PandoraPartyProject

文通

マール・ディーネーとの文通

マールちゃん。マールちゃん。

……その、ブランシュの事、覚えてますか?

竜宮城で緑のやべー奴と戦ったり……見せてはならない物を見せたり。

今、どこまで覚えてるですよ?
2022/10/30 01:24:20
 わー、覚えてるよ! もちろん覚えてる!
 えっと、うん、あの宝物の時だよね。覚えてる、覚えてる……。

 ……ごめん、嘘ついちゃった。あの時のことも、すこし、朧気で。
 皆のこと、うすぼんやりと、消えていって……ごめん、ね。
 一緒に遊んだ、って記憶は、まだ残ってるの。
 誰かに護ってもらった記憶も、あるの。
 でも、その人のことが……その人たちの顔が、影になったみたいに、思い出せなくて。
 少しずつ、その陰が大きくなっていくの……。いつか真っ黒に、全部、思い出せなくなるんだろうな、って。

 え、えと、ごめんね。あの、傷つけちゃった、よね……。
 ほんと、ごめん。これから大変な時なのに……!
2022/10/30 22:52:52
マールちゃん……

もう、思い出さなくてもいいですよ。思い出は取り返せないかもしれないけど、これ以上消す事はさせないから……!

だから、そんな無理して笑わなくてもいいんですよ……
ブランシュには、貴方が泣きたくて仕方ないようにしか見えないですよ。
泣いたっていいんですよ……思い出が無いのは、記憶が無いのは本当は怖いことなんですよ。

ブランシュも起動前の記憶はありません。記録データを参照して、何が起きたか少し知ったけど……自分の姉妹を名乗る魔種がいる事が怖かったんですよ。

だから、何となくわかるんですよ。マールちゃんの気持ち。
思い出、無くなったらまた作りましょう。幾らでも、話してあげますから。
2022/10/30 23:28:27
 ううん! 大丈夫! あたしは、全然平気……。

 ……ごめんね、また嘘ついちゃった。すこし……ううん、ほんとは、怖いの。
 最初は、きっと大丈夫だって。皆みたいに、笑えるって思ってたのに……。
 本当に、心から思い出がこぼれていくと……すっごく、怖くなっちゃって……。
 ふぇ……ごめんね……う……ぐすっ……。

 ブランシュさんも……そっか、竜宮に来てた、あの、魔種の人……そうなんだね。
 記憶にはない、記録は分かる人が、姉妹で、敵だなんて……つらい、よね。

 ……ありがとう。また、最初から……友達になってくれると、嬉しい。
 これからのことは、忘れない。頑張って覚えて見せるから……ブランシュさんも、無事に帰ってきてね。約束。
2022/10/31 22:53:13
マールちゃん!お帰りですよ!
思い出してくれたですよ?
また最初からお友達になるのも良いですけど。なんて。

こちらは姉妹喧嘩にケリがついて、ひと段落した所ですよ。
まあ後同じようなのが5機いるんですけど……

それとそれと、色々と話す事は沢山あるんですけど……
ひとまず、お別れを言いに来ました。

これから先、ブランシュは貴方の知ってるブランシュじゃないと思うですよ。
鉄帝でやるべき事を見つけてしまったので。
だから、もし鉄帝で見たとしても、止めないでください。
あの子が自分なりの幸せを見つけたように、ブランシュも幸せの答えを見つけたのです。

それでも辛かったら……あのしゅわしゅわしたの頼むですよ!ノンアルコールで!
タワー作るですよ!

じゃあマールちゃん。ひとまずはお疲れ様でした!
2022/11/05 00:29:59
追伸

『肘』の事を誰にも話してはいけない。

私は常に君を見ている。
2022/11/05 00:30:35
 ブランシュさんだー! 決戦お疲れ様! あの魔種の子は……うん、残念だった、って言っていいのかな。
 っていうか、後五人も姉妹がいるの……? えぇ……みんなああいうふうに、「人類の未来」とか「幸せ」とか考えてるのかな……。
 うー、あたしだったら、そんなこと考えてたら頭がパンクしそう。しばらくシリアスなあたしはやめとこ。

 ……ブランシュさん、これからも戦うんだね。
 姉妹さんとも、仲良くなれたらいいけど……それもきっと、むずかしいのかな。
 うん。その先に、ブランシュさんが、どんなものを選ぶのか、どんなふうに変わっていくのか……あたしにはわからない。
 でも、ブランシュさんが、あたしを勇気づけてくれたみたいに、あたしもブランシュさんの勇気に……思い出になれたらうれしいって思うの。
 だから、約束してね。しゅわしゅわの、シャンパン! ノンアルコールで、入れてあげるから! また会いに来て!


 ……肘……は……これは、忘れちゃってた方がよかったのかな? あははー。
2022/11/06 01:14:52

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