PandoraPartyProject

シナリオ詳細

ピンクピンキーラボラトリィ

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●技術はともかくとして人間性が底を打ってる連中の話
 練達のどこか、科学研究所っぽい場所。
 施設の中心部で昼夜ぶっ通して3徹目に入っていたその女は、目当てのものの完成にホッと胸を撫で下ろした。その胸は平坦であった。
「やっと完成したわ……これからの季節のパーティーグッズとしては最高のものがこの素材で出来上がるはずよ! 対応表も用意したから完璧ね! 私ってば自分の才能に惚れ惚れしちゃうわ……!」
 女は誰も居ない研究室で自画自賛を繰り返している。痛い痛い。めっちゃ痛々しいけど1人だけでやってるから許されるんじゃなかろうか。
「安心したら凄く眠くなってきたわ。でも大丈夫、ちゃんと並べてあるし色もハッキリ違うから、これなら大丈夫よ! ……寝ましょグゥ――」
 研究者の女は、寝ようと決意した瞬間に眠りに落ちていた。そして彼女はそのまま、薬瓶が並んでいるテーブルへと突っ伏してしまったのだった。
 いや、薬瓶は練達のすごい丈夫な素材だからいいとして、問題はその『中身』なんだけど。

●経験と果敢さは兎も角、かっこよさ以外の部分が色々底打ち気味なイレギュラーズの話
 その日、『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)に集められたイレギュラーズの前に、3つの瓶が置かれていた。
 どれも同じピンク色に見える。一見すれば、まるで同じ色だ。
「左から鉛丹色、珊瑚色、浅緋と呼ばれる色です。違いがわかるでしょうか?」
「いや、分かるっていうか違うのは分かるけどさあ……」
 イレギュラーズの1人は、瓶を振って色合いを確かめる。違うのだ、確かに。でも素人目に、パッと見たら普通に間違えそうだ。
 そうこうしているうちに、一同はおかしなことに気付いた。全ての瓶の中身が、いつの間にか鉛丹色と呼ばれる少しオレンジがかったピンク色に変わっているような気がするのだ。
「なあ、これ」
「はい。そういうことです」
 どういうことだよ。三弦の肯定に首を傾げた一同は、続く説明に耳を疑うこととなる。
「今回は練達の薬品会社、その研究室からのサンプリング……というか実験の依頼です。やんわりと書いてありますがぶっちゃけ治験とか人体実験のようなものです」
 命にかかわらないから引き受けましたとは彼女の言。ハイ・ルールとかパンドラ蒐集の大義名分にかこつけてなんてモン受けてやがる。
「今回の依頼人、研究者の代表の方は夏に向けて、悪戯目的の薬品……飴とかジュースとかそういうのに混ぜる系の無味な薬品を大量に作っておりました」
 ホラ見ろ初手から雲行き怪しいじゃねーか。どうせピンク系統で細かく分けたら今みたいな反応起こしてごっちゃになったとかいい出すんだぞ。
「……ご名答です。ですので依頼に向かって頂く権利を差し上げます」
 ホラ。ろくなもんじゃない。

GMコメント

 全体依頼でシリアスシリアスしすぎて脳細胞が死んだので頭悪いの出したいんですよこっちは(逆ギレ)

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
 それどころか依頼人がちょいちょい事実を忘れています。

●達成条件
 『一定数の薬の具体的症例』の提出(そのための薬品試験の参加)

●悪戯目的の薬(意味深)
 夏のJPYな季節に向けてのジョークグッズに使われる系統の薬。なんでピンク色に統一したかというと、すべて「P」にかかった効果があるからであり、
・パワーがもりもり湧く
・全身ピンクになる
・話す言葉が接続詞除いて「ピー」になる
・ブタ(Pig)になる
・マジのガチでピンクな気分になる(少年誌バリアあり)
・ポップコーンになる(?!)
 ……などの様々な(リプレイとプレイングで際限なく増える)効果がごっちゃになっている。多分まだまだある。
 なんでこんなことになったんだ。
(ピンク系統で細かく分け、配色表も作っていましたがふとしたきっかけで全て鉛丹色になりました)

●現場
 練達の薬品会社の研究実験室。
 8人がパーリナィしても全然OKな丈夫さと広さとクッション性能その他を備えている。なぜかパーティーグッズもある。

●Danger!
 当シナリオには今まで積み上げてきたシリアス補正に拠らないネタ堕ち、キャラ崩壊、および社会的パンドラの大幅な損耗の可能性が多大に含まれています。
 予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。

 皆さんのはっちゃけぶりが見たい。

  • ピンクピンキーラボラトリィ完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2019年07月07日 22時15分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

ラクリマ・イース(p3p004247)
白き歌
錫蘭 ルフナ(p3p004350)
澱の森の仔
ロク(p3p005176)
クソ犬
ペッカート・D・パッツィーア(p3p005201)
極夜
田中・智子(p3p006780)
フラン・ヴィラネル(p3p006816)
ノームの愛娘
ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)
生イカが好き
高槻 夕子(p3p007252)
クノイチジェイケイ

リプレイ

●PartyPeoplePandemic、略してPPPだネ!
「なんだこの依頼。……なんだこの依頼」
 『花の語り部』ラクリマ・イース(p3p004247)は状況のあまりの混沌ぶりにそうとしか言えなくなっていた。与えられた依頼内容は単純だ。単純すぎて泣きたくなるが。
「え? これ飲んで症例提出するだけ? ……なーんだ、簡単だね!」
 『クソ犬』ロク(p3p005176)はしきりに「大丈夫だよね?」と確認している。動物で試したいと言っているのだが、まずお前が動物では? という質問はやめておこう。ブルーブラッドはブルーブラッドであって俗に言う方の『動物』ではない。
 ついでにいうと、ラクリマがロクの様子を微笑ましく(口元ひきつったまま)見てるのがすごい、なんか両名の絆じみたものを感じさせた。
「なんかお薬の実験するだけでお金貰えるんだよね!?」
「どんな薬かしらねーけど楽な仕事だよな! オイラもこういう依頼は大歓迎だぜ!」
 『繋ぐ命』フラン・ヴィラネル(p3p006816)と『とっかり』ワモン・C・デルモンテ(p3p007195)はロクより更にこう、ブッ飛んでいた。練達の技術革新めいた空気にやられたのか、はたまた単純にこういうノリが大好きなのかは知らないが、多分どっちであっても結果は変わらないので。2人で元気に乾杯なんぞしちゃってるけど、流し込むように飲み込んだけど!
「PPPもあーしがこれを飲んだだけで『PerfectPrettyPink』とかになっちゃうわね。あーしの魅力が怖いわ」
 『クノイチジェイケイ』高槻 夕子(p3p007252)は全身から放出される若々しい魅力を遺憾なく発揮しつつ、薬に手を伸ばす。こう言う雰囲気はむしろ大歓迎とばかり。ピンクなんだから飲んだら『そう』なるだろって見通しがひしひしと感じられるんだけどいいのかなこれ。カメラさん大丈夫? 全年齢センサーOK? OKか。ならいいや。
「なるほど。……ところで開発者の方は来られないので? え、フィールドワークで不在?」
 『負け犬』田中・智子(p3p006780)は何を納得したのかさっぱりだが、理解していた。彼女の中での何かを。そして躊躇なく口につける。ちなみに、開発者を引きずり込もうと壁に物質透過を使おうとしたけど駄目だったらしい。厚さ1メートル以上て何想定してんの。コンクリだったら健全度調査も鉄筋探査も一苦労だよ。
「24時間! 戦えるさ! パンドラさえ失わなければどこまでも! (ぴょろー)」
 『猫派』錫蘭 ルフナ(p3p004350)は吹き戻しをしきりに吹いたり戻したりしながら意気込んでいたが、実際は多分睡眠不要とかないと寿命にダイレクトアタックすると思う。パンドラに拠らない死亡(不摂生)。洒落になってません。慎重に事態を見定めようとした彼は、しらず喉が乾いている事に気づいた。水分補給とばかりに口にしたのが、フランの用意したミックス薬だと気付いたのは、全て飲んでからだった。
「そーれそれそれ、みんなのもっといいとこ見てみたいー!」
 『極夜』ペッカート・D・パッツィーア(p3p005201)はこの状況を煽りに煽って、無事飲まずになんとかやりきろうと考え……てはいなかった。吹き戻しとマラカスでめっちゃ盛り上げてるけど。無表情で。そんなごまかしは長続きしない。知ってるさ、そんなこと。
 まあなんやかんやでペッカート以外は初動で流れるようにピンク薬を飲んだし、一部ちゃんぽんしてまで飲むという英雄的行為すらしてみせた。
 いや、「英雄作成」って別に英雄になれって仕込みカマす行為じゃねーからな。
 結果としてクッソ面白いことになるならどうでもいいんだけど。

●言葉は要らない
「じゃあ行くぜパーーリーーピーーポーーーー!!! のーんで飲んで飲んで、飲んでェー!」
 ラクリマは突如としてパリピ化した。だがシラフ(無薬)だ。タンバリンを鳴らし鼻で吹き戻しを吹いているがシラフだ。両手にピンク薬を持っているがシラフだ。
「ラクリマ先輩のかっこいいとこ見てみたいィー!」
 こらこらフラン、煽るんじゃない。煽る違いみたいに薬指ピロピロして薬を煽るんじゃない。こりゃPartyPeopleだ。
「オイラは……オイラはピンボール!」
 ワモン、すでに飲み干して体が完全球形、Pinball化してしまった。そして跳ね回る。壁に天井に床についでみたいにルフナに跳ね返る。
「んブッ!? ……なんだよ、何も起こらないじゃ、んン?!」
 とばっちりみたいに3本目を飲まされたルフナは、起き上がってキョロキョロと周囲を見回した。そして気付く。
 首から下が鉄帝のヒトみたいにフィジカル強めのフォルムになってる。physical強化か。
 鏡(どこにあったの)で見た自分の顔が劇画調になってて。Petit整形ってかやかましい。
 でも吐く息がなんか可視化されたPeppermint。福〇〇治みたいな雰囲気? 肖像権スレスレです。一気にトリプルで症状来てる彼、なかなかキてるよ。
「んー……思ったより甘かったかも?
 …………ひゃぅ!? やだ、私なんて格好してるの!? こんなに太もも出して、おへそまでだしちゃってる! あわわわわわわ。な、何か着るものくださぁい!」
 ぺろりと口元を舐めた夕子は、次の瞬間、自分の格好にいきなり恥じらいを覚え、しゃがみ込む。どうやらPureだ。さっきまでのピンク色した空気は、少女漫画チックなピンク色に大変身。
 周囲の雰囲気にもおっかなびっくり。逆方向に突き抜けるとこうも可愛いことになるのか。
「ロリババアとかんぱーい! いいねいいねいい飲みっぷり……なんでロリババアが頬を赤らめてたりピンクになってるの? いつの間に着たのその服、破けてるね?」
 あっ、成る程ロクの方はPinkでPORORIなロリババアか! もっと需要を考えて! っていうかロクの体おかしくない?
「なんでわたしの爪こんなに分厚く……体も細い……? おかしくないノジャポロリ?」
 あ語尾。
「あれは服を着たポロリババアに変身させてポロリさせる液体だったノジャポロリ!」
「……なるほど、このサイズはPカップですね? エーッ胸が重っ……!」
 智子、突如として大きくなった胸を支えきれず膝を屈してしまう。ここはどこ? 練達だよ。
 目にはPinkなハートが浮かび、腹部にはPink色の文様。いや、Pinkなら何でもありかよ。アリだわ。
「仕方ねえ、一本飲んでみるか……。……? 何も起きねえじゃねえか」
 ペッカート、周囲の雰囲気に流され(というか観念して)自分もひとつ、と薬を飲む。普通にしていると何も変わったようには……変わってる。髪色がPassionPinkだ。
「何だよこれ、(ピー)なのか? 俺は全然(ピー)だけど? (ピー)? もしかして(ピー)ってか」
 そして言葉が伏せ語に。やべーぞちゃんぽんされた薬だ!
「オイラはピンボールじゃねえ!」
 ワモン、勢い余って薬に突っ込み、もう一杯。勇気ある行動に全練達が泣いた。そしてPinkの光に包まれ変化……あれは。
「オイラはPencil!」
 鉛筆状に変形した。そして床に色々書き始めた。あら達筆。
「ヘイヘイヘーイ! まだまだ飲み足りないんじゃないのかい!? 俺? 見てわかるだろう!」
 ラクリマはテンションがひどくノリノリになり……そして全身緑色だった。Poisonってか。
 そして眼帯のデザインが全体的にPopcornだ。ほらツッコミどころ満載だぞ、喜べ。
「これくらいじゃちょっと物足りないな……よし!」
 よしじゃないが。ルフナは意を決したようにもう一本飲んだ。4種目、飲んだ瞬間に腹部を抱えて苦しみだした。まさかのPonponpain。ただの毒物だわ。
「こうなるのも仕方ないノジャポロリ。皆でどんどんパーリナィだノジャポロリ」
 ポロリババア(Porori-Grandma)化したロクはもうどうにでもなーれ、感満載で薬を舐めていた。前足使えないからね。見る間に蛍光Pinkになっていくロリババア(姿のロク)というのも、大分倒錯的ではある。彼女の連れてきたロリババアもなかなかビビッドな感じになっているが。
「もうお嫁に行けないよぉ、おかあさぁん」
「大丈夫、お嫁に行かなくてもいいさって考えるんだよ。さあこれを飲んで」
 夕子はすっかりぴゅあっぴゅあになってしまい、一歩も動けない有様だった。いつの間にかルフナからひっぺがされたローブを羽織らせたのは、なんとかPカップの胸に適応した智子である。感謝しきりで顔をあげた夕子は、そのフォルムのヤバさにひっくり返る。
「ふぁあああ……。あの、その、えっちなことはいけないとおもいますっ!」
「大丈夫大丈夫、えっちな雰囲気になる確率なんて何分の一かわからないですから! むしろそうならないほうが片手落ちですから!」
 夕子の抵抗に対し、智子の回答は全く慰めになっていなかった。ちなみに、そのやり取りの背後ではなぜかルフナとフランがセッションを始めている。
「Hey,Rock YOU!!」
「ヘイヘイヘーイビビってんのかオォーい!?」
 Percussionで全力を傾けるルフナに、パーリナイ継続中のフランは手元の楽器をあれやこれやと持ち替えて囃し立てる。再びピンボール化したワモンをロッドのフルスイングで弾き返し、その反射を更に加速させる。
「オオオオオオイオイオイラララララララはピンボールルルル」
 ワモンはもうすっかり駄目だ。PinkなPinball……あ、これ肖像権的にまずいやつだな?
「ああ! 空から巨大なイカが! ああ、窓に、窓に!!」
 ワモン、残念ながらここに窓は存在しないぞ。そしてPanicに陥ってるところ悪いけど結構混沌ではよくある現象だと思うぞ、それは。
「しゃべったあああ!? ええええ、ど、動物が、今、ええええ!?」
「今更驚かれても困るノジャポロリ! ふっきれていくノジャポロリ!!」
 夕子、ワモンの姿と声に絶叫。さらには脇からロクが割り込んできてさらに混乱状態に。薬なしでも絶賛パニック中だ。
「大丈夫か? なんか色々大変そうだな……依頼が終わったらゆっくり休めよ……」
 ペッカートはどことなく親切心が溢れている。pacifistな状態、らしい。常のペッカートらしくもない(気がする)。
「全くワクワクが止まらないぜ! シリアス? Sがなんだ今の次代はPだぜイェー! ハハハこの髪ハハハ!」
 ラクリマはPat-Tun(ぱっつん)になった髪を撫で付け、クールにキメてみせた。ロクの目がこころなしか可哀想なものを見る目なのは仕方ないことなノジャポロリ。
 ついでに言えば、頭部から何かPanelがPopUpしているのが気になる。何その○マーク。
「え、Pizza? 配達? お疲れ様です(ぴろぴー)」
 ルフナは唐突に届けられたPizzaをピアニカを弾きつつ受け取る。器用なことするなあ。
 というかバリエーションが豊富すぎて彼のPonponpainは単なる飲み過ぎでは? と訝ってしまう。
「あんなおっぱいが!!! ずるい! こうなったらパーリナーィ!」
 フランは智子のおっぱいに抗議し、己もテンションを上げていく。幾つか追加で飲んだが、Pink髪とかpurpleな舌になるだけで一切おっぱいに変化はなかった。悲しみの余り歌に走る。突然始まるリサイタルがどんなモンなのかは、多分居合わせたイレギュラーズが詳しいだろう。
「オイラはペロキャン! だからペロペロしてくれてもいいんだぜ! ホラホラ!」
 ワモンはいつの間に新たな薬を飲んだのか、Peropero-candyめいたフォルムへと変化していた。どっから生えたその取っ手。
「そっ、そんなペロペロだなんて……! 卑猥ですっ……!」
 夕子はもうそんな誘いすらも明確に拒否っていた。ピュアだなー。全く効果が切れないのか、飲みついでもピュアを引き当ててるのかどっちなんだろう。運命のなせる業か。
「いいからわたしのポロリを見るノジャポロリ。何の得にもならないノジャポロリ!!」
「うんうん、それもまたPrettyだぜ?」
 ペッカートにはそんなロクすらPrettyらしい。すごいね、このお薬。
「研究所の方に会えないでしょうか……こんな素晴らしい薬があるなら是非娼館に卸したいのだけど……」
 智子は僅かに火照った体を抱えつつ、ビジネスライクな話を口にする。どうやら気分もPinkになっているらしいが、制御できているのは『そういう』事情からだろう。すげえな。
「あ? なんだこれ……犬の耳が生えてきたぞ? パピーちゃんかよぉ、わんわん!」
 ペッカートはいつの間にかPuppyな姿になっていた。尻尾とか耳とか。なんともPrettyである。犬の鳴き声すら真似ている辺りは流石の薬効果だ。指先がPaper化しているのは見なかったことにしよう。
「ふえぇ、薬が顔にかかっ……そこだめぇぇぇぇ!」
 夕子は勢い余ってなんかエロい転び方をしてしまい、いきおい、全身にピンク薬をひっかぶってしまった。見る間にピンクで腹部に、顔に、模様や文字が刻まれていく。あ、これそのテの本で見るやつだ。
 ピュア全開な彼女はこれに耐えられない。見る間に顔を赤らめていった彼女は、目を白黒させて意識を失った。
「オイラは……オイラは一体……」
 ワモンは色々なものに変化しすぎて、自分の姿を忘れかけていた。
 ラクリマも、ルフナも、そしてフランも普段の自分を忘れかけていた。ペッカートは通常運転な気もするが、それはそれとして。
 ロクは気付けばコヨーテの姿に戻っていたが、それ以上に大事なものを失っている気がする。気の所為かもしれない。
 ……ところで夕子は?
 普段の彼女と違いすぎてショックで暫く起きなかったが、起きるなりリベンジを誓っていたという。……二度とあってたまるか、こんな依頼。

成否

成功

MVP

高槻 夕子(p3p007252)
クノイチジェイケイ

状態異常

なし

あとがき

 みんな私の想定を超えすぎでは……?
 あ、MVPは色々考えましたが二極化してて凄く迷った結果、一点突破でぶっちぎった貴女に。ギャップいいよね。

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