章姫殿

おてがみをありがとう。グラオ・クローネとはプレゼントをする日だとセイメイから聞いたよ。
章姫殿さえよければ一緒にお茶会をしよう。

（ここからさきは鬼灯殿に読んで貰ってくれ）

此度は姫君の書を有難う。彼女は書物はどの程度まで窘めるだろうか？
難解な語彙を避け、彼女に書を認めたつもりではあるが……。
茶会の誘いを有難う。鬼灯殿と章姫殿の都合が付けば是非に神威神楽へと謁見に来てくれ。
私はこれでも、姫君の誘いを無碍にはせぬ。君たちの来訪を心待ちにしよう。

旅の無事を祈って――

章姫どの

お茶会へのおさそいをありがとう。
君からのおさそいで、とてもたのしい一日になったよ。
今度は鬼灯どのもつれて和菓子を食べに行こう

鬼灯殿

此度は姫君と共に茶会の席を設けてくれた事に感謝する。大変有意義な一日であった。
父のような気持ちで彼女と共に過ごすことで穏やかな気持ちを抱くことが出来た。
文字についての助言も感謝する。少しずつ語を増やし、姫君の学びの一助になればと考えて居るよ。
睦月殿や水無月殿から更に学び、文を楽しもうと姫君へと伝えて呉れると喜ばしい。
それでは、またの文を心待ちにしている。

貴殿等の旅の無事を祈って――

章姫どの

海洋王国での夏のおまつりでは、会いに来てくれてありがとう。
ゆかたすがたが愛らしかった。鬼灯どのが選んだのだろうか？
君によく似合うものを心得ているのだな。流石は亭主どのだ。
わたしの着替えもえらんでくれるという言葉はうれしかった。
また、晴明がいいと言ったときに、いっしょに買い物にゆこう

鬼灯殿

海洋王国での夏の祭典では誠に世話になった。
麗しの姫君との逢瀬を大戦喜ばしく思って居るよ。君の可愛らしい嫉妬を眺めれば父の気分を味わってしまう。
睦月殿や水無月殿と勉学に励み、更に美しくなったのではなかろうか。
我が娘の成長が日々楽しみだ。
何、冗談だが……其れだけ私も彼女と貴殿を大切にしているとでも思って呉れ。
晴明や庚から話は聞いているがネットゲームの世界に入ったのだそうだな。私もそう言うモノに憧れたことは或る。
如何せん立場故、参ることは出来ないが……また思い出話を聞かせてくれ給え。
貴殿が忙しい際に章姫を預かることも出来よう。
……また嫉妬をしてしまうかな？大丈夫だ。丁重にもてなし、共に昼寝をし、夕餉を楽しむだけだ。
貴殿の旅の無事を祈っているぞ。

章姫どの

ゲームのおしごとはとても大切なものだと聞き及んでいる
亭主殿に構ってくれないならカムイグラのおうちに帰ってしまう、と言っておくれ
そうすれば、彼だって君の傍に居てくれるだろう

誕生日の祝いをありがとう、楽しみにしているよ

鬼灯殿

気にしないでくれ。庚から聞いている
嫉妬をされてしまうと、『父』の立場も少し困ってしまうな
……と、其れは冗談だ。体に気をつけて、またいつでも豊穣に来て呉れ
茶菓子を用意して偶にはのんびりと過そうではないか。