PandoraPartyProject

幕間

ストーリーの一部のみを抽出して表示しています。

マリアの愉快な日常

関連キャラクター:マリア・レイシス

はぴば!
「何と!!!」
「何と?」
「今日は聖猫天使生誕祭なのです!
 この! 素晴らしき日を祝わない理由があろうか?
 否、有り得ない! 今日は全身全霊でお祝いする日に決まっているのです!」
「聖猫天使じゃあないんだよ!!!」
「でも今日は猫の日だからマリィの日ではなくて?」
「ヴァリューシャ……」
「そこで今日はボク達がマリアさんを全力ではぴばするのですよ!」
「そうでございますわ! 大切なマリィをお祝いするのは当然のこと……
 既に出来上がっておりますが、決して買収された訳ではなくてよ!」
「買収されるヴァリューシャも天使……悪いのは全てあの邪悪な串打ち師だよ。
 第一ね、ユリーカ君! 君が楽しそうにお祝いとか言い出す時点で不吉しかないんだよ!
 今まで君がはしゃいでまともな話だった事が一度でもあるかい!?」
「めちゃくちゃにしてやるです」
「それは私の台詞だよ!」
「それは兎も角、折角なので今回は二人ゲストも用意したです。
 折角なので素敵なメッセージをマリアさんに贈るのですよ」
「ゲストかい? それは少し気になるね!」
「一人目はシュペルさんなのです」
「!?」
「混沌の生ける伝説、神に最も近い男の特別メッセージなのですよ!」

 ――はあ? 猫の誕生日だ?
   馬鹿馬鹿しい。小生を誰だと思っている。
   そんなくだらない事で小生のダイヤモンドよりも貴重な時の一粒を浪費しよう等と……
   ……ん? 何? 猫はプロデューサー? 斧ゴリラの天敵だと?
   ……………そうか、ならば話は少し変わるな。合理的な小生は常に弾力的なのだ。
   あー、あー、コホン。親愛なる猫よ。誕生日おめでとう。
   貴様の今年の活躍を小生も塔の上より期待している。ゴリラにCDを沢山手売りさせるように。以上。

「心温まるシュペルさんからのメッセージだったのです!
 流石マリアさんの人徳なのです。偏屈の分からず屋でもキャラに似合わないお祝いをしたのです!」
「物凄く作為的な陰謀の匂いを感じたんだけど!!!」
「大丈夫なのです。困るのは大体リアさんなのでマリアさんはセーフなのでした」
「それもそうか。確かにそれなら平気かも知れない!
 でも猫じゃないからね! ……ってヴァリューシャ!? ちゅーるはいらないんだよ!?」
「誕生日だったから……」
「ヴァレーリヤさんが悲しそうな顔をしてマリアさんがちゅーるキメてるのでした」
「……いいんだ。ヴァリューシャが笑顔なら」
「話が落ち着いた所で二人目のゲストなのです。
 二人目はヴェルスさん。行方不明なのでビデオメッセージをお願いしたのでした」
「!? !?」
「早速流すのです」

 ――よう、マリア。元気にしてるですか……じゃないしてるか?
   誕生日おめでとうで……だぜ。俺も鉄帝も大変だが、お前には期待してるからな。
   相棒にはあんまり逮捕されないように言っておくのですよ。

「明らかにお面を被っただけのユリーカ君じゃないか!!!」
「ふふん、マリアさん。知らないですか?
 無理を通せば道理は引っ込むものなのです。イラストがないからバレないのですよ。
 マリアさんのお誕生日は四人の素敵なお祝いで一杯になったのです!」
「本当に困ったユリーカ君だよ!」
「まあまあ、マリィ。お祝いをしてくれたのは本当なのだから……
 そろそろ私、我慢が利かないので本気でパーティしても宜しくて?」
「勿論だよ! ……まぁ、ユリーカ君には言いたい事は色々あるけど、ありがとね!」
「任せておけなのです。今年もマリアさんで遊ぶのです!
 そういえばマリアさんにピッタリの依頼があるのですが……」
「だからスライムじゃあないんだよ!!!」

 ――Happy Birtday Maria!
執筆:YAMIDEITEI

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