PandoraPartyProject
ファイヤー! 水着コンテスト炎上作戦!
●イレギュラーズの倒し方、知りたいですか?
『イレギュラーズ……ついに大魔種すら倒すまでに成長したか。
天義の平和を取り戻し英雄となったようだが……そうはいかぬ!』
暗闇の中、鎧を纏ったシルエットが赤い目を光らせた。
その横に、四角い箱のようなシルエットが浮かび上がる。
『奴らの行動を観察し研究した結果、どうやら水着&浴衣コンテストなるものをこの夏開催するらしい。
奴らはこのイベントに賭けていて、すさまじい人員とゴールドが動くとのことだ。
だがこのイベントが妨害によって中止してしまったら……?』
クックックと笑う謎の怪人たち。
『太陽マッチョ、そして花火ドッグよ! 夏にぴったりのお前たちの力を使い、イレギュラーズたちを苦しめるのだ!』
●悪の秘密結社っていっつもこういうことするよなァ!
「ボーイ&ガール! 見て見てミーのmuscle body☆」
ここは海洋サマーフェスティバル。常夏トロピカルな砂浜で、水着コンテストが開かれていた。
そんななか。
モストマスキュラーポーズでステージに立つ男。
その名は日焼け怪人太陽マッチョ!
黒光りしたボディにブラックなビキニパンツ。顔の太陽だけが煌めく彼のストライクゾーンは日焼けした男女だ!
「ミーはangryしてマース! 夏の海洋水着コンテストなのに? why! なぜ色白なボーイ&ガールばかりなのデス! ミーのように真っ黒に焼けるべきデース!」
突然こんなこと言い出す奴をなぜステージに上げてしまったのかと言われましても。
キャラの強いイレギュラーズがゴリッゴリにそろっているローレットのことだから顔だけ太陽の色黒マッチョくらいいるだろーと思って係員がフツーに通してしまったらしい。
その係員はと言うと、ステージ裏からぞろぞろと出てきたクローン太陽マッチョたちによって羽交い締めにされていた。
「見るのデース! 絶対焼けない日焼け止めなんて塗っても無駄デース! 日焼けビーーーーム!!」
太陽マッチョがダブルバイセップスのポーズをとった途端!
両の大胸筋が交互にピクピクしはじめ紫外線を発射した。そこから出るのか! ……そこから出るのか!?
とか思っていると、係員はたったの一秒で真っ黒小麦肌。便利! 日サロが潰れるね! とか言ってる場合ではない。
「ここにいる全員! 今から真っ黒ボディになってもらいマース!」
「おっと太陽の旦那ァ。そういうことなら手ぇ貸すぜェ~!」
折角日焼け止め縫ってきたのに焼かれちゃかなわんと逃げ出す観客たちの前に、ぶっとい花火を両手に持った犬人間がずらりと並んで逃げ道を塞いでしまった。
奴は放火怪人花火ドッグとそのクローンたちだ。派手な悪戯が大好きな怪人だ。
「夏の海洋にゃあイチャコラべたついてるアベックが多すぎンだよぉ……そういう奴らはよぉ……”焼いて”やらねえとなぁ……!」
舌を出し、一斉に花火に点火する花火ドッグたち。
「ヒャッハー! キレイな花火だぜーェ!」
「みなさん大変です! 大変なのですー!」
うわーんといってダッシュしてくる『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)。夏限定水着バージョン。
見よ、この異なる水着をきて日焼けしたことによってできた白いライン。
本人こそそれに気づいていないかもしれないが、かつて隠されていた部分が今少なからず露わになっているという事実を示すホワイトが彼女の……なに、エロさ? もしくは美味しさ? そういう? ものを? アゲてるよね。
イレギュラーズが見とれていたのかいないのか、とにかく黙っているとユリーカが後ろをピッと指さした。
「悪の秘密結社ネオフォボスのクローン怪人たちが水着コンテストの会場に攻め込んできたのです!
やつらは『皆全身くまなく焼けろ』『アベックは別れろ』っていう要求を述べながら会場で暴れているのです!
このままでは……このままでは……」
ご想像頂きたい。
ユリーカがあの日焼けビームをくらって全身真っ黒になったとしよう。
それはいい。それはいいんだ。小麦色のユリーカもいい具合にエロいへそしてそうだし。
だが考えて欲しい。彼女に刻まれた水着差分による日焼け後。あの首から胸元にかけての白いエロスラインが黒く塗りつぶされてしまう……そんなことがあっていいのだろうかいやない!
イレギュラーズがそう思ったのか思わないのか、とにかく水着コンテストをツブされちゃあかなわん。
クローン怪人たちが暴れているという現場へとダッシュしたのだった。水着で!
●備考
本クエストはユリーカの日焼け跡などに特別な影響を与える『たぶん重要クエスト』です。
開催期間は7/31頃までを予定しています。
本クエストがクリアされた回数に応じて『秘密結社ネオフォボス』の秘密が明らかになる可能性があります。
担当GM『黒筆墨汁』
勝利時
「ノーーーーーーーーーゥ!!」
「ヒャギャーーーーーー!?」
イレギュラーズの攻撃によって吹き飛んでいく太陽マッチョと花火ドッグ。
二人はゆらゆらと起き上がると、両腕を振り上げた姿勢のまま爆発四散した。
「「ネオフォボス万歳ーーーーーー!!」」
こうして水着コンテスト会場の平和は守られた。皆の水着もカップルも、そしてユリーカの日焼け跡もだ。
だが忘れてはならない。この怪人たちは所詮クローン。次から次へと作られてはコンテスト会場を襲いに来るだろう。
このイベントを無事に乗り切るまで……戦いは、続くのだ!
敗北時
「日焼けビーーーーーム!」
「花火フラーーーーシュ!」
太陽マッチョと花火ドッグの攻撃を受け、惜しくも戦いに敗北してしまったイレギュラーズ。
だがこれで終わりではない。今は撤退し、戦力を整え、必ずや奴らを倒すのだ!
引き分け時
「日焼けビーーーーーム!」
「花火フラーーーーシュ!」
太陽マッチョと花火ドッグの攻撃を受け、なんとか相打ちへとこぎ着けたイレギュラーズ。
怪人二人はゆらゆらと起き上がると、両腕を振り上げた姿勢のまま爆発四散した。
「「ネオフォボス万歳ーーーーーー!!」」
こうして水着コンテスト会場の平和は守られた。皆の水着もカップルも、そしてユリーカの日焼け跡もだ。
だが忘れてはならない。この怪人たちは所詮クローン。次から次へと作られてはコンテスト会場を襲いに来るだろう。
このイベントを無事に乗り切るまで……戦いは、続くのだ!