シナリオ詳細
<クロトの災禍>宙は喰らう
オープニング
●<クロトの災禍>宙は喰らう
「明日、世界が滅亡しますです。
あ、嘘です。明日じゃないかも知れませんが、近い将来、世界は滅亡するでごぜーます」
混沌世界のイレギュラーズ達の皆が耳にした言葉。
「世界が滅亡する」……その神託の言葉、ヒトによっては笑い飛ばした事だろう。
こんな平和な世界に、その様な事……ありえない、と。
しかし神託の言葉を真実に変えるが如く、様々な事件が世界各国に巻き起こっているのは、紛う事無き事実。
『ウォォォン……』
どこか切なさを呼び起こすような鳴き声を上げて、覇竜領域の空を飛び交うのは……赤茶けた翼で飛び回る数匹のワイバーンの群れ。
彼らは突如空に姿を表すと共に、覇竜に棲まう人々を空から品定め……そして、狙いを定め、人々の棲まう街へと降下。
『……あ、あ……』
人の体躯よりも一回り程巨大なワイバーン……それも数匹の群れとなって街を取り囲めば、当然ながら絶望が待つ。
殆ど大した抵抗をする事も出来ずに食い殺される人々。
『グゥゥ……グゥゥオオオオン……!』
しかしその鳴き声は変わる事無く哀しげ。
そしてワーバーンの群れは再び翼をはためかせ……高い空に浮上し、次なる獲物を探し求めていた。
●
「……今度は覇竜にも、恐ろしい影が……ですか……」
目を伏す『深森の声』ルリア=ルミナス(p3n000174)。
深緑、ラサ、そして今度は覇竜領域での事件。
立て続けに発生している事件に何か関連があるのでは……と思いつつも、その尻尾は未だに見つけられていない。
そんな彼女の耳に届いたのは思った以上に酷い行為を繰り返している、暴走した獣の話で……既に覇竜領域の街の幾つかは襲われてしまっていると言う話。
「本当に、被害に逢われた街は、悼しい状況が拡がっています……この事件を起こした彼らを放っておいても、百害あって一利も無いのは、間違い無いと思います……」
「……まだ、彼らについて分かって居る事は殆どありません。ですが……一つ言えるのは、彼らは弱いものを狙うのではなく、逆に強い者を狙う……という習性がある様なのです」
「恐らくイレギュラーズの皆様が赴けば、街の人達への注目を皆様が惹きつける事は可能でしょう……何故その様な習性を持っているのかは、未だに良く分からないという不安な点はありますが……」
「……又、彼らは……常に哀しげな咆哮を上げて、更に……その動きがどこかふらふらとしているとの話です。恐らく、ですが……餓えているのでしょう。その餓えを満たす為に人々を襲い……それでも満たされないから、更に獲物を追い求めている……という事なのかもしれません」
「……餓えた獣ほど、危ない存在であるのは間違い無いでしょう……ですが、どうか皆様の力を貸して下さい。よろしくお願い致します……」
ルリアはぺこり、と頭を下げて……覇竜の人々の救出を願うのであった。
- <クロトの災禍>宙は喰らう完了
- GM名緋月燕
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年10月16日 21時50分
- 参加人数8/8人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●餓えし竜の声
世界滅亡の言葉……酷く具体的で、酷く抽象的な話。
しかし今、まさに、国を揺るがす様な事件が立て続けに起こり始めていて……その抽象的な部分が、次第に具現化しつつある刻間。
……そしてイレギュラーズが訪れしここ、覇竜の国もそんな事件に晒されつつあり。
「深緑、ラサ、更には覇竜……と。何とも忙しないです、ね?」
微かに眉を顰める『覇竜剣』橋場・ステラ(p3p008617)。
三国を左へ右へと飛び回り、事件を解決していかなければならない、というのに達成感は感じ得る。
とは言えこれら事件が起きている理由は良く分かっていない状況、というのは間違い無い。
更に、その被害に逢っているのが、極々普通の生活をしている各国の人々達という点からも……イレギュラーズ達の力が必要な事件である、と言える。
「あっはっはー! いやー、確かに忙しいわね! 本当に世界滅亡が迫っている、という感じがするわ!」
「そうだな。世界滅亡かぁ……いや、それを現実にしたくはないんだけれども」
「確かにそうですね。それに覇竜と言うと、地理的にも終焉に近いのもあるのが心配な所ではありますが……果たして、今回相手にするのはどのような存在であるのか……」
『ハイテンションガール』郷田 京(p3p009529)と『晶竜封殺』火野・彩陽(p3p010663)、『花に集う』シルフォイデア・エリスタリス(p3p000886)と、三人の会話。
特にエリスタリスの言葉に、『咎人狩り』ラムダ・アイリス(p3p008609)ト『観測中』多次元世界 観測端末(p3p010858)は。
「そうだね。星界獣……世界の滅びに際して現れる『おおいなるもの』の眷属ねぇ……」
「エエ。弱者ヨリ強者ヲ狙ッテ貪リ喰ウ、ワイバーン(モドキ)デスネ? フム。場所柄モアッテ、『竜屠竜』エチェディヲ思イ出シマスネ。或イハ彼同様ニ、何等カノ『力』ガ満チタ存在ヲ喰ラウ事デ、餓エガ満タサレタリ、寄リ強イ『力』ヲ得ル存在ナノカモ知レマセンネ? ……或イハ、寄リ強大なナ何カヲ育テルカ、生ミ出ス為ノエネルギーヲ集メル、働キ蜂ノ様ナ存在ナノデショウカ?」
今迄に得た情報を元にして、幾つかの可能性を想定する観測端末。
対し、やれやれと肩を竦めるのは、『未来を託す』ヴィルメイズ・サズ・ブロート(p3p010531)。
「いや~……困りますね~。これから覇竜に平穏が戻ると思った矢先にこんな事件が起きるだなんて。何に餓えているのかは良く知りませんけれど、少々おいたが過ぎると思いますねえ」
やれやれといった感じのヴィルメイズ、その一方で『相賀の弟子』ユーフォニー(p3p010323)は。
「ええ……でも、こうして滅びが目に見える形で来てくれるのは逆にチャンスです。絶対に護りますよ……!」
「そうですねぇ……私は美しいので悩める姿も魅力敵ではございますが、あまり悩みの種を増やさないで頂きたい所ですね。ストレスは肌に悪いので」
並々ならぬ気合いのユーフォニーと、美に気を使うヴィルメイズ。
覇竜領域に縁がある二人……故にここを護りたい、という意識はどちらも強い。
そんな仲間達の言葉に刺激されるかの如く、エリスタリスが。
「何にせよ、今回相手にするのはどのような存在であるのか……ただ、習性上こちらを狙ってくるというのは、ある意味都合がいい話ではありますね」
と言うと、アイリス、ステラ、彩陽、観測端末らが。
「そうだね。何が現れるにえよ、ボク達は立ち向かって足掻くしかない訳だし」
「うん。まぁ何処であれ、相手が何であれ、やる事はいつもと変わりません。情報等には疎い拙ですが、それが敵なら叩き切って道を開くのみですとも!」
「そやね。嘘っぱちにする為に、まずはコツコツと。襲ってくる敵は全部倒す。せやから、皆一緒にがんばろー!」
「それじゃあ……お仕事と征こうか」
「エエ……興味ガ尽キナイ所デスガ、真相解明ヨリ被害拡大防止ノ為、排除ヲ開始シマショウ」
その言葉に呼応し合うと共に、イレギュラーズ達は空を見上げ、翼を拡げる星界獣の下へと急ぐのであった。
●力求めて
『ギャアウゥゥオオオオォン……!!』
『ひ、ひぃ……っ!! く、来るなぁ、来るなぁああ!!』
獣の咆哮と、住民の悲鳴。
その悲鳴を聞きつけたイレギュラーズ達は、人々の逃げ惑う集落へと辿り着くなり、すぐ。
「餓えた獣だか何だか知らないけど、舐めんじゃないわよ!」
襲われ掛けて居る住人の所に割り込むと共に、星界獣の横っ腹に鋭く飛び蹴りで一蹴を嗾ける。
『グゴォォ!!』
当然ながら不意を疲れた星界獣は防御態勢を取れる事も無く、地面を滑る。
そして引き離した星界獣の下へ、更に追いかけていく京は、よろよろと立ち上がろうとしている星界獣に向けて辛辣に。
「お腹減ってるのがアンタらだけだと思ってんの? ざけんじゃないわよ、アタシだって餓えてんのよ! わかる!? アンタらのせいでどれだけまたされたと思ってんの? ったくもう、一食抜く羽目になっちゃったじゃない、どうしてくれんのよ、あぁ!? テメーラあたしのご飯にすんぞゴラァ!!」
お腹減って苛立ちを抑えきれない京……そのまま少しの高度を保った状態で構える。
当然ながらその様な態度を取れば目立つ訳で……その星界獣達も、自ずとターゲットを京の方に向ける。
とは言え星界獣は一匹だけではない。
『グギャウウ……!!』
咆哮を上げて戦線布告した星界獣と、その鳴き声を聞いて周りの星界獣達も、呼応するように鳴き声を上げる。
そしてバサ、バサッ、と翼のはためかせる音と共に、様々なる方向から星界獣らが集結し始める。
「……左、右、前方……様々な方角から一気に敵が近づいて来ている様ですねぇ」
「うん、その様だね。まぁ……取りあえずボク達が強い事を見せつければ、やつらもこっちを狙ってくるって話だから、最初から全力で行くとしようか」
ヴィルメイズの言葉にアイリスは苛烈にニコリと微笑み、そして鋭い聴覚で以て京の対峙していない別の星界獣に向けて加速、接近、一撃。
四方八方より集結しつつある星界獣達をイレギュラーズ達はまずは引き寄せ、己達の間合いに引き摺り込んでいく。
その一方で、ユーフォニーは襲われていた人々に。
「皆さん、もう大丈夫です。私達が彼らを引き付けますから、いったん建物の中に避難して下さい!」
と声を掛けて、その場から避難するように指示を与える。
最初は混乱気味であった集落の人々……だが、ユーフォニー、更にはステラも加勢して、この集落の人々を早々に退避させる。
次第に敵が集結していけば、イレギュラーズ個々で相対するにも少々骨が折れる戦力となり始める。
だが、陽動班としてその力を見せつけることで、彼らの攻撃ターゲットは集落の人々に剥く事は無かった。
そして、数分の後……避難誘導が一通り完了した所で。
「……うん、これで良しっと……住民の方々の避難、完了しました!」
とユーフォニーが仲間達に大きな声で呼びかけると、彩陽が。
「了解、っと……まぁ取りあえず敵の数は十数匹といった所の様やし、羽音もこれ以上は感じへんな」
それにエリスタリス、ステラが。
「ええ……そうですね。周囲捜索に飛ばしたスターバードも、その敵影を確認出来ません」
「同じく……では、一気に攻勢に回るとしましょうか。ユーフォニーさん、宜しくお願いします!」
二人の言葉にこくりと頷くユーフォニー。
「では皆さん……私に続いてください……!」
一際強い口調で、号令を掛けるユーフォニー。
その声に応じるように、イレギュラーズ達は彼女に続き一斉に行動を開始。
先ずはユーフォニーが遠距離まで範囲に収めた揺り籠の強大な一閃を出来る限り仲間の居ない範囲に絞って放つ。
そしてユーフォニーの攻撃に合わせるように彩陽は事前に自己強化を積んでおいた上で。
「さぁ、踊って貰おうか」
と宣言すると共に、空を飛び回る敵陣に向けて矢を放射状に、仲間達を避けて放つ。
その射撃に翼を射抜かれるモノ、態勢を崩すモノが地上に向けて高度を下げると、そこにヴィルメイズが。
「空を飛び、王者は自分達だとでも思って居たのでしょうか? その考えが甘い、というのを分からせて上げますよ」
その言葉と共に、不浄なる汚泥の波を嗾け、加えて敵の怒りを買うように観測端末は敵を誘う。
更にはアイリス、ステラの二人が。
「……射程範囲、ターゲット……ステラさん、行くよ」
「ええ。一気に畳みかけます!」
言葉を掛け合うと共に、計算し尽くした狙いで敵陣を惨忍に斬り付け、光の砲門で焼き尽くす。
そんな仲間達の行動の一方で京は、と言うと。
「はははは! さー次の相手はお前だー!!」
笑いながら、ダメージを受けて弱っている敵ををひっ捕まえて、研ぎ澄まされた拳と脚から繰り出す一撃、二撃で敵を確実に打ち砕いていく。
一匹ずつを確実に仕留める為に、全員連携した行動で敵を打ち砕く作戦。
無論、ではあるが星界獣の群れは、そんな作戦をイレギュラーズ達が取っているだなんて気づく余地もない。
ただただ単純に立ち塞がるイレギュラーズ達を破壊するが為に全力を尽くすと共に……体力吸収の効果もある故に、攻撃は最大の防御と言わんが如く、攻撃に傾注。
……だがしかし。
「体力を吸収する力を持っている? ならば、それ以上のダメージで叩けば良いのです!」
そんなステラの言葉が手法を示すが如く、イレギュラーズ達は火力を増強させて、敵の殲滅に邁進。
一匹ずつ確実に、敵数を減らして行くイレギュラーズ……傷つけば、エリスタリスが即座に回復行動を鳥、被害を最小限に収める。
……そして、そんなイレギュラーズ達の戦術が功を奏し、最初にいた敵勢の半数程度が死に至りし所で。
『ギギィィ……』
流石に仲間の数が半減した、という事も有り、冷静にイレギュラーズ達の力を、そして戦術を見極めようとし始める星界獣達。
いったん攻撃ではなく、間合いを取るような動きを見せる……だが。
「あーら、おあいにくさま! こっちの方がアタシってば得意なんだから!!」
その間合いを逆に詰めて攻撃してくる京。
更にアイリスやユーフォニーも。
「悠長に舞い降りるなんてそんな余裕与えるわけないじゃない……撃ち落としてあげないとね?」
「ええ! 攻撃が最大の防御と言うのなら、攻撃させる前に堕ち落としましょう……!」
と遠距離レンジの攻撃にて、敵の翼を鋭く射抜き、強制的に地上へと引き吊り降ろす。
地上にいれば、仲間への誤射をしない様に己の位置を調整して。
「色々アンタらにも事情はあるんやろうけど、こっちも黙ってはみていられんのや……容赦無い様やけど行くな」
と彩陽は、敢えて敵の能力を封じる封殺の一閃で敵の能力を制限し、その上で仲間達の攻撃を誘導。
動けない所に数撃が決まり、反撃の隙すら与えられない星界獣。
……そして、更に数匹を討ち倒し、残り片手で数えられる程までに数が減った、その時。
『ピギィィィ!!』
今迄にない甲高い鳴き声を上げた星界獣……その声を契機にして、空へ飛翔するモノと、イレギュラーズ達に背を向けて後退するモノ。
明かな撤退行動ではあるが……それでもイレギュラーズ達は冷静に動く。
「隙勝手集落を荒らしておいて逃げるだなんて、許されませんよ~? 命で償ってくださいねぇ」
構えていた行動を、鋭く切り替え敵に絡みつく糸を放つヴィルメイズ。
雁字搦めにされた翼と脚に、動きが大幅に制限された所へ、アイリスとステラの二人が。
「そうだね。簡単に逃げさせはしないよ?」
「貴方達をのさばらせておけば、また別の集落が悲劇に遭う事になる……それはさせません!」
動きを止めた彼らを一網打尽にする、光と月の協奏曲。
敵の身を次々と焼き尽くし……その痕に残るはたった一匹。
「ここは私の大好きな地なんです。大好きなひとたちがいるところなんです。絶対に……譲りません……!」
強い意思を込めた口調のユーフォニーが、極彩色の揺り籠を放つ。
囚われた星界獣は躱す余地も無く直撃を食らい……最早残り少なかった体力は完全に溶けて、全てをその場に消失させていくのであった。
●宙劈く
そして……。
「……近くに敵影無し、と……取りあえずは一段落出来たようですね」
息を吐くのはエリスタリス。
ファミリアーから伝達される視覚情報には反応する影はなし……更に観測端末の視界、彩陽の聴覚どちらにも更なる敵襲の影は見当たらない。
「そうですか……まずは良かったです。勿論、油断出来る訳ではありませんが……」
静かに息を吐くユーフォニー……その肩を元気付けるように軽く叩くのは京。
「あっはっはー! いやぁ、お疲れ!」
「……ありがとうございます」
京の笑顔に、僅かに笑みを浮かべるユーフォニー。
そして彼女はそのまま、星界獣達の喪失した痕に駆け寄る。
……まるで幻が如く、敵の痕跡は残されていない。
彼らの翼を射抜いた矢が地面に突き刺さっており、それだけが先程の戦いが真実であるのを裏付ける証拠。
その矢を地面から引き抜いてみると……その鏃の先に、ほんの僅かにのこされた、翼の破片。
それを手に取ると共に……その残滓から、一つでも多く情報を読み取ろうとするユーフォニー。
……何故か心がざわめき、哀しい感情が沸き起こるが……でも、それ以上は、まるで灯りの消えた真っ暗闇の部屋の如く、全く視界に映らない。
「真っ暗……これが、彼らの『滅び』の内容なのでしょうか……」
ぽつりと呟くユーフォニー……それにアイリスは。
「うーん……どうなんだろうね? 少なくとも他所でも似たようなのが現れて居るとかどうとか聞くけど、そこからも余り情報を得られてないみたいだし。ま……忙しいことこの上ないよね」
何処かさばさばとした受け答えに、ユーフォニーは目を閉じ、思慮を巡らす。
……そして。
「……滅びがいつまでも敵としてくるとは限りません。少しでも情報を得て、先を考えなきゃ。大好きな世界を護る為に」
その言葉と共に、ほんの僅か残る痕跡を一つ一つ、念入りに調べていくユーフォニー。
それを見ながら京は……討ち倒した星界獣達の虚ろなる骸に向けて。
「コイツ等にはカケラも興味ないわ。でも……アンタらが飛んでるところを見たら鶏肉が食べたくなったわね。まあ、アイツら飛べないんだけど。ま、帰ったら唐揚げたくさん食ーべよっと!」
ケラケラと笑顔で笑う京。
そんな彼女の言葉に彩陽が。
「そうやね。ま……真相は正直まだわからんけども、こうやって一つ一つ解き明かしていくしか方法がないんやし、地道に頑張るしかないか……調査が終わったら、戻って飯でも食べましょか」
「あっはっはー! いいねいいね! そうしようそうしよう!」
笑う京……数少ない痕跡を調査し、その結果を持ち帰るのであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
ご参加頂きまして、ありがとうございました!
星界獣という異形の獣……本当に世界滅亡が一歩ずつ近づいている様にも感じますね……。
GMコメント
皆様、こんにちわ。緋月 燕(あけつき・つばめ)と申します。
深緑、ラサに続き覇竜領域にも正体不明な獣が現れたようで、覇竜領域の方々も被害に次々と逢っている様ですね。
●成功条件
覇竜領域の空を飛び回っている『星界獣』達を討伐し、覇竜領域に住む一般人達を護る事が目的となります。
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
●周りの状況
星界獣は空を舞い、獲物を探しています。
獲物を見つけ次第、空から舞い降りてきますし……何故かこの者達は、強い力を持つ者を察知して、優先的に襲撃してくるという性質を持ちます。
イレギュラーズの皆様の力量があれば、そこを目的に降りてくる事になるでしょう。
ただ、それがいつになるかは分かりませんので、常に警戒を忘れない様にご注意下さい。
●討伐目標
・餓えた『星界獣』の群れ
姿形はワイバーンの様な集団です。
切なげな咆哮を上げ、獲物を探し求めています。
故に近づいてくればその咆哮で接近を検知する事は可能です。
ただ、時間は何時になるか分かりませんので、常に対峙出来るような態勢を整えておく必要があります。
尚、彼らの攻撃手段は特殊なものはなく、牙で噛みつく、爪で引っ掻く……等です。
その全ての攻撃にHP吸収の効果を持ち合わせて居る様なので、攻撃=防御である形でしぶとく生き残る戦いが続くと思われますので、ご注意下さい。
それでは、イレギュラーズの皆様、宜しくお願い致します。
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