(資料室は六畳程の広さの部屋であった。壁一面に棚が置かれ、そこに幾つもの書類がファイリングされた状態で置かれている。中央には折り畳み式の机がコの字に配置されているが、パイプ椅子は一脚を除き全部隅に立て掛けられていた)
ようこそ。我がツインテール同好会へ。
(部屋の奥で、その人物は鷹揚に手を広げながらそう言った。窓から差す西日で逆光となり黒い影のように見えるだろう)
来てくれて嬉しいよ。
普久原 ・ほむらさん。
実は、少し心配していたんだ。
来てくれないじゃないかって。
2021/01/18 00:53:54