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文通

マール・ディーネーとの文通

 クロバさん、こんにちは!
 ……こんばんは、かな? クロバさん、いつこのお手紙読むんだろ? お手紙、送ったことないから難しいなぁ。

 えへへ、文通、だって! どきどきするね! こういうこと、あたししたことないから。クロバさんがはじめてなんだ!

 ん-と、何聞こうかな……あ、そうだ! クロバさん、竜宮のこと、好きになってくれた?
 ジャージネードの時は大変だったけど……あんな騒がしい事ばかりが、竜宮じゃないからね?
 ジャージは……ちょっと恥ずかしかったけど。でも、楽しかったよ! クロバさん、ジャージ好きなんだね。えっちなんだ~!
 ふふ。クロバさんの前なら、また着てあげてもいいかもね~?

 この手紙、いつまでも残るのかな……クロバさん、この手紙、大切にしてくれる? どうか、いつまでも残してて……たまに読み返してみてね。この時のあたしの想いが、ずっと残ってるのって、嬉しいから。

 ん-と、こんな感じかな? えへへ、お返事待ってるね。それじゃ、またね!
2022/10/10 23:48:03
「ジャージ好きは否定しないがえっちはちょっと違うんと思うんだ!!?
……じゃないじゃない、お手紙ありがとう。
なに言ってるんだ、もらった手紙は大事にしまっているとも。……というよりびっくりだな、マールが文通するの初めてとは思わなかった。
いや勝手なイメージだけどこういうのは得意だと思ってたんだ。でも、ちょっといい事聞いたかな。

竜宮のことは……そうだな、まだわからない事とか沢山あるし驚かされることも多いけど。
好きか嫌いかで言えば……うん、嫌いじゃないかもな。
メーアとかも頑張ってるみたいだし、なにより君自身もネオンに負けないくらい明るくて、いい場所だと思う。……場所を褒めてるわけじゃないなもしかしてこれ。

そして言ったな? この前の依頼もプレゼンさせてもらったが君に合うジャージを(見習いだが)錬金術師の名に懸けて必ず用意してやる。じゃあ、これは”約束”だ。
タダの約束じゃないぞ、俺は約束に関してだけはうるさいんだ。死んでも果たさせてやるので覚悟してくれよな。

あ、次会う時は抱き着くのは勘弁してくれよ? いや、女の子がそういういきなり抱き着いてくるとか……あとその恰好も合わせて反応に困……とにかく! またな! 
2022/10/11 01:51:27
決戦の時迫る、か。
なぁマール、まだこの前の手紙の内容覚えてるか?

約束の話さ。
ここにきてその言葉の重みが増してしまったのはなんだか俺としては面映ゆいんだが……ま、ついでにシャイネンナハトも近づいてきたし。
必ず、全部終わらせて笑って帰るぞ。
だからこれは約束の追加だ。全部終わらせて大切なもの掬い上げて。
んで、めでたく素敵なジャージを着てもらってハッピーエンド!

俺はヒーローだとか英雄だとかそんな器でもキャラでもないけど、せめて己の言った事は守れるようでありたい。
ってなわけで、利用させてもらったからよろしくな。

――辛そうな顔はお前には似合わねぇ、そう思ったから動かさせてもらう。じゃ、またな。
2022/10/13 22:27:19
 えへへ、お返事ありがと!
 おてがみ、竜宮にいると、直接会った方がはやいからね! 外と交流したことも、あたしはなかったから。だから、クロバさんがはじめて。ほんとだよ?
 
 ジャージ、楽しみにしてるね! その時のあたしは、もしかしたら覚えてないかもしれないけど……そしたら、この手紙を見せてくれれば、きっとわかるから。約束……うん、約束。良い言葉だよね。次があるんだもんね。

 うん、大丈夫。ちゃんと、まだ覚えてるから……忘れないよ、って約束できないの、ごめんだけど。でも、忘れたくないなぁ……。
 ごめん、今の忘れて! あたしは大丈夫! 死ぬわけじゃないからね~!

 クロバさん、無理しないでね。約束、ね?
2022/10/13 22:42:07
やぁ、マール。元気してるか?

特に理由があって手紙したわけじゃないけど、なんとなくしたくなったから送ってみた、って感じかな。
俺? 無理しないでと約束したからな。それなりに気を付けて頑張ってるつもりだよ。

……なんかな、いざ手紙をしてみたけど何を話したものかわかんなくなっちゃうな。
色々としょうもない話でもきっと思い出の足しになるだろうか?
そう思ってこの後色々と過去の笑える失敗談とかいいかもって思ってる。

……だから、まぁ、決戦の日まで思い出たくさん用意する。
最後の最後まで、できることはやらせてくれ。って、ただのお節介だ。
2022/10/22 00:25:01
こんにちは、マール。
遂に出発の日だな、と思い手紙送らせてもらったよ。

うーん、なんて送るか大分迷ったんだけどさ。
かなり悪い事をするので先に謝っておく。ごめんよ。
と、いうのも君が忘れてくれるかもしれない、けど預かってほしい事をこれから書くからです。

――実はな、俺はいつもこういう決戦を控えてる時とか結構怖くなるんだ。
普段戦ってる時は強気に振る舞ってるんだけど、実はいつ自分が倒される側になるのだろうかと。
そう思わないように、それを振り払えるように、なのかもしれない。
とはいえ最近うすうすそうなんじゃないかって思い始めてるんだけど、俺って結構自分のことを蔑ろにしてるのかもしれないんだ。
我武者羅に戦って気が付いたら傷だらけになってたり、死にかけてたりすることもあったし。

それでもそうするしかないんだ、ってずっと違う事を考えられなかったせいなのかもしれないな。なんて。


と、まぁこんな弱気な自分を預けたらきっとメーアや竜宮(と君)を助けに行くときに最高にできる自分になるんじゃないかって思ってさ。
笑ってくれていいよ、むしろ「何を言ってるんだろう」でもいい。
俺なりの決意表明ということで! じゃ……行ってくる。全部終わったらまた出迎えてほしいなって。
それに約束もあるからな、絶対だぞ? 破ったら厚手のジャージの刑だから。

それじゃ。            
                    クロバ・フユツキ
2022/10/24 21:42:54
 あたしも。うん、ほんとのこと言うね。すごく怖いんだ。皆みたいに、笑って、死んじゃってもいいんだーってくらいに覚悟したつもりだけど。いざ何かが零れ落ちていくと、怖い。
 ……ずっと、こんな風に、怖い事、続けてきたんだね。クロバさんは凄いなぁって思う。

 でも、クロバさんも……怖い、んだね。えへへ、一緒だ。あたしたち、臆病だね。でも、あたしだけじゃないって、嬉しい。
 クロバさんが、自分をないがしろにしちゃうなら……あたしが大事にしてあげるからね。
 これは……忘れないでおく、から。もし忘れちゃっても、こう言ったよーって、手紙を見せてくれれば、絶対に、忘れちゃったあたしも、思い出すから。ちゃんと、預かっておく。だからちゃんと返してもらいに来てね。

 だから、また会おうね。約束。絶対ね。
2022/10/24 22:15:47

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