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文通

『狐婦人』鈴華御前との文通

お久しぶりです、鈴鹿御前殿

だんだんと寒さが気にしくなっている季節ですが、健康にお過ごしでしょうか?
イレギュラーズの一員である私が、魔種である貴女に健康かどうか聞くのも変なお話ですが。
そして、慣れぬお手紙ゆえに、敬語など間違いあったら失礼します

あの場で別れてから、例の「大きなこと」も一先ず、
一段落はつきまして、豊穣には不穏な影が残りつつも平和が戻りました次第、
私もこのお手紙が書いてる頃は無事に生きております。

鈴鹿御前殿はあれからいかがお過ごしでしょうか?話せる範囲であれば聞いてみたいです。
逢瀬を楽しんだ間柄にはありますが、だからこそ、また逢瀬の日まで健康に過ごしてほしいです。

返信は気が向いた時で、文量や言葉も気にせずに。
ただ、貴女の事が知りたいがゆえの手紙ですから。

それでは、また会いましょう

レイリー=シュタイン
2021/01/16 22:38:08
まさか、妾に手紙が来るとは思わなんだ故、少々驚いてしもうた。

さて、まずはそうじゃの、大変な戦が俗世であったことは妾も聞いておる。

無事に生きて戻った事、うれしく思うておるのじゃ。

話せる範囲といえども、妾はあの時も言うたかもしれぬが、隠居の身。

ただのんびりと過ごすしかなかったゆえ、珍しいこともほとんどないのじゃ。

それでも、1つあるとすれば、最近、呪詛が晴れたからか狐共が元気が良くてのう。
最近も子狐がいくつか産まれたようじゃ。

いつ見ても幼子というのも愛らしいものじゃ。

とはいえ、そのように会いたいと言われては、妾としても無碍にはできぬのじゃ。

近々、少しばかり、山を降りるとする故、その時は相手をしてくれると嬉しいのう。


あぁ、それと。
すっかり忘れておったのじゃが、お主の名前は何と呼べばよいのかの?
あの時はたしか、ヴァイスドラッヘなる名乗りであったと記憶しておるのじゃ。

まぁ、その辺りは次の逢瀬の時にでも聞かせてもらおうかの。

くれぐれも無理せず生き抜くのじゃ、楽しみにしておるからの。

2021/01/17 21:38:40
はい、それでは、次の逢瀬の時を楽しみにしています。
それまで、死なない様に、そして、少しでも鈴鹿御前殿のお相手を務められるように磨いてきます。

呼んでほしい名もその時に告げますね。

それでは、お待ちしていますね。
2021/01/18 19:56:44
鈴華御前殿へ

場所によっては梅の咲く季節でしょうか?春の兆しも見え始める時期になりました。

先日は依頼ありがとうございました。貴女と皆で楽しく会話出来て良かったです。
上坂殿に対する貴女の話を聞けて、大部分を占めたのが共感でした。
もう一度会いたい、戦いたいという気持ちは私も分かりますゆえ

私にとって、そのうちの一人が貴女、鈴鹿御前殿であるので
えぇ、多分、恋愛とかでは嫉妬は起きないのですが……多分、上坂殿に嫉妬しているのかもしれません。

次に会う時が最期と、もう未練もないと貴女は言いました。
でも、それだけは覆したい。
もう一度、私に逢いたい、戦いたい、生きたいと思ってほしい
その上で、私は全力で貴女を倒す……魔種として滅ぼす

我欲だと思います。
でも、今から死のうとする相手よりも生きようとする相手と戦いたい

それでは、招待のほどお待ちしています。それまでに少しでも強くなりますから。

レイリー=シュタイン
2021/02/10 20:07:13
返事が遅れしもうて申し訳ないのう。
ちと、色々と整理をしておったのじゃ。
何をかは直にわかるじゃろうから、その時にじゃの。

妾の住まう社は梅が咲き乱れ、なんともいい匂いがしておる。
レイリー殿がここに来る頃にもまだ咲いておると良いのじゃがのう。

先だっては妾の願いを聞き届けてくれて、本当に感謝しておる。
妾も、話すことが出来てとても楽しかったのじゃ。

お主から妾にもそのような思いがあるとは、つくづく、愛おしゅうなってしまってしょうがないのじゃ。
文字に声が乗っておらぬことを感謝するべきかもしれぬのう。

して、死のうとする相手より、生きようという相手と戦いたい……何ともや。

妾ともあろうものが、この身を侵した在り方に逆らうような思いであったようじゃ。

その思い、しかと受け取ったのじゃ。
じゃから、その時が来たら、本気で楽しませてほしいのう。
なに、妾の方も後悔はさせぬ故の
2021/03/01 21:27:05
本気で楽しかった。鈴華御前殿。

貴女に出会えてよかったよ、ありがとう
2021/03/22 22:32:19
これがお主の下に届くころには妾はお主に討たれておるのであろう。

きっと、妾は良い生じゃったと思いながら死んだのであろうな。

妾はレイリー殿に出会えて、神使に出会えて良かった。

まこと、死ぬまで生とは分からぬもの故の……

お主のこれからが幸福であることを願っておる。
2021/03/24 20:42:36

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