なるほどのう…確かに全てを救うのは難しい…
全てを対象とすれば、「避けられない憎悪」があるからのう…それが〇〇かね…
それでも範囲の人を救う事にはとても意義があるのう…
これも一つの善かね…お話ありがとうじゃよ…＞マリア殿

彼女は救ったのです。
彼女の手の届く範囲だけの人間を。
彼女は救ったのです。
彼女を信望する人間だけを。
他の全てを〇〇にして……
それが彼女にとっての【善】だったのですから。

(笑顔でシャッフル)

ある人は言いました。
「あなたのおかげで苦しみから解放されました」と
ある人は言いました。
「あなたのおかげでもう悲しむことはない」と
ある人は言いました。
「あなたのおかげで決心がついた」と
ある人は言いました。
「あなたのおかげでスッキリできた」と

「あらゆる人間を救うことはできません。
ですが、わたくしの手の届く範囲の人間だけは救ってあげたいのです。」
そう、彼女はいつも口にしておりました。
彼女にはすべてが分かったのです。その人間の苦しみが、悲しみが、辛みが、憎しみが、それこそ手に取るように。
だからこそ彼女は導いてあげたのです。その苦痛を和らげる方に、幸せになれるように。
それが彼女にとっての『善』だったのですから。

【06.善性】
あら、善性ですか。つまりは今までに行った良い行いというわけですね？
でしたらこんなお話を

あるところに一人の女性がおりました。
彼女は道に迷い、運命に迷う人々を救うお仕事をしておりました。
心の傷を、確執を、辛さを、弱さを
彼女はそれを聞き、そして癒しました。

フフフ、怪物というのは意外と身近な存在なのかもしれませんね。
もしかしたら、かの怪物は何かを待っていただけなのかも……
例えば約束の合図……とかね
(にっこりと笑いながら)

確かに言うとおりじゃな…
こっちの化物の話、結構考察が出来るのう…
例えば「化け物は心の中では優しさが欲しかったので言葉が欲しかった」とか
何か不自然じゃが「実は彼女と怪物は同じ」とかのう…＞マリア殿

あらあら、時には逃げるということも大切ですのよ？
いくらパンドラで生き返るとは言っても大切な命を無駄に散らすだなんて勿体のないことなのですからね。

じゃが、向かった途端に部下のアンデッドが起き上がった…
結果は「１ＶＳ多数」で無謀じゃったのう…ワシは戦略的撤退を余儀なくされたのう…
でも友人は見つかったからヨシ！と言う事じゃな…

こうしてワシはローレットに依頼を出して七人を呼び出したのじゃった…
（何か罰が悪そうにシャッフルする）

その友人は危ない場所に何故か行こうとする墓荒らしじゃった…
恐怖心を退けるために「ぬいぐるみ」を奢ったのじゃった…
友人は謎の穴倉に向かって行った…そこで見た物は…

数多くの死体の山じゃった…
「こりゃ危ない」と思っていた所に見たのは、巨大なアンデッドだった…
間違いなく怪王種のタイプに見えるが、怪王種では無かった…
友人を助ける為にはこの巨人を倒すしかなかった…
ワシは戦いに向かったのじゃ…

【12.怪物】
この話なら結構あるから自信あるのう…
ちょうどいい報告書があるから、その内の一つじゃな…

あれはワシがヴィーザル地方でどの領土を得ようとしていたか考えておった事じゃった…
色々と回っていて山間部の方に行った時じゃった。
そこにはぬいぐるみと物を引き摺った痕跡が残っていたのじゃ…
そのぬいぐるみには何か知っていた…そう…それは友人に買ってあげたぬいぐるみじゃった…

果たして彼女は怪物と戦ったのか？いえ、そんなことはありません。
女性は怪物に一言こうつぶやいたのです。
「ありがとうございます。もう十分ですよ」と

かくして彼女は怪物を退けた名誉を、人間たちの信頼を、そしてたくさんの笑顔を手に入れたのでした……

まぁ、このようなものですね

(笑顔でシャッフル)

人間は怪物を倒せるものを求めました。
「かの怪物を討伐してくれ！さすれば何でも差し上げよう」と
数々の勇者が怪物に挑み、そして倒されました。

そこで一人の女性が立ち上がりました。
「もしもワタクシがあの怪物を倒すことができたのであれば、ワタクシに望むものをくださいますか？」と
人々は藁にも縋る思いで彼女に頼りました。

【10.名声】
あら、名声ですか……ではこんなお話はいかがですか？

こことは違う世界、人間がか弱くとも非力な世界のお話です。
そこに一匹の怪物がおりました。
「我は何も欲さない。ただ我の自由を邪魔しないでくれ」と
しかし人間は非力ゆえ、怪物によって不自由を余儀なくされていました。

詳しいやり方はまだ知らないが…

【03.魔術】
むむむ
魔術かね…？ワシは脳筋戦士じゃからそう言う魔術は一つも使えない。
現在は神秘98じゃしのう…。策略(戦略眼)は多少使えるとは言えど、ゾンビを力でねじ伏せたからのう…。
まあワシは脳筋戦士じゃしのう…。だから黒顎魔王は使ってもあまり威力にはならないじゃろう…。

(シャッフル)

幸いにも誰一人重傷に陥ることなく終わったんですけどもねっ！
そういう怪物と戦ったことがありますよー、というお話でしたっ！

（カードを山札に戻してシャッフルする）

ヨハナの無実を証明するために、その怪物を倒そうということになりましてっ。
その時のヨハナは割と強さのヴィジョンももたないクソザコナメクジでしたから、そりゃもー苦労したんですよねっ。
無人の街で真正面から戦うという構図だったんですが、これが苦しくて苦しくて。
魔種１人に対して冒険者８人で仕掛けたのに、結局取り逃がしちゃったんですよ。