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冬越 弾正のヤぴによる2人ピンナップクリスマス2023
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●エントマChannel/シャイネンぼっち編。或いは、『バーチャル彼氏&彼女が囁いてみた』…。
「Opa! エントマChannel/シャイネンぼっち編の時間だよ!」
練達。とある放送室。
急遽持ち込んだこたつに足を突っ込んだまま、エントマ・ヴィーヴィー(p3n000255)がマイクに向かって言葉をかける。
こたつの上のみかんにそっと手を伸ばし、冬越 弾正(p3p007105)はエントマの声に耳を傾ける。
(しかし、流れるように喋るな。立て板に水とはこのことだ)
オープニングの口上を述べるエントマを、弾正は横目で眺めている。一緒に配信をしようと持ち掛けられ、それを承諾したものの、具体的な企画内容は一切聞いていないのだ。
エントマ曰く「いっちゃったら面白くないじゃん。サプライズってやつだよ」とのことだ。
「さて、それじゃあ早速、企画の方いってみよっか!」
そう言ってエントマは、弾正の方に視線を向ける。みかんの皮を剝きながら、弾正は「おや?」と首を傾げた。
「題して! “バーチャル彼氏&彼女が囁いてみた”のコーナーでっす!!」
ずい、と弾正の前にマイクが差し出された。
なにか囁けということだろう。
「っ……!?」
“聞いていない!”と零れかけた言葉を弾正は咄嗟に飲み込んだ。プロ根性の発露である。
3秒も無音が続けば放送事故。
無音時間が10秒を超えれば、プロデューサーの首が飛ぶ。
かつて冗談交じりに訊いたそんな話を思い出す。
「こほん……すまない。待ったか? 寒かっただろう? 早く君に逢いたくて、予定時間より前に来たんだが……まさか、君の方が先にいるとは思わなかった」
言葉が口を突いて出た。
(どれだけ待ってられなかったんだ……っ!)
弾正は自分の吐いた言葉に内心でツッコミをいれる。
思わず、頬が熱くなる。
そんな弾正の様子を見ながら、エントマは声を出さずに笑い転げているのであった。
※SS担当:病み月
