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関連キャラクター:ドラマ・ゲツク
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- 私の彷徨(全7巻)
- 練達の冒険者、クール・エ・ドヴァン(筆名)による放浪の日々を描いた書物。
……なのだが、「1巻 歩き出した理由」が特筆すべき分厚さで、以後各国を回った際の人柄や史跡、食などを描いた残り6巻はそれぞれ1巻の半分程度の分量であった。
冒険記としては、ローレット成立よりかなり以前に一人の冒険者が複数国家を跨いで帰還した記録という意味では貴重だが、著者の筆致が独特の為『奇書』扱いされている。 - 執筆:ふみの
- シシル・ククル・ナガン
- 著:シージ・スキャンパー
代表作『馬車とドラゴン』でカルト的な人気を誇る作家、シージ・スキャンパーが駆け出し時代に執筆した一冊。発行部数が非常に少ないことと、現在では絶版になっていることもあり稀少本として高値で取引されている。
内容は、主人公である『私』が、ラサを舞台に謎の生物『シシル・ククル・ナガン』を追い旅をする冒険譚。相棒の女性考古学者『彼女』と共に地下遺跡へ探検に出た『私』は、そこで動くミイラと出逢う。既に自身の名さえ忘れたミイラだが『シシル・ククル・ナガン』という言葉だけを死後数千年が経った今でも記憶していた。
ミイラの導きにより『私』と『彼女』は、黒い砂漠とも呼ぶべき異世界へと渡り、砂嵐の中、大冒険を繰り広げる。
大冒険の末、『私』が“生命の答え”に辿り着くところで物語は終わっているが、作中では終ぞ『シシル・ククル・ナガン』の正体について明かされることは無かった。
果たして『シシル・ククル・ナガン』とは一体何なのか……。
その答えに関して、シージ・スキャンパー自身も言及を避けている。
読者による考察も盛んであるが、明確な答えは未だに出ていない。昨今では『シシル・ククル・ナガン』が“実在する”と信奉する者たちも現れ、ラサのどこかでは『シシル・ククル・ナガン』を名乗るマニアの集まりも存在するとか。 - 執筆:病み月
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