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アルフェーネ家、そして魔導書
アルフェーネ家、そして魔導書


アルフェーネ家
天義に存在する貴族家系であり、独自の技術『魔導書』の管理をしている家柄。
魔法による後衛攻撃を専門とする騎士を多く輩出している家系であり、華々しい活躍をしていた。
その多様に渡る攻撃性により、騎士団内でも重宝されている。
現在はアルフェーネ家当主、ウォルツァー=アルフェーネの統括の元、魔導書の管理をしている。
『魔導書』
身体に刻印する魔導術式であり、アルフェーネ家特有の魔法発動装置である。
従来の魔術書や杖といった発動媒体を介さず、己の体を媒体とする事で両手を自由に扱える。
剣を持ちながら遠距離魔法、銃の強化といった刻印によって術式を変更する事が可能であり、また刻印を体に入れられる限り様々な魔法を発動する事が出来る。
大抵は背中に、多くの刻印を入れている。
刻印自体はアルフェーネ家の者で無くても使用可能ではあるが、刻印を入れるのはアルフェーネ家の専門家が必要。
『蒼熾の魔導書』
アルフェーネ家の最大術式であり、禁忌とした魔導書の一つ。
一つ使い方を誤れば、厄災を起こすとも言われており、荒れ狂う青い炎と雷が発生する。
また、この魔導書にはリミッターなどが無く才の無い物が使えばその身を巻き込んで一帯を巻き込む大爆発を起こす。
これを自在に使えるようになれた者が次代のアルフェーネ家当主とされており、二人の娘――ルニアとリドニアが候補とされている。
また、それ以外に『碧熾の魔導書』が存在し、そちらも同様に暗い闇の炎が荒れ狂う。
この炎は人や生物を故意的に巻き込み、被害を広げる。
『碧熾の魔導書』は人格を形成し、人型の姿を得てアドラステイアのティーチャー=ナーワルとなっていた。
<ネメセイアの鐘>大人達の思惑
この二つを手に入れたリドニアは、次代のアルフェーネ家当主の資格を持つ。
だが、姉のルニアは――