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シナリオ詳細

幻想きのこたけのこ戦争

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ファイッ!!!!
 吹き上がるスモークと共に現われたのは幻想東部に土地をもつ有力貴族マシュー氏。
 真っ赤なコートを羽織って歩く彼の手には、山キノコという名の幻想特産品が乗っていた。
 クッキーのようなサクサクの茎にチョコレートのような甘い笠をつけるこのキノコはおやつとして愛され、形が良く大きなものや品種改良によってイチゴやカボチャに似た味がついたものは幻想貴族御用達の品として知られた。
「山きのここそ至高。シンプルで美味しくそして食べやすい」
 対して、激しいスパークの中から飛び出したのは真っ青なコートを羽織った男。同じく幻想東部に土地をもつ有力貴族バンブー氏。
 彼は冠の上に無数の里タケノコを乗せていた。
 ビスケット状の基礎部分にチョコレートのような皮が被った円錐型のタケノコは同じくおやつとして愛され、形が良く大きなものや品種改良によってイチゴやカボチャに似た味がついたものは幻想貴族御用達の品として知られた。
「里たけのここそ究極。豊かな味わいと美しい造形は愛らしい」
 そう、もうお気づきであろう。
 この甲乙つけがたいスイーツの『どちらが美味しいか』を巡って、両貴族は日夜抗争を続けていたのだ。
「きのこ派は美観がないのか!」
「たけのこ派は味覚がおかしいぞ!」
「なんだと!?」
「やるか!?」
「「望むところだ!」」
 マシュー氏バンブー氏両貴族は額を付き合わせ、今回もバトルの火ぶたを切って落とす!

「けれどもう殆どの勝負はやり尽くしたのです」
 両貴族による勝負の記録はアルバムにまとめられている。
 フルマラソン、トライアスロン、チェスボクシング、人間将棋、大食い対決、乗馬テニス、アイドルコンテスト……あらゆる勝負をしてきたが、未だにハッキリとした決着はついていない。
 『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)はどっちでもいいのですという顔をして二枚の依頼書を翳した。
「今回は――ランダムに雇ったローレットイレギュラーズを戦わせる、闘技場バトルが採用されたのです!」

 説明しよう。
 幻想貴族マシュー氏およびバンブー氏が共同で建設した闘技場にて行なわれる模擬戦によって、今回の勝負は行なわれる。
 ルールは簡単。
 きのこ派とたけのこ派に分かれ4対4のバトルを行なう。
 バトル内容がどうなるかをシミュレートするもよし、システムには組み込めない奇策をとるもよし。試合に向けて訓練を重ね相手の予想を超えるもよしだ。
「両方の依頼が来た以上、いっぺんに放り込むしかないのです。どっちが勝っても恨みっこなし! 真剣勝負なのです!」

GMコメント

 闘技場で戦い、勝敗を決しましょう。
 なお、今回の依頼目標は『納得のいく勝負をする』ことにあるので、どっちが勝ってもOKです。この際なのでランダムチームどうしのバトルを楽しみましょう!

●チームセレクト
 奇数側がきのこ派。偶数側がたけのこ派。
 それぞれに分かれて戦います。PCがきのこたけのこどっちが好きかはこの際関係ないのです。あくまで雇われた身なのです。
(わかりやすく言うと、参加者一覧の左側と右側で分かれる感じです)

 ルールは闘技場の対戦形式に大体準拠します。が、ホントのところはルール無用!
 アイテムを持ち込んで利用してみたり相手に精神的なダメージを与えてみたり非戦スキルを活用してみたり、です!
 こうなってくると闘技場コンテンツみたいには行きません。そうとうに複雑な判定が沢山からみつき、予想外の結果が発生するかもしれません。
 極端な話、平均低レベルチームが高いレベルチームに勝つことだってありうるのです。それは数字が嘘をついているというわけでもなくて、戦闘ルールやその判定上充分おこりうる現象です。
 プレイングのパワーで勝ちを引き寄せましょう!

【アドリブ度(やや高め)】
 PCどうしのバトルということで、双方が双方に強い影響を与え合います。プレイング外の行動やリアクションも多く発生し、アドリブも多くなる筈です。
 そういうの大歓迎だよというかたは『アドリブ歓迎』といった形でプレイングにシグナルを出してください。逆に自分の想定していない行動は全く描写されたくないよと言う方は『アドリブなし』と記載してください。(実判定には影響しませんが)描写をぼかしたりカットしたりといった対応をとります。

  • 幻想きのこたけのこ戦争完了
  • GM名黒筆墨汁
  • 種別通常
  • 難易度EASY
  • 冒険終了日時2018年11月29日 22時45分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

デイジー・リトルリトル・クラーク(p3p000370)
共にあれ
豹藤 空牙(p3p001368)
忍豹
Q.U.U.A.(p3p001425)
ちょう人きゅーあちゃん
ライハ・ネーゼス(p3p004933)
トルバドール
不動・醒鳴(p3p005513)
特異運命座標
ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)
甘夢インテンディトーレ
御天道・タント(p3p006204)
きらめけ!ぼくらの
空木・遥(p3p006507)
接待作戦の立案者

リプレイ

●世間のゴタゴタぶりのさなかにやってると思うと一周回って潔い
 キノコとタケノコ
 山キノコと里タケノコのどちらがウマいかという争いは古今東西あらゆる場面で行なわれ、その決着がついたことはなかった。
 それが貴族の社交場でも、どっかでデカい戦争が起こっていても、無視はできない地の果てまで続く究極の議論。
 幻想きのこたけのこ戦争――そのひとつに今、二人の貴族が終止符を打とうとしていた。
 マシュー氏とバンブー氏。
 この二人の決着方法はただひとつ。
 雇ったローレット・イレギュラーズを戦わせ――。
「勝った方がウマいとする!」
「なあ、急に悪いんだが……一度両方食べさせて貰ってもいいか?」
 控え室から出てきた『接待作戦の立案者』空木・遥(p3p006507)が小さく手を上げた。
「どっちも食べたことないんだが」
「それはいかん」
「ぜひ食べろ」
 両貴族から山キノコと里タケノコを差し出されてなるほどタケノコのほうがウマいなとか普通に言っちゃう遥。
 そんな様子を『忍豹』豹藤 空牙(p3p001368)は遠くから眺めていた。
「きのこが美味しいか、タケノコが美味しいかでござると?? 拙者、本来は肉食でござるからな。でも、まぁ、甲乙つけがたいと……なに? はっきりしろ?」
「どっちも同じくらい美味しいと思うな」
 『見習いパティシエ』ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)は里タケノコをぽりぽりやりながら頷いていた。
「食べてみればすぐに分かるよ。なんなら料理をしてもいいよ。戦って決めるよりずっと分かりやすいと思うよ」
「やれやれ……キノコだタケノコだと醜い争いを続けることには妾としても賛成しかねるのじゃ」
「だよねー」
「平和主義者ゆえ、血を流し合うような意味なき争いは好まぬ」
「わかるわかる」
「ここはひとつ平和的にキノコが一番美味いと言うことでお互い矛を収めぬかの?」
「は?」
「は?」
 お互い出したこともないような声を出して見つめ合う。
 二人の足下にあった緑色の土管からくるくる回転しながら飛び出してくる『ちょう人きゅーあちゃん』Q.U.U.A.(p3p001425)。
「どっちもおいしいけど、きゅーあちゃんはキノコ組! カラフルだし、しゅるいもいっぱい! みためからたのしいのが、キノコのつ~よみ☆」
「は?」
「は?」
「おいおいやめないか」
 『ダイコンライダー』不動・醒鳴(p3p005513)が颯爽と現われた。
 武者鎧斬砦剣ゴーグル青年大根騎乗昭和ライダーとして現われた。
 だれだおまえは。
「争いは何も生まないぞ。自分の足で立てないキノコは菓子として未熟。それは誰が見ても明らかだろう」
「は?」
「は?」
「ふふふふふ……」
 足下の土管からゆっくりせり上がってくる『きらめけ!ぼくらの』御天道・タント(p3p006204)。
「オーッホッホッホッ――髪ぃ!? 髪がひっかかってますわ! だ、だれか助け――」
 すっぽんと引き抜いて貰ってから、ぱっと髪をはらって振り返った。
「キノコ、それは庶民の味方から最高級珍味まで幅広く、それ故あまねく全ての人民を満足せしめる品……人々に分け隔てなく降り注ぐ御天道の光の如き食材……なれば、この、わたくし!」
 指を鳴らした途端、頭上に『TANTO』のネオンサインが輝いた。
『きらめけ!』
 どこからともなく現われる聖歌隊の皆様。
『ぼくらの!』
 どこからともなく現われるチアリーディングの皆様。
『タント様!』
 どこからともなく現われる卒業式の皆様。
 ――という一連をドリームシアターで演出していたQ.U.U.A.。
「キノコ派として負けるわけにはいかないのですわー!」
 ポーズをとりながらくるくる回るタント様。
 『トルバドール』ライハ・ネーゼス(p3p004933)はその様子をシニカルに見つめ、コアラがマーチするやつをカリッてやった。
「これは聖戦なのだ。きのことたけのこの仁義なき、な。そして神聖なるタケノコ派を貶めたキノコ派は叩きつぶすほかないだろう。そう……」
 ライハはコアラがマーチするやつを台座にセットすると、大きなレバーを引いた。
 ベルトコンベアによって進むマーチするやつが機械を通ると、僅かな水分と研磨によって表面のコアラだけが綺麗にはぎ取られていくではないか。
 そう、これこそどっかの暇すぎる練達民が作ったという『コアラのレクイエムマシーン』である。
「どんな手を使ってでも……な」

●キノコVSタケノコ
 ファイッ(カーン!)
「まず俺から言わせて貰っていいか」
 遥がソファから立ち上がり、里たけのこを掲げて見せた。
「山きのこは確かにつまみやすくて手が汚れにくいが、それだったらポッ○ーでもいいはずだ。そこへ来るとこのビスケットのさくさく感とチョコレートの配分が絶妙な味覚バランスを保っている里たけのこの方がずっと美味しい。そう思わないか」
「異議あり!」
 バーンとテーブルを叩いて立ち上がる醒鳴。そして大根。
「これはウマさを決める戦いだ。味の好みは関係ないだろう。そして決める方法は……俺たちの決闘だった筈だろう?」
 ニヤリと笑う醒鳴。
(ククク。吉田○保里大権現がいない今、バトルでも勝機はある。アル○ックビームや回避不能タックルを出されたらいくら俺とて……)
「それは違うと思うよ!」
 ミルキィが手元のボタンをポーンした。被ってた星条旗柄シルクハットから丸いパネルが立ち上がる。あれどこで売ってるんだろう。
「両者とも素材を使った料理を食べて美味しいって認めさせれば、勝負ははっきりつくんじゃないかな? それとも暴力で決着をつけないと勝てないのかな~? どう思いますかー、観客のみなさーん!」
 振り向いてみると、ギャラリー(いつの間にか沢山居た)が立ち上がって叫んだ。
「「殺せー!」」
「「キノコ派を生かして返すなー!」」
「「タケノコ派に死を!」」
「みんな過激ー……」
 そんなだから決着つかないんだよって思ったが、醒鳴がふーやれやれと言ってアメリカンに肩をすくめた。
「はっはっは――笑止! もとよりこれは菓子! 料理勝負を求めるということは、味を加工しなければ勝てないと自ら認めたようなものだぞ!」
「じゃあ」
 といって、ミルキィは里たけのこをスライスした。
「里たけのこのお刺身から食べてみようか」
「料理って言ったそばから!」
「大丈夫だよ。他にも食材は沢山……あれ?」
 竹籠を見ても食材はない。
 困惑するたけのこ派に対し、デイジーの不敵に笑いがかぶさった。
「ふっふっふ……言ったであろう。妾は平和主義者ゆえ、血が流れるのは好まぬのじゃ。これ以上は、の」
 ばさ、と投げ出される何かの皮。
「それは――里たけのこの皮!!」
「その通りじゃ。おお、この皮をむかれた哀れな里たけのこは今頃どうしておるかのぅ」
「何っ! きたないでござる!」
 がおうと威嚇する空牙。
 デイジーはわざとらしくゆっくりと首を振って。
「心配じゃのう、よもやむくつけき男どもにさらわれ、どこぞの山小屋にでも囚われておったりせぬかのう」
「ぐっ……」
「そして、なにか合図一つで小屋ごと火の中に沈められてしまうなどと言うことがあれば、妾も心が痛むのじゃ」
「やめるでござる! たけのこに手を出すなでござる!」
「おっと、可能性の話をしただけじゃ。だが現実になるかどうかは……フフ、タケノコ派次第じゃのう?」
 この子いつの間に反転したんだろうって顔で笑うデイジー。
「ゆるさんでござる!」
 思わず飛び出す空牙に、デイジーは手を翳した。
「無駄じゃ、トラップカード発動! 手札からドリルと壷を生け贄にして――いでよ!」
 Q.U.U.A.とタントがでっかいカードから光と共にしゅいーんて現われた。
「幻のクリームパイすとりーむ☆」
 Q.U.U.A.は(>▽<)みたいな顔で腕を沢山ぐるぐるやって大量のクリームパイの幻を投擲した。
 対抗しようと立ち上がるミルキィや遥に、そっと混ざった本物のパイが叩き付けられた。
「ぐふっ!?」
「なんでもありのしょーぶなら、きゅーあちゃんはつおいっ!」
 小さなファントムきゅーあちゃんを大量に生み出してバックダンサーにすると、Q.U.U.A.はマンキーダンスを踊り始めた。
「場外乱闘ですわ! はしれっ、きらめき丸(仮)!」
 タント様はパカダクラを解き放つとステージ上に向かって暴走させた。
 対抗してロバや軍馬を解き放つ遥。
「オーッホッホッホ! きらめき丸の走りに翻弄されるがいいですわー! そしてきわめつけの輝きを――」
 おでこに両手の平をぱっと翳すタント様……の足にロープが引っかかった。それを引いて走って行く馬。
「あああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
 輝くタント様がものっすごい勢いで引きずられていく。
「もはや、戦いは止められない……か」
 ネーゼスが小枝的なやつをカリッてやった。
「もはや止められない。いや止めるべきではない……」
 ネーゼスは知っていた。
 里たけのこと山きのこの戦争が勃発する前、その両者をとりもっていた村すぎのこが存在していたことを。
 すぎのこ派は小枝のごとく身を隠し、この戦いを遠くからのぞき見ているということを。
 そしてもう一つ知っていた。
 溶かしたチョコレートに小枝のやつを軽く熱してソフトクリームとかにたまにかかるあのカラフルトッピングのやつをまぶすとめっちゃ美味くて見栄えするということを。

●なるほどー、これが南北戦争かー
「これが次の料理だよ! 里たけのこの――メテオジェラート添え!」
 ミルキィは巨大ジェラートを大量に作ると、相手のフィールドに次々と降らせていった。
「普通に戦闘してんじゃねーか!」
「対抗しますわ! この――」
 ぱちんと指を鳴らしてサタデーがナイトフィーバーするポーズをとるタント様。
「「きらめけ!」」
「「がぼぼぼぼぼぼぼぼ!?」」
「「ぐばばばばばばば!?」」
「皆様ー!?」
 ジェラートに沈んでいくキノコ派の皆様。
 やっべあんまりに楽しそうだから先にパクッちまった。
「ジェラートにはパン! パンですわ! これを使ってくださいまし!」
 新しい顔よ! みたいなフォームでゼシュテルパンを投げるタント様。
 それをキャッチした醒鳴がハッとして振り返る。
「まて、このパンで何をするんだ」
「強く当たって後は流れでお願いします」
「角界の不祥事みたいに言うな!」
「ふむ、これだけ語ってもまだ理解せぬか。ならば仕方がない。技と技、力と力で雌雄を決しようではないか」
 遥が演説モードのままズバッと跳躍した。
 対抗して跳躍する醒鳴。
「くらえキノコ派の底力! ダイコンライダーキック!」
「タケノコ派の重みを知れ! あふれる女子力キック(鉄板仕込み)!」
 空中でぶつかり合うキノコ派とタケノコ派。
「くっ……!」
 チョコパイをかじっていたネーゼスが衝突の余波に身を屈める。
「よそ見をしていて良いのかァ!? タケノコ派ァ!」
 両手に山タケノコを握りしめたデイジーがキエーとかいいながら飛びかかってきた。
「妾と契約せし妖精たちよ――」
 あちらこちらから山きのこの妖精が現われ、ネーゼスに謎の胞子をぱっぱと振りかけていく。
「ぐ、ぐあああああああああ!」
 普段絶対あげないようなやられ声をあげるネーゼス。
「な、なにか無いか。この窮地を脱する……チョコパイ関係の豆知識は!?」
 ないよ。来月のクリスマスにマッチ棒さしてケーキ代わりにすると死にたくなることくらいしかないよ。
「オノーレーーーーーーーーーーーーーッ!!」
 ネーゼスは絶対いわないような断末魔(子安声)をあげて爆発四散した。
「このままではタケノコ派が不利でござる。少しでも点数をかせがねば――」
 ネーゼスの仇を討つべく空牙が一刀両断攻撃を仕掛けに行く。
「えいっ」
 Q.U.U.A.が床にワックスをてろーって広げた。
「ぐわーーーーーーーー!!」
 めっちゃ滑っていく空牙。
「みゃーーーーーーーー!!」
 めっちゃ滑っていくタント様(輝)。
「ぬわーーーーーーーー!!」
 荒ぶるキノコ派のポーズのまま滑っていくデイジー(邪神)。
 味方の方がダメージを受けている気がしたが、Q.U.U.A.は振り返らない子。
 急に腕にカラフルキノコ(特大)を装着すると、タケノコ派めがけて発射した。
「きゅーあちゃんみさいる!」
「「グワーッ!!」」
 会場は激しい爆発に包まれた。

 崩壊した自家製闘技場。
 パルテノン的な柱をがっと押しのけて、マシュー氏とバンブー氏が立ち上がった。
 振り向くと死屍累々。
「くっ、我らキノコ派は全滅か……」
「タケノコ派もみなやられてしまった……」
「勝負は、はやりつかなかったな。ここまで山きのこと戦い続けられるのは、やはり里たけのこしかないというわけか」
「里たけのこにとっても、山きのこは宿命のライバル……今は、引き分けということで納得してやろう」
「フッ、仕方ない。勝負は……持ち越しだな」
 肩を抱き合い、夕日に向かって笑う二人の貴族。
「「……………………」」
 彼らに招集された挙げ句なんやかんやで闘技場ごと爆発した八人のイレギュラーズたちは、その様子をなんとも言えない目でみていた。
 山きのこと里たけのこの戦いは……つづく!

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 つづくのだ!


 次回『海洋きのこたけのこ戦争』
 すべからく見よ!

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