シナリオ詳細
爆散! 爆弾鬼
オープニング
●ゴブリンが出たぞー!
「油断するなよ」
「なに、どうせゴブリン一匹、簡単だろうさ」
「さっさと終わらせようぜ」
村外れに出現したモンスターは、人より少し小さめの痩身に棍棒を装備しただけの小鬼。群れならともかく、単体の小鬼など大した脅威ではない。
これまでにも、自警団として村周辺に出没した小鬼の退治は何度も経験済みだ。男たちが敵を舐めてかかるのも仕方がなかった。
事実、狩りは終始一方的な展開ですすみ、手斧を振り回す前衛二人と中距離からの弓攻撃で支援する村の自警団三人を相手に、小鬼の体力は確実に削られていく。
「これで終わりだ!」
青年が手斧を上段に構えると、小鬼にトドメの一撃を振り下ろす。鈍い音がして、小鬼の頭が破砕された。
「ほら、簡単な――」
Boom!
突如、小鬼が爆発した。言葉を終える前に爆風で吹き飛ぶ前衛二人。
「おい、どうした?」
慌てて弓を持つ男が駆け寄るが、
「……ゴブリ……ば……爆発した」
二人は既に虫の息だった。
ザッ、ザザッ――。
爆発に呼応したかのように、新たな足音が辺りに響く。
「一匹じゃなかったのか?」
ザッ、ザザザッ――。
斥候役の爆発に、小鬼たちが集まってきたのだ。
その数、6匹。
――これは少しばかり、まずいことになったかもしれない。
男は踵を返すと、一目散に村へと走る。
警告を発し、応援を求めるために。
●爆弾鬼がでたぞ!
「お前ら、爆弾鬼って知ってるか?」
日中からビール片手に、『酔っ払い』ジュリエット・ノックス(p3n000036)が依頼書を読み上げる。
「爆弾って言っても、ウィスキーにビールぶっこんだヤツじゃないぞ。アレ、効くんだよなー」
いいから本題に入れ。
「で、なんだっけ? そうそう爆弾鬼だ。ゴブリンの変種で、まあゴブリンなんだが……死ぬと爆発する」
爆発?
「そう、爆発。どっかーんって爆散して、文字通り『死して屍拾う者なし』ってやつだな」
屍が残らないからな、なんてうまいこといったと自賛するジュリエット。非常にウザい酔っ払いである。
要は死亡すると、結構な威力で周りを巻き込んで爆発する。戦闘自体は大したことはないのだが、爆発が非常に厄介で、それ故に危険視されているモンスターだ。
「退治っていうより危険物処理ってのが適当かもな。流石に村の自警団には荷が重すぎるってわけで、ローレットに依頼がきたわけだ」
油断するなよ、爆発に巻き込まれたらイレギュラーズと云えど一撃で全体力を持って行かれるぞ、とジュリエットは続ける。
「なあに、戦闘自体は大した脅威ではないさ。気を付けるのは、トドメだけだ。百戦錬磨のお前らなら、意外に簡単な依頼かもな」
- 爆散! 爆弾鬼完了
- GM名茜空秋人
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2019年02月12日 22時00分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●出立前
「ウィスキーにビール? 爆弾酒ってビールと焼酎じゃなかったっけ?」
「まあ、ローカル酒だし色々あるんだろうぜ」
情報屋の『酔っ払い』ジュリエット・ノックス(p3n000036)が『特異運命座標』カナデ・ノイエステラ・キサラギ(p3p006915)の疑問に応える。こう見えて使える情報屋なのだ。ただし、お酒に関する情報に限る。
「そもそも焼酎ってあんまりいい思い出がないのよね。あれはそう、任務で軍の下士官に抱かれた時……」
強化魔導部隊「夜鷹」時代、焼酎でやらかしたよもやま話を長々と語りだすカナデ。酒豪には、酒に関する失敗話の一つや二つは付き物なのだ。
「それはそれとして依頼が終わったら今度、幻想の美味しいお酒のお店紹介してよ。特にホワイトエールの美味しいお店をね!」
「おう、お前らの無事の生還を祈ってるぜ!」
●そんなわけで
爆弾鬼の出没したとされる村外れの森林にて捜索を行うイレギュラーズ一行。
「今度のゴブリンは爆発するんだね」
『以前には忍者のゴブリンを退治したな』
「結構な種類いるよね。被害が大きくなる前にしっかりと倒しておこうか」
無辜なる混沌には多種多様な魔物が存在し、時に珍奇と思える様々な依頼が舞い込むことも珍しくはない。『穢翼の回復術師』ティア・マヤ・ラグレン(p3p000593)は、一風変わった依頼にも慣れたといわんばかりの体だ。
「噂に聞く、ごぶりん爆弾……体中に爆弾を巻き付けた肖像が思い起こされるのです」
「僕は身体に爆弾を仕込まれているみたいで、他人事ながらに切ないね。だけど戦いに感情は要らないね。きっちりと潰すよ」
一口に爆弾鬼と云っても思い浮かぶイメージも様々だ。だからといって『要救護者』桜咲 珠緒(p3p004426)と『ハーフメタルジャケット』ルチアーノ・グレコ(p3p004260)の二人も敵に情けをかける気など全くない。
「ところで桜咲は、攻撃の技をほとんどもっておりません。ほぼ回復専門でやっているわけですが、回復の余地なしとか、滅びればいいと思うのです」
誰だよこんな依頼作ったのと呪詛を吐く珠緒。済まない、申し訳ない……。
「ゴブリンの変種ねえ……死ぬ間際に自爆とは厄介な事をしてくれるね。そう易々と増える様なタイプではないと思うけど、この場で仕留めておかないと厄介なのは間違いない、油断せずに対処しないとね」
超聴力を用いて、周囲を警戒しながら『行く先知らず』酒々井 千歳(p3p006382)が索敵を行う。
「自爆はテロとしてはコスパ最高らしいんだけど、種族単位でやるとか、未来なくない? 勝てないなら自爆しろとか、特攻やりだしたら負け戦よね」
魔眼でうまいこと誤爆を誘えないかしら……けど、戦闘中だとやはり難しそうだよねと魔眼持ちの『見敵必殺』美咲・マクスウェル(p3p005192)が自身の経験から結論を下すと、
「自爆テロ……俺もリア充を爆破してやりt……ん゛ん゛!」
もうすぐグラオ・クローネだよなあ、爆発しろ! と湧き上がる衝動を『白き歌』ラクリマ・イース(p3p004247)が自虐的な咳払いで払拭した。
●爆弾鬼発見
森林の中でも割と開けたエリアにて、爆弾鬼たちを発見したイレギュラーズ。
「戦うスペースは充分にありそうだけど、うーん、参ったね」
超聴力を使った千歳が、爆弾鬼たちが決して一箇所を中心に集まっていないことを味方に告げる。
やがて目視できる距離まで近づいたイレギュラーズたちは、ボスと二匹の爆弾鬼を中心にして、残った三匹がそれぞれ少しづつ距離を保ちながら食事している光景を目撃する。
「さすがゴブリン、小狡いまでの警戒心だね」
茂みの中から爆弾鬼を窺いつつ、ゲームに出てくるゴブリンは往々にして狡賢く卑怯で警戒心が強いものだよねと『ハム子』主人=公(p3p000578)が呟く。
「さらに悪いしらせがあるのです」
爆弾鬼をエネミースキャンした珠緒が解析結果を知らせる。
「どうやら殺さずとも、戦闘不能に陥ったら爆発する可能性は高いようです」
「本当に厄介な敵だね。喰らったら即KOとくれば、寄らせないしか手はないよね」
同じくアナザーアナライズで解析していた美咲が補足を入れる。
「やれやれ、引き撃ちで頑張るしかないか」
解析結果を聞き、ルチアーノが肩をすくめてみせた。
「その心、絶望に染まれ……!」
カナデがおどろおどろしい台詞でポーズを決めて、ビキニニンジャ姿に変身を終えた処でイレギュラーズの準備は整った。
「魔法少女カナデ見参!」
魔法少女とは、いくつになっても少女なのだ。なお、実年齢は決して聞いてはいけないのだ。
先ずは公が爆弾鬼目がけて隠れていた茂みから躍り出ると、リーダーの群れに向かって先駆ける。
「先手必勝だよね!」
基本的に引き撃ちを活かした中後衛からの作戦になるだろう。ならば自分は盾になり味方を護ろうと、前衛に立った公が掲げた武器から水流――怒涛の奔流が放出されると、リーダーを含めた三匹の爆弾鬼を襲う。
『ギギッ!?』
ハイドロプレッシャーの水圧により、一匹が吹き飛ばされてゆく。
「さてと。降りかかる火の粉を払おうか」
イレギュラーズの急襲に色めき立つ爆弾鬼たちに対し、間断入れずにルチアーノが続く。公に合わせての遠距離による連携、集中攻撃。
「逃がさないよ?」
変化した武器――マスケット銃から放たれたウィルス弾が一匹の爆弾鬼に感染すると――。
『ギギィーッ!』
爆弾鬼の目脂まみれで薄汚れ白濁している一対の眼が、ルチアーノを睨みつけた。
「くらえ! ライトニング!」
美咲もまた、初手は集中砲火とばかりに仲間の範囲攻撃に合わせる。爆弾鬼に向かって突き出した手には魔人の指輪が眩しく光る。指輪の加護を受けた雷撃が、一条の光と化して爆弾鬼を包み込む。
「一気に主導権を奪いたいものだが……」
遠距離範囲の集中砲火の跡に、先ずは一匹倒さんとばかりに気合いを込めて千歳が二振りの不知火を振るう。妖刀から放たれた飛ぶ斬撃が、少なくないダメージを爆弾鬼に叩き込んだのだが――。
「見かけによらず結構タフですね。ゴブリンといえども、瞬殺は適いませんか。着実に一匹ずつやるしかないようですね」
――ちょっ! 待って! うわっ! くっさっ!!!
爆弾鬼が糞を投げつけてくる。狙われたほうは堪ったものではない。
毒性をもつ糞を喰らった仲間(誰とは名誉の為に伏せておく)に対し、珠緒がエンゼルフォローで治癒を行う。
「恐ろしすぎる攻撃です。あんなの喰らったらこの桜咲、間違いなく血反吐を吐いて死にかけるのです!」
自信満々に言い切るのは虚弱体質っこな珠緒。全然、自慢になっていない。
「いやー、私は清純派天使なのですー!」
『結構、欲望まみれだけどな。翼も真っ黒だし』
「コホン……それにしても、見てるだけでも精神汚染が酷い攻撃なのです」
『ぐずぐず言ってないで、さっさと攻撃するんだな』
「先に中遠からやっちゃ……ダメだよね? やっぱり?」
『最初に決めたことであろう』
糞をぶつけられた仲間を見て戦慄したティアが、先に中遠型を攻撃したい誘惑に駆られるも、胸の十字架に宿る神様に諌められる。
仕方ないなあとばかりに放たれるのは全力での『穢翼・白夜』、天使の放つ呪詛の魔法が爆弾鬼にかけられると、そこに大きな破壊力を誇る公の魔砲が追撃をかけた。
ちゅどーん。
斃れる爆弾鬼。一瞬の間をおいて、爆発音が響き渡る。
何か爆破の際に特定の動作など、攻略の糸口になるものがないかと瞬間記憶した美咲だが――。
「駄目ね。自然にそのまま爆発してるみたいね」
爆発のトリガーは、単純に数秒の時間経過だけみたいねと美咲は結論づけた。
――――。
――。
「絶望に染まりなさい! マギシュート!」
後方から『まじかる★ないない』を掲げたカナデが遠距離魔法を爆弾鬼目がけて放つ。
命中! 着実に敵の体力を削る。
『ギギギッ!』
リーダーが指示を出すと、狙いを変えた爆弾鬼はカナデに向けて走りだす。
「ふむ……うまく誘導して連鎖爆撃とか考えたのですが、やはり無理そうですね」
爆弾鬼同士で爆破に巻き込めないものかと狙ってみたものの、どうにも互いに距離を取った位置取りをする爆弾鬼。それに見切りをつけると、ラクリマもカナデを援護すべく攻撃を合わせる。
「冷血なる贖罪!」
白薔薇の柄から鮮やかな血の線が伸びる。ビショップ――ラクリマが人々の罪を代わりとなって贖うべく自ら神に捧げた血による鞭だ。鮮血の鞭が鋭く空を斬る音を立てると爆弾鬼を切り裂いたが、構わずカナデに組み付く爆弾鬼。そのまま斧がカナデを襲う。
「うっ……」
思いがけず激しく重い一撃を受け、倒れそうになるカナデだったが――。
「私はここで死ねないの! 力を取り戻して元の世界に帰って国のお偉いさんに見初められて玉の輿狙ってるんだから!!」
力強く魔法少女復活! 魔法少女は負けないのだとばかりに立ちあがる。
「大丈夫ですかっ!?」
「ありがとう!」
すかさず珠緒のメガ・ヒールが飛び、カナデの体力を回復させる。
今まで独り距離を取り、引き撃ちで周辺を走り回っていたルチアーノが狙える距離まで走りこむと『月蝕』でカナデを襲った爆弾鬼を貫き――。
「相手はこの僕だ、鬼さんこっちだよ!」
手の鳴る方へとばかりに、二匹目の爆弾鬼を怒りで引きつけるルチアーノ。
この好機を逃さずと、イレギュラーズは体勢を立て直す。カナデが爆弾鬼と充分な距離を確保するまで待って――。
「今だよっ!」
ターゲット周囲に味方がいないことを確認するやいなや、再度攻撃を仕掛ける美咲。彼女のライトニングが爆弾鬼を襲うと、千歳の飛翔斬がそれに続く。
「櫻火真陰流、推して参る!」
Boom!
抱きつく相手を見つけられずに、虚しく爆弾鬼の爆破音が響き渡った。
機動力を駆使して、爆弾鬼を引きつけたまま戦場の周囲を走り続けるルチアーノ。
「あんまり周りすぎると、バターになるよ?」
「目が回りそうなのです……」
天然なティアやマイペースな珠緒のボケにもくじけることなく、戦闘開始直後からひたすら爆弾鬼を引きつけて回り続けている。
基本は月蝕からの40m離脱――それ以上離れると、爆弾鬼が反応しなくなったのだ。爆弾鬼の機動力ギリギリを見計らった距離を保ち、爆弾鬼を引きつける職人技。
その爆弾鬼に、イレギュラーズの攻撃が集中する。
加速して体力を削られてゆく爆弾鬼。
「鬼さん、これで終わりだよ!」
ふらふらと瀕死直前の爆弾鬼に、トドメの月蝕を放つルチアーノ。
高命中率を誇るルチアーノの一撃が、寸分違うことなく爆弾鬼の命の灯を吹き消した。
ちゅどーん!
●戦闘は爆発だ!
爆弾鬼にとっての不運は、近接爆弾鬼三匹が真っ先に狙われたことだと云える。
残った二匹の中遠距離爆弾鬼の自爆も、引き撃ちをメインとして確実に距離を取ってからのみ行われるイレギュラーズの攻撃の前に届く術もない。
糞投げと云った精神的にきつい攻撃に幾名かの悲鳴が鳴り響いたものの、ティアと珠緒の治療によりイレギュラーズは崩れることなく攻勢の手を休めない。
「酷い攻撃です。夢に見そうです」
『自爆よりも、ある意味こちらのほうが被害大きいかもな』
「もう桜咲の心も魂も消え去りそうなのです……」
Boom! Boom!
やがて、二発の爆発音が響き渡った。
『ギギギギャーッ!』
後に残ったリーダーが大きく吠える。
これが最後の闘いだとばかりに、イレギュラーズの気合いも負けていない。
「気をつけて! リーダーだけあって攻撃は結構痛いよ」
これまでに何度かリーダーからの攻撃を喰らっているルチアーノが激を飛ばしながら月蝕を撃つ。
「ここまできたら、倒すだけですね。後は任せました!」
決意の籠った、だが死んだ目をしてラクリマがリーダーの前に立ち塞がる。自爆の被害を最小限に抑える壁になるべく、漢の心意気でブロック、マークを行うつもりなのだ。
「少なくとも、一度だけなら耐えられる筈だ!」
覚悟を決めて、千歳も近づくと至近距離からの蹴り技を繰り出す。
「負けるわけにはいかないの! この杖の染みに加わりなさい!」
血のような染みがついたマジカルステッキを振り上げて、カナデがマギシュートを撃ち放つ。
『ギギャーッ!』
リーダーが吠えて大斧を横に薙ぎ払うと、すかさず珠緒が回復をかけ、ティアがアウェイニングでAP支援する。
――――。
――。
「見敵必殺! これがとどめよ!」
美咲は魔弾を放つと、ヒットアンドウェイで離脱した。
『ギギギ……』
断末魔の悲鳴を上げて、爆殺鬼リーダーが眼前のラクリマにしがみつく。
瞬間、激しく鳴り響く自爆音。
「ラクリマさんっ!?」
ティアが慌てて駆けつける。
「しっかりしてください!」
「……ん?」
ティアに揺すぶられ、ゆっくりとラクリマが目を開ける。
「……どうやら、気持ちばかりだけども自爆対策してきたのが効果あったみたいだね。運が良かったよ」
微笑みながら立ち上がるラクリマに、ティアがシェルピアで治療を行った。
「結構、木とか撃ちぬいちゃったなー」
戦い終わり、戦場跡を目にして自然さんゴメンね、とテヘペロなルチアーノ。
「貫通スキルは仕方がないよ。まずは無事に任務達成したことを祝おうか」
千歳がイレギュラーズの健闘を称える。
「そうね、色々な意味で厭な敵だったしね」
お疲れ様でしたとばかりに、美咲も微笑む。
「帰ったら早速、美味しいお酒の店を教えて貰うわ。仕事の後は飲まないとね」
余談だが、カナデはこの後、ジュリエットの行きつけの酒場『黒ブータ亭』を教わることになる。
「アサさん……」
いつの間にか自爆に巻き込まれていたのだろう。
珠緒の前には瀕死の野ロリババアのアサさんが横たわっている。
「アサさん、見ててなのです。アサさんの尊い犠牲を乗り越えて桜先は人間的に成長してやるのです!」
この後、アサさんは無事に復活しました。
Congratulations!
イレギュラーズの活躍により依頼は達成された。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
依頼、お疲れ様でした。
糞投げの被害にあったのが誰なのかは、永遠の謎なのです。
よろしければ、またご縁がありますように。
GMコメント
とくに火気厳禁ってわけではありません。こんにちは。茜空秋人です。
以下情報。
●依頼成功条件
爆弾鬼の駆除(死亡必須)。6匹います。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●ロケーション
爆弾鬼は村外れの森林に出現しました。
目撃情報などにより、発見や追尾は容易でしょう。
ネグラなどの巣はまだ持たない野良のモンスターで、現在は村の自警団二人を美味しく戴きつつパーティーの真っ最中だと思われます。
戦闘時、障害物などは気にする必要はありません。
●爆弾鬼
ゴブリンらしい戦闘を行います。
一応、リーダーの指示に従って連携はとるようです。
・リーダー
斧を装備。
・爆弾鬼(近接)×3
棍棒や斧を装備。
・爆弾鬼(中遠距離)×2
スリングで石とか投げてきます。たまに、毒性をもつ糞とか投げてくるクソ野郎。
特筆すべきは、死亡時の自爆です。
まず最後の力を振り絞っての、R1以内の敵に抱きつきを試みます。
抱きつきの成否に関わらず、その後リーダーは自身を中心にR2、その他ザコはR0の範囲を巻き込んで爆発します。
抱きつき自体はそれほどでもありませんが、爆発は非常に高い命中を誇り回避は難しいでしょう。
爆発を喰らうと、一撃でHPは0まで削られます。
また、基本的にお互いを巻き込まない距離でザコは戦います。
中遠距離からのトドメを狙い、いかに前衛が巻き込まれるのを防ぐかが依頼の肝になるでしょう。
●アドリブ
アドリブ描写が用いられる場合があります。
プレイングやステータスシートにアドリブ度合、『アドリブNG』等記入くだされば対応いたします。
有用そうなスキルやアイテムには色々なボーナスがつくことがあります。
ご縁ありましたら、どうぞよろしくお願いします。
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