PandoraPartyProject

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冥刻を越える

●決断の時
 冥刻の時は訪れた。
 原初の魔種、冠位が仕掛ける暗黒の舞台は苛烈である。
 余りにも呆気無く混沌の大国である天義――聖教国ネメシスに破滅的な状況をもたらしていた。
「俺達の仕事は『パンドラを集める事』だ。
 特異運命座標が動く事で可能性(パンドラ)は蒐集され、奇跡への扉は開く。
 要するに何だ――オマエの言う『此の世の終わり』は回避される」
 空中神殿と交信したレオンは自身をじっと見つめるざんげに言葉を続けた。
「正直を言えば、俺は天義がどうなったって構いやしない。
 どっちがいいかって言えば寝覚めがいい方を選ぶがね。『究極的に言うなら』パンドラが溜まってその『終わり』が回避されるなら、国が滅びようとローレットが問題にする話じゃあない。
 第一が、あの国の歪みがもたらした自業自得でもあるからな」
「……ですが、『滅びのアーク』はパンドラを阻害するです」
「そう、それだよ」
 ざんげの指摘に肩を竦めた。
「魔種の連中が貯める『滅びのアーク』が危険水準に達したなら、これは最悪だ。
 つまる所、俺達はこの戦いに介入するしかない。システムが定めた不倶戴天の敵は見逃せないって訳だ。
 だがね、ざんげ。俺は天義には責任を持たないが、ローレットの連中には責任を持ってる心算だ。
 オマエから預かった賓客って事もあるし……それ以上に。
 ま――戯言言うなら、あいつらは家族みてぇなもんだからな」
「相手は『七罪』。原初の魔種と呼ばれる連中です。
 もう隠れる心算も無く出てきた以上は、半端な相手では有り得ねーです」
「それだよ、正直、勝てるか?」
「……………」
 ざんげのガラス玉のような瞳がすぐさまの答えを返していない。
 良く言えば判断に困った、悪く言えば沈黙が答えであるとも取れる。
「他ならぬ俺に誤魔化しが利くと思うなよ。何年の付き合いだと思ってる」
 苦笑したレオンは言った。
「そこで最初の話になる。俺達はパンドラを溜めるのが仕事だ。
 だが、最終決戦――『終わり』に抗う時はパンドラを『使う』んだろう?
 今までは機会も無かったから、敢えて問うた事は無かったがね。
 この戦いにパンドラを『使う』事は出来るんじゃねぇかと推理して、ね――」
 ざんげはこの言葉に珍しく驚いた顔をした。
 その反応は『パンドラの守り手である神託の少女なのに全くその事実に気付いていなかった』ようであった。レオンはそのざんげの反応に一瞬だけ――見落としてしまいそうな刹那の時間だけ、何とも虚無的な表情を浮かべていた。
「結論から言えば可能でごぜーます。
 私が溜めたパンドラの一部を開放すれば強力な奇跡を起こす事は出来るです。
 しかし、溜めたものは使えば減るです」
「嫌か?」
 ざんげは首を振った。
「……私も皆さんに死んで欲しいとは思ってねーです。
 ですから、パンドラを使うかどうかはレオンに――ローレットに任せてーと思うです」
「随分信頼されたもんだ」とレオン。
 時間は殆ど無い。こうしている間にも冥刻は進み、きっと『その時』は近付いている。
 パンドラに奇跡を望むか否かは、ローレットの決断如何にかかっていた……

投票ルール

 本投票は<冥刻のイクリプス>ベアトリーチェ・ラ・レーテにパンドラを使用するかどうかの投票です。
 ローレットのイレギュラーズはこの投票でパンドラの仕様の有無を意見出来ます。
 以下のテンプレートに従い、6/24一杯までに投票をお願いします。
 尚、パンドラ使用が多数だった場合、総合パンドラ値が『30000』減少します。

 一行目:パンドラ使用は『1』、パンドラ温存は『2』を記載して下さい。
 二行目以降:意気込みや言いたい事、ロールプレイ等ご自由にどうぞ。ひょっとしたらどこかで突然採用されるかもしれません。(されないかも知れません)

 短い期間となりますが、状況に劇的な変化が起きる可能性があります。
 是非、積極的にご投票をお願いいたします!

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