シナリオ詳細
ベキャジ教団の悪徳
オープニング
●黄金の花
やせ細った男が、黄金の花を模した椅子に座っている。
僧帽を被った男たちが同じく黄金の花がさがった杖を振り、赤いカーペットの上を歩いて行く。
彼らが唱える形容不明な経文のリズムと太鼓音。そして室内にただよう甘い花の香り。
少なくない人々が膝と額を地に着け、祈りの姿勢をとっていた。
僧侶たちが一列になって立ち止まる。
そして一斉に唱えた。
「頭を上げなさい。教祖ベキャジ様のお恵みです!」
皆が頭を上げると、黄金の花を模した椅子に座った男――教祖ベキャジが立ち上がった。
彼が両手を振り上げるやいなや花のような幻が生まれ、人々は泣き笑い歓声をあげた。
そこはベキャジ教団という地下宗教団体の集会場。
今日も嘘つきたちによる、偽りの救済が行なわれていた。
●悪徳教団の殲滅
「やあ、宗教団体の殲滅を依頼されたんだけど、興味あるかい?」
オレンジ色のランプと金属カップの打ち合う音。
今日もどこか華やかなギルド・ローレットの一角で、『黒猫の』ショウ(p3n000005)がテーブルについた。
彼の手にした依頼書には、幻想貴族によって発行されたことを示すスタンプがなされていた。
「『ベキャジ教団』って言ってね、教祖のベキャジ本人をあがめるタイプの宗教団体さ。
貧困にあえぐ人や仕事ばっかりでストレスのたまってる人をころっとハマらせてお布施を集め、限界まで搾り取っておく……って連中だよ。モチロン、神様なんかじゃあない」
神様そのものがウォーカーとして現われることもある昨今、珍しい存在ではないかもしれないが、少なくとも教祖はただの人間(正確にはカオスシード)だ。
「けど厄介なことに、薬品を使って信者に幻覚を見せたり多幸感をもたせたりという手際でじわじわ信者を増やしている。
そういうことをすれば……まあ、偉い人が黙ってないよね。依頼はそういう経緯でなされたってわけさ」
教団のつぶし方はきわめて簡単だ。
教祖を生きたまま捕まえ、依頼主のところへ送りつけるというものだ。
「最悪死んでしまっていてもいいけれど、教祖の死や過度な損傷は信者を泥沼化させることがあるから、できるかぎりピンピンしてたほうがいいよね」
手段もやっぱり簡単。
集会の場に乗り込み、すがりつく信者をはらいのけつつ、襲いかかる幹部勢もなぎ倒し、降参した教祖を捕まえるのだ。
もっと単純に言えば、武力で抵抗する幹部勢を全員倒せばクリアである。
「この幹部勢は教団の財力にくっついている連中さ。教祖を信仰してるわけじゃないから、その分シンプルに戦いをしかけてくる。
けど周囲の信者は薬品の効果もあって強く信仰心をもっているから、乗り込んだ皆にすがりついたり邪魔したりしてくるはずだ。これを払いのけたり無力化できる技能があれば、仕事がしやすいかもね」
依頼書をくるくるとまるめ、ショウはそれを突きだした。
「悪徳宗教っていうのは厄介なものだよ。けれどこれを倒すことで、えげつない被害をうける人を助けることもできる。ワルい手段で、イイことしよう」
- ベキャジ教団の悪徳完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年02月06日 21時20分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(8人)
リプレイ
●善良なるを説く声は、私腹か慈愛を満たす舌
土を踏む行列と、鐘のなる白い塔。
それが金のなる木に見えたのか、『紅獣』ルナール・グルナディエ(p3p002562)は失笑した。
「何処の世界でもこういう胡散臭い宗教団体はあるわけだな」
この塔を持ち主ごとへし折れば連れが喜びそうだ。そんなふうに語って、ポケットに手を入れる。
レティーア・セルティアス(p3p003335)はその話を半分まで聞いて、それはそれこれはこれ。さーてお仕事お仕事と自分を切り替え始めた。
「イケナイ事をしてる人にはお仕置きが必要よね~。ま~、あたしはあんまし荒事は得意じゃないんだけどね」
軍服とロリータファッションを混ぜたような、白地と青い装飾をしたドレスを纏って背伸びをした。
塔へ向かう行列は一定の足音を保ち、誰もが貧しい格好をしていた。
無知無教養の灰汁か、それとも悪意の食べ残した骨か。いずれにせよ、彼らは今現在搾取される側の人々のようだ。
「人生色々あるから神に縋りたくなる気持ちもわかるけれど、幸福感ばかりを与えるのが神じゃないわ」
ロスヴァイセ(p3p004262)はため息のように言って、自分の手元を見た。
ぬいぐるみをぎゅっとやる『布合わせ』那木口・葵(p3p000514)。
「私は宗教には詳しくないですけど、少なくとも救われないものは違うと思います」
それもあった、という風に頷くロスヴァイセ。
「それに神はもっと、目標とか未来を与えるものだもの」
「もくひょう!」
それまでの話をあまり聞いていなかったのか、『駄めいど』エーラ・アルブム・ビィストール(p3p002585)はきわめてマイペースにグーにした両手を突き上げた。
「働かずに美味しいケーキがたべたい!」
はっとして振り返り、もう一度グーにした手を掲げる。
「悪徳宗教をやっつけよー!」
おーう、と建前をスローガンに掲げるエーラであった。
人間、本当はこのくらいのほうがいいのかもしれない。塔に絞られにゆく行列を見て、誰かがそう思った。
一方こちらは礼拝堂。
見た目ばかりが豪華な塔の中身にして、搾取の場である。
『スフォルトゥーナ』カルマ・ストラーダ(p3p000686)は言いくるめや演技を使って信者の中に紛れ込み、しれっとした顔で同じように祈りを捧げていた。
教団の使用する薬物というのも継続的にじわじわ摂取させ続けていつのまにか効果が出るタイプのもののようで、お香をかいでいても特に変化はなかった。
同じく変装して信者に混じっていた『自称カオスシード』シグルーン(p3p000945)がそっと隣に立った。
それを確認して、カルマは小声で会話を始めた。
「まぁ、宗教が悪いとは言わねーけど、薬は駄目だなー」
そうかな、と顎を上げるシグルーン。
「嘘をつくのも、薬物を使うのも、シグは悪いことではないと思う。まともじゃないのはわかってるけど……」
「けど?」
「自己責任」
まるでお酒や煙草のような話だけれど、言うとおりなのかもしれない。
「バレたら終わり。残念でした教祖サマ」
壇上に立ってそれらしい演説をする教祖を見て、シグルーンはそっと布で顔を隠した。
そうすると、いつのまにかそばにいた『彷徨う銀狐』妖樹(p3p004184)が小声でささやく。
「前回は盗み、今回は捕縛か。色々な依頼があるね」
人々の間からそっと教祖や幹部たちを見やる。恐らく人々の前に姿をさらしている今こそが、教祖にとって一番無防備な時間なのだろう。
「信者とか幹部とか厄介だな。上手い事バレずに捕まえてみたいけど、難しそうだし殲滅で良さそうかな」
そろそろだ。
振り向くと、葵が扉を派手に開き、ずんずんと突き進んでいく。
「な、なんだお前は!」
道を阻もうと飛び出してくるの幹部に対して、葵は魔弾を叩き付けることで返答とした。
一気に突入するルナールたち。
「そ、そいつたちを取り押さえろ!」
我先にと飛びかかる信者たち。
葵は手持ちの人形に練達上位式を施すと、信者たちへと放った。
「このお手製ぬいぐるみたちの可愛げな姿! 綿たっぷりのもふもふっぷりを味わえば、苦しみやストレスが軽減されるはずです!」
確かにぎゅっと抱きしめて眠れば健やかな気持ちになれそうなでっかいぬいぐるみだ。ぬいぐるみテラピーの効果はさておくとしても、ぬいぐるみは飛びかかる信者をぐいぐいとやって押し返し始めた。
さてと、とばかりに滑り込んだレティーア。
性的魅力で信者を誘惑してみることにした。
一部の若い信者には効果があったようで、レティーアに掴みかかったりしがみついたりといった行動をためらうようになった。
変なトコを触られたら気絶させちゃおうかなと思ってたレティーアだが、どうやらそんな度胸のある者は……おっと。
「教祖様をお守りするんだ! つまみだせ!」
年老いた信者やヒステリックな信者が攻撃しようと手近なものを振りかざして襲ってくる。
そこへ、エーラがすっと割り込んだ。
手にはケーキ。
「自慢の特製ケーキですよ。どうぞ召し上がれ! ……遠慮せずに!」
てやーと言ってケーキを顔に叩き付けていくエーラ。
「お味も特製、激辛です」
ぎゃあといってのたうち回る信者たち。
それでも決死の覚悟で突っ込んでくる一部の信者に、エーラはブロック(ラグビーでいうところのブロック)を仕掛けて押さえつけた。
テンションのわりになんて頼もしい……とは思ったが、根本的な沈静化というわけでもないのでいつまでも押さえつけていられるようには見えない。
この短い隙をつくように、幹部たちを倒すのだ。
「宗教、宗教ねぇ。こんな胡散臭い宗教を信じられるほど信者は精神が病んでるという事なのか」
ルナールはどこか呆れたように呟いて、大きな盾でもって突撃を仕掛ける。
幹部の一部がそれに対抗してタックルを仕掛けてきた。
正面からぶつかり合い、力での押し合いになる。
一方でロスヴァイセは幹部たちの顔ぶれや装備を見た。事前情報の通り、一見してヒーラー2、ハンター2、残り4人は前衛タイプのようだ。
対してこちらの作戦は、相手のヒーラーを先に潰してしまおうというものだ。
「聖なる方々になにをするつもりだ!」
信者のひとりが掴みかかってくるが、ロスヴァイセはそれをキッと睨んだ。
「どこを触ってるのかしら? 神ならぬ私は邪魔する者には厳しいわよ?」
強引に殴り飛ばし、『カステル・デル・オンブラ』の能力を発動させた。
自らの影から飛び出した魔術書がぱっと開き、魔術の槍を編み上げる。
ロスヴァイセはそれを握りしめ、思い切り投擲した。
それに対して回復で対抗するヒーラー。
「相手は五人だ。数で押せば――」
そう語るヒーラーの背後で、カルマがナイフによる刺突をしかけた。
背中からずぶりと沈むナイフの刃。
「悪いな、五人じゃねーんだ」
と同時に、妖樹が次々と呪術による攻撃を仕掛けていく。
「しまった、後ろだ……! 信者に紛れていたんだ!」
もう遅いよ、とばかりにシグルーンが手を翳す。
魔力が衝撃を伴い、黒い風のようになってヒーラーの首を締め上げた。
白目をむいて崩れ落ちるヒーラー。
「くそっ、やられた!」
「これ以上近づけさせるな!」
幹部たちの前衛メンバーがカルマやシグルーンに組み付いていく。
さあここからだ。
妖樹は七本に増えたしっぽをぶわりとさせて、次の術を練り上げていく。
●虚像偶像
汚いナイフを振りかざし、襲いかかるベキャジ教団幹部。
それを打ち払い、カルマは油断なくヒーラーの位置を目で追った。
「おーおー、おもしろくなってきたぜ!」
ベキャジ教団の幹部たちははじめイレギュラーズたちの作戦に翻弄され、ヒーラーを一人失った。
信者たちの妨害に助けられる形でギリギリ陣形を組み直し、今はイレギュラーズの前衛メンバーと組み合う形になっている。
対してイレギュラーズたちははじめにヒーラーひとりを倒したことを起点に優勢を維持していく。
不安要素があるとすれば、ヒーラーに攻撃できるメンバーが少ないことで戦闘が長引きそうなことと、それによって信者の暴動が激化して手がつけられなくなることくらいだろうか。
信者の対応をぬいぐるみに任せ、葵が魔弾による攻撃に集中しはじめた。
まるでパッチワークのような魔法がはじけ、ヒーラーにばちばちと当たっていく。
「幹部様に何をする!」
攻撃をやめさせようと掴みかかる信者も、エーラが掴んでぽいした。
「この人たちはワタシが押さえておくので、いまのうちに!」
「わかりました!」
さらなる連射をしかける葵。
その一方で、レティーアがレイピアを手に幹部たちへと襲いかかった。
細身の剣で対抗する幹部と打ち合いになり、幾度となく火花が散る。
レティーアは鍔迫り合いまで持ち込んで、相手をぐいぐいと押し込んだ。
「教祖さまのために!」
「やれやれ、信じる者は救われるってか。実に面倒な思考だな」
破れかぶれに突撃してくる幹部に、シールドバッシュで対抗してはねのけるルナール。
防御力はなかなかのものだが、基本的に前のめりなチーム構成で戦ってるぶんダメージは随分とかさんだようだ。
「あー、うん。流石にこれはマズイな」
ルナールは自己回復に入りながら、幹部とさらなるぶつかり合いを始める。
一方で、シグルーンは両手にもったナイフとマインゴーシュで鈍器を振り回す幹部とぶつかり合っていた。
ヒーラーをたたき落としに行きたいシグルーンと、それを邪魔する幹部という図式だ。
シグルーンは相手の攻撃を短剣で防ぎ、距離をあけて魔弾を打ち込む。時には足を止めて逆再生で破壊するといった戦術で他から徐々に引き離していく。
こうして……カルマ、ルナール、レティーア、シグルーンの四人が相手の前衛と組み合い、残り四人がヒーラーやハンターと撃ち合いをするという構図になった。
戦いは長引き、お互いに何発も打ち合ったが……。
「そこだ」
妖樹の放った遠術が教団幹部のハンターに命中。ついに力尽きた所で、ロスヴァイセがギリギリでぶつかり合っていた他の幹部たちを魔術の槍で打ち払った。
人数的な優位を強めて、次々に幹部たちを倒していく。
教祖はここはもうだめだと逃げ出したが――眼前に魔法の槍が突き刺さったことで腰を抜かした。
その場にぺたんと崩れる教祖にそれを突きつけるロスヴァイセ。
「降伏する? それともちょっと痛い目、見てみる?」
教祖は周りを見るが、頼りの幹部たちはもう動けないようだ。
残る信者たちに、彼は罵声を浴びせた。
「誰でもいい、こいつらを殺せ! そうすれば幹部にしてやるぞ!」
信者たちも流石に相手が悪いと思ったのか、レティーアやルナールたちに襲いかかろうとはせず、遠巻きに見るばかりとなった。
「誰もやらないのか! この役立たずめ!」
そう叫んだ教祖ベキャジのすぐ頭上。彼をかたどった石像が破壊された。
シグルーンによるものだ。
「嘘をつくと決めたなら。最後までその嘘をつきとおすのが『嘘吐きの矜持』ってものでしょう?」
シグルーンは怒りをたたえ、それを魔力にしてぼわぼわと燃やしていた。
「金の為でも自己満足でも、自己評価を得るためでもいい。でもついた嘘には責任を持つべきだ」
そんなシグルーンの迫力に潰されるようにして、教祖ベキャジは降参した。
痛い目を見せるまでも無かったわね、とロスヴァイセは魔術を解いた。
●夢の跡
「これでよしっと」
レティーアは幹部たちをそのへんのロープや布で縛って一箇所へまとめた。
『めんどーなことはお任せです』と言って様子見をしていたエーラもちょこちょこと手伝い、教祖と幹部はまとめてお縄となった次第である。
カルマやシグルーンも、用は済ませたとばかりに後片付けを終え、施設の扉を開いた。
もう信者たちは残っていない。皆夢から覚めたかのように家へ帰ったようだ。
「さて……無事に終わった事だし、俺は帰るとするか」
ルナールは煙草に火をつけると、その場をふらりと後にする。
妖樹はそれを見送ってから、ゆっくりとリラックスした姿勢に戻った。
「これでもう、ベキャジ教団に搾取される人は居なくなるわけですね!」
葵はベキャジの破れた服をかわいいパッチワークだらけにして修復しつつ、これでよしと腰を上げた。
薬らしきものも一通り回収して、ロスヴァイセが施設の奥から戻ってくる。
「後は依頼主に任せましょう」
「だな」
カルマはぱしぱしと手を払い、虚像の塔をあとにした。
ベキャジ教団は好き放題にやった代償として、おそらくは残り一生を棒に振ることになるだろう。
一方でこの教団に騙されていた人々は無意識な搾取から開放され、生活にも余裕を取り戻すはずだ。
何かにすがる人はすがるだろうし、踏み外す人は外すだろうけれど、少なくともベキャジ教団の悪意によって引きずり込まれることはあるまい。
そしてまた何か困ったことがおきたなら、彼らを頼ることだろう。
ギルド・ローレット。
未来を与えた、彼らのもとへ。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
おかえりなさいませ、イレギュラーズの皆様。
ベキャジ教団は跡形も無く壊滅し、騙されていた人々も解放されました。
後日談というわけではございませんが、薬物によって偽りの幸福感を与えられていた人々の症状も大きく緩和されていくようです。
皆様大変ご立派でございました。またのお越しをお待ちしております。
GMコメント
ご機嫌いかがでしょうか、プレイヤーの皆様。
このたびは悪徳宗教の集会へ乗り込んでやっつけようという、とてもシンプルでマッスルな戦闘シナリオです。
人心に作用する技能なんかを持っていると、有利にことを運べるかもしれませんね。
【依頼内容】
『教祖ベキャジを捕まえる』――がオーダーです。
とはいえビーチフラッグみたいに勢いよく飛び込んでガッといくわけにはいかないようで、まずは信者や幹部勢とぶつからねばなりません。
この辺りは情報屋からの情報なのですが、裏のガードは非常に堅いようで、正面から行くのがイチバン効率的なのだそうです。
依頼主の都合としてもピンピンしていたほうがいいらしいので、分かりやすく幹部勢を倒して見せて、教祖を降参させてやりましょう。
【幹部勢と信者】
幹部勢は8人。
クラス構成は『アウトロー×4』『エクソシスト/ヒーラー×2』『スナイパー/シルバーバレット×2』です。
前衛担当ぽいアウトローはともかく、ヒーラーが二人もいるのが面倒だったり、シルバーバレットが攻撃集中しだすと面倒だったりします。
加えて、今回は信者たちが戦闘の妨害をします。これは戦闘時のペナルティとして計算されます。
ペナルティ内容は信者たちの行動によって決まり『命中-10、回避-10、機動力-2、毎ターン小ダメージ、ファンブル+20』といった具合です。
ざっくりひとまとめで考えてもよいのですが、細かく対応したいかたのために別途解説を加えます。
【信者の妨害ペナルティ】
戦闘中、数十人の信者たちが妨害をしかけてきます。
人心に作用する技能を使ったり物理的にガッとやったりすることでこれらを軽減することが可能です。
いかにもな技能も多々ありますが、「これって使えるかな?」といった技能も意外と役に立つことがあるので、試しに使ってみるのもよいでしょう。
信者の妨害とその実ペナルティは以下の通りです。
・幹部を庇おうとする:命中-10
・PCに掴みかかる:回避-10
・PCにしがみつく:機動力-2
・PCに攻撃する:毎ターン小ダメージ
・決死の行動:ファンブル+20
【ロケーション】
絨毯のしかれたひろーい屋内です。
天井も高く、人が沢山暴れても大丈夫な広さがあります。
余談ですが教祖は高くて色々安全な場所から見ています。
【アドリブ度】
ロールプレイをよりお楽しみいただくため、リプレイにはキャラクターのアドリブ描写を用いることがございます。
プレイングやステータスシートに『アドリブ歓迎』『アドリブなし』といった形でお書きくだされば、度合いに応じて対応いたします。ぜひぜひご利用くださいませ。
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