PandoraPartyProject

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空には花火が咲いていた。

リーゼロッテ
うふふ、来て頂けましたのね?
イレギュラーズさんは人気者ですから
私の出る幕ではないかと思っておりましたけれど――
リーゼロッテ
寄せては返す波の音……
あんなに賑やかな昼間とは大違い。
あなたと私。世界中に二人きりみたい、なんて言ったらおかしいかしら?
リーゼロッテ
……とか言っていたら。
何ですかこの人達は!
「ようようねえちゃん俺達と遊ぼうぜ!」とか。
リーゼロッテ
そういうの、求めておりませんから!
こういうの、全然求めておりませんから><。
リーゼロッテ
ええ!? 「可愛がってやるぜ」とか!
何て空気の読めない……コホン。
今日は楽しい海のバカンスです。ええ、物騒なのはお呼びじゃないでしょうとも。
リーゼロッテ
そういう訳で可及的速やかに何とかして下さいませ。
私が、自分で何とかしてしまいたくなる前に、です!

勝利時

リーゼロッテ
ふふ、やっぱり頼りになりますわね。
このまま――今晩はエスコートして頂いても?
それとも、私が可愛がって差し上げましょうか。
リーゼロッテ
ふふふ! 冗談ですわよ!
これでも、お姫様には憧れますの。
あなたならば、私の泡沫の夢位――叶えてくれますでしょう?

敗北時

リーゼロッテ
ど、どうしてこの展開で負けるのですか!
う、うううう……今日はヒロインっぽいと思いましたのに!
リーゼロッテ
ええ、ええ。そちらがその気なら――
結構です、結構ですとも。
あくまで私らしく、アーベントロートらしく。
リーゼロッテ
そこの貴方がた『覚悟』はお済みですわよね?
私、大切なオトモダチを傷付けられて平気でいられる程……
穏やかな方ではございませんの!

引き分け時

リーゼロッテ
どうしてこんなうっすい目を引いてしまうのかしら……
え? 狙ってきた? 私の反応が見たかった?
リーゼロッテ
……ふふ、色々な私とデートしたかったなら。
今回は許して差し上げます。
でも、次はちゃんとエスコートして下さいませな?

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