスに指定するときはみ出るほどガチですね」
「真剣になってくれるのは嬉しいな」
 アオは召喚した黒猫をするりと撫でると、手袋を外して指を鳴らした。
「さあ、次は僕の番だよ」
 舞台中央へせり上がってくる『オイラは〇〇〇』ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)……というか巨大な二枚貝。
 まさかガトリングアザラシを貝に包んで終わりではあるまいなという会場の不安を打ち破るように、貝がぱっかんと開いた。
 そのさまはまさにビーナスの絵画。しかし現われたのは女神ではない。
 サクサクの衣に身を包んだアザラシである。
 いや……アザラシフライである!
「見る者を魅了する……それは格好良さや可愛さだけじゃない。つい手を伸ばしたくなる可愛さと美味しさ。それがこの『アシカフライコーデ』だ」
「オイラはアシカじゃねえ! アザラシだ!」
 しっぽ(?)をぴちぴちして鮮度をアピールするワモン。
 そんなワモンはマイクを奪い取るとステージの中央へと這っていった。
「いいか、オイラが紹介するのは公のヒーローコーデだ!」
 一度ステージの袖に入ってから出直してきた公の衣装はまさかの全身タイツであった。胸になんかアザラシの顔が描かれたタイツである。
 しかも白いブーツと手袋をつけ、赤いマントと『A』のロゴが光るごついベルト。ついでに額にAのロゴが入ったマスクまでかぶり、ガトリングアザラシのポーズをとっていた。
「名付けて……キャプテンアザラシだぜ!」
「主張が強い」
「コーデを着こなせればお前は無敵だ! さあ、ぞんぶんに魅せつけてやるんだぜ!」
「なんか行ける気がする!」
「あれっ本人は割と乗り気だ」
「公さんああいうベタなの実は好きだから」
「なら次は……」
「私たちの出番だね!」
 公たちがステージ脇にはけた後、ステージにはコーディネート済みの『ビューティーのおともだち』レスト・リゾート(p3p003959)と『ご当地ゆるキャラ』ちくわちゃん(p3p005218)が同時に現われた。
「お魚で出来た真っ白でピュアなボディ、ちくわって色んなお料理に手軽に使えて便利よね~
 これはもう食卓に舞い降りた天使…といっても過言では無いんじゃないかしら?
 そんな訳で天使をモチーフにしたコーデをしてみたの」
 レストが紹介するちくわちゃんは甘ロリとボンネット。
 焼き色そっくりのきつね色のフリルを沢山つけ、天使さながらの羽根をつければエンジェルちくわちゃんの完成である。
「ちなみにちくわちゃんさんは学校でちくわを広める為にちくわ部を作ったのだけれど…ちくわぶ好きが集まってしまったという過去を背負っている設定なの
 こういう重いエピソードがあった方が審査員にウケるものなのよね、うんうん~」
 とか言いながら前に出たレストのコーデはがっつりとしたちくわの着ぐるみだった。
 二人が登場したときに『人と人』で想像していた子はちくわ素人と言わざるを得ない。ちくわ玄人は『ちくわとちくわ』で想像する。
「今日のコーデバトルの有利属性は『エレガント・華麗・セクシー・大人・クール』だよ! つまり……ちくわだよ!」
 巨大なウレタン素材のちくわから手足と顔を出したレスト。なんかもうこの時点でちょっと本人(レストもちくわも)満足そうなんだけど、ちくわぐるみをパージするとあら不思議。
 エメラルドグリーンを基調とした色鮮やかなフリルドレスが洗われた。
 エレガントに結い上げた髪にレストの普段隠れたオトナ要素が強調され、ハイヒールと手袋もしっかり装着。
「早き替えでスペシャルコーデアピールをくりだそう☆」
「くりだすわ~☆」
 さあいい感じに場が暖まってきたぞ。
 お互いにコーデを決め合うというともすればキケンなプレイを、時に慎重に時に大胆に違いのコーデに踏み込みあい、そしてなんだか結構みんな満足しているという綺麗な仕上がりで進んできた九人。
 最後に現われる二人は――!
「「オーッホッホッホッ!」」
 フィンガースナップとスポットライト。
「美しさで太陽が!」
「可愛さでボクが!」
「「まけるはずがない!!」」
 BGMと共にステージにせり上がってきたのは『きらめけ!ぼくらの』御天道・タント(p3p006204)と『(自称)可愛い小鳥』エナ・イル(p3p004585)。
 エナのコーデはシンプルでだぼった白Tシャツのみに見えるが……。
「おっと。実はこのコーデ、まだこれだけでは完成しておりませんのよ。
 最後の仕上げに! これをかけるのですわーー!」
 頭上に設置されたタライがひっくり返り、エナに大量の水がかかった。
 するとどうだろうか。濡れて肌に張り付いたエナに薄水色のストライプビキニトップ。そしてラフな切り目のついたデニムショートパンツが透けて見えるではないか。勿論きゅっとしまったお腹は見せる方向で。
「夏の清涼感にちゃんちゃとセクシーとお得感を添えるこの発想……我ながら完璧ですわ! オーッホッホッホ! ではわたくしのコーデをエナ様、どうぞ!」
「ふふー♪ 何をかくそう幻想一のコーデバトラーと夢の中で言われたこのボク! エナ・イルにお任せください」
 ピッと横ピースをして、エナはマイクを握った。
「唸れ! ボクのコーデぢから!! ズバリテーマは――」

  \咲き誇れ!/
  \ぼくらの!/
\\\大輪の花!///

 小さな向日葵の花をつばのサイドに添えたカンカン帽(麦わらシルクハットみたいなやつ)をかぶり胸元に軽いフリルのついた白いワンピース。ウェストには黄色のリボンをつけ、足下には茶色のグラディエーターサンダル(無数のベルト足を固定してるようなサンダル)。
「夏に涼やかなお出かけコーデです。さっすがボク、なにをやってもカワイイ……!」
「ですわー!」
「はーっはっはっは!」
「オーッホッホッホ!」


 二人して高笑いをしたあと、ステージがぐおんぐおん変形して例の隔離空間が展開した。
 コーデを堪能しすぎて忘れてるかもしれないがこれはコーデバトル。
 主催者であるオシャレ貴族ラグ&ベビーが同時に羽根の付いた扇子を広げた。
「私たちのコーデドールよ。いざ――」
「「コーデバトル……!!」」

●コーデバトルじゃ!
「モテカワアイサレビーム!」
 ずばっと跳躍した公がアザラシ型のビームを発射。
 大地をなめ天空を切り裂くビームがコーディネイターたちを襲う。
 巻き起こる爆発を突き抜けて現われたのは高速回転するエビフライ……いやアシカフライ……いや!
「オイラはアザラシフライだぜ!」
 ドリル回転したアザラシフライが公の腹に直撃。
 ぐあーといって吹き飛んでいくワモンと公。
 それを振り返りつつも、軽く怪物と化したヨハナが身体のあちこちをぱちぱち触って怪獣やロボを召喚した。
 ヨハナビームやヨハナファイヤーが放たれる中をヨハナは猛烈に爆走した。
「つまり衣装こそが人間が人間たる由縁であり、文明が文明として成立する以前より文明を支え続けた、文明の起源たる力っ!
 美しい衣装を前に人々が立ち止まるように、衣装の進化が文明そのものを後押しするように、時に懐古的ファッションが感情を捉えて離さぬようにっ!
 真なる衣装は時代を…つまり時を支配するのは全く疑いようのない事実っ!
 ヨハナの衣装こそまさに世界を支配する衣装と知りなさいっ!」
「粉ッ!」
 それを筋力だけで打ち破る戟。
 突進するヨハナにハラパンを叩き込むが、ヨハナはそれをおなかのコーデで受け止めた。
 紳士のコーデとカオスのコーデがぶつかり合い、コーデ火花を散らしていく。
 一方そのころ。
「ビューティー! わたくしのライバルたる貴女が! わたくしから逃げるなど有り得ませんわよね!!」
「当然ですわタント! 決着をつけますわよ! とぅ!」
 レトロフューチャーコーデ力で跳躍したクソザコ美少女とひまわりコーデ力で跳躍したタント。
 二人のコーデキックが交差し、太陽のごときコーデフラッシュが辺りを塗りつぶした。
「うっまぶしい! しかしボクのかわいさはそのまぶしさを凌駕するのです!」
 ごらんください! といって前屈みで上目遣い担ってみるエナ。
 濡れ透けた背とビキニトップのひもが光に照らされさわやかセクシービームが発射された。
 エナが含有するセクシーとカワイイを螺旋状に練り合わせたコーデ力が迫るなか、アオはコートを大胆に脱ぎ捨てて見せた。
 胸を張ったアオの姿勢は強力な紳士コーデ力によって守られ、セクシーと紳士が、カワイイとシックがそれぞれ相殺しあい激しいコーデ火花を散らしていく。
 コーデ波動が放射状に広がりアオの髪を揺らすが、山高帽を押さえるクールな姿勢でそれを受け流した。
「この衣装……いいね」
「ちくわちゃんちゃーん、お互いのコーデでお互いの決着をつけるなんて、ちょっぴりロマンチックね~」
 ちくわぐるみに包まれたレストが頬に手を当てて笑った。
「レストお姉さんが作ってくれたコーデ……イラストのないちくわちゃんにもなぜかちくわちゃん像が見えたよ!」
「お姉さんだなんて、てれるわ~」
 ちくわアーマーをパージし、美しいグリーンのドレスへチェンジするレスト。
 ちくわマイクを手に取ると、作詞作曲レストの『贖罪(食材)の天使』を歌い始めた。

 ねりものランドから
 飛んで来たの
 みんなの食事を
 救いたくて
 いつでもちくわは
 みんなの味方
 入れてもいいのよ
 どんな料理にも~♪

 ちくわの音符が舞い散る中で、ちくわちゃんは翼を広げて飛翔した。
「ちくわこーでふらっしゅ!」
 ぶつかり合うコーデとコーデ。
 最強のコーデは決まるのか決まらないのかどっちなんだい!

●誰が優勝かなんて些細なことだぜ!
 コーデバトルは盛況のうちに幕を閉じ、オシャレ貴族ラグ&ベビーのパーティーは大盛り上がりだった。
 イレギュラーズたちの目的はパーティーを盛り上げるための役者でありモデル。その使命は十全に果たされたと言えよう。
「ファビュラス! 素敵だったわ皆。記念撮影なんかどうかしら」
 ラグ&ベビーの提案に、イレギュラーズ……いやコーディネーターズは喜び勇んでステージに飛び乗った。
「オイラまんなか! まんなかがいい!」
「ルックスセンターはボクですよ!」
「ちくわちゃんちゃん、折角だから合わせポーズしましょうね~」
「かわいいちくわをよろしくね☆」
「ビューティー、次こそは決着をつけますわよ!」
「のぞむところですわタント!」
「ハラパン……」
「このコーデ、普段から試してもいいかもしれないね」
「なんかここだけ特撮ですねー」
「これもコーデってやつだよたぶん」
 十人はステージにぎゅっと集まり、そしてハイチーズで写真に写り込んだ。

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 ――congratulation!

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