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ソアの禾による3人ピンナップクリスマス2023
イラストSS
冬。雪が降る季節。
つまりはそれほど寒い、という事である。
この寒さの中、薄着で過ごすような者はおるまい。
……と思っていたのだが。
寒空の下、歩く美女三人組。いずれもシャイネンナハトにプレゼントを配る人のような出で立ちをしていたが、一つ違う点があるとすれば、着ている服がマイクロビキニであるという事だろうか。コートも着ておらず、豊かなそれがこぼれ出んばかり。
赤いマイクロビキニを着ている二名と、黒いマイクロビキニを着ている一名は気にせず歩いていく。
人通りも少ない道を通っているとはいえ、人とすれ違えば、誰もが一度は振り返る。
『この寒い中で正気か?』
そんな目を向けられても、彼女達には何のその!
すれ違った男性が、扇情的な格好の彼女達に対して鼻を伸ばすのを見つけた一人が、ウィンクをしてみせた。赤と黒の二人にアイコンタクトをして、三人で男性に近づく。
赤い二人――ソアとクルルが指で銃の形を作り、笑顔を見せる。
「君のハートを撃ち抜いちゃうんだよ!」
「しちゃうんだよ! 覚悟してよね?」
後ろに控えるジェックが「やれやれ」というように微笑みを浮かべていて。
突然近づかれた事で、男が挙動不審になる。こんな美女三人組に近づかれて、落ち着かないわけがない。
それを理解してなのかどうなのか。ソアとクルルはアイコンタクトをすると、指銃を男に向けたまま、声を揃えて一言紡ぐ。
「BANG!」
驚いて尻餅をつく男に悪戯っぽい笑みを浮かべて「じゃーねー!」と去って行く三人。
悪戯が成功した子供のようにはしゃぐ三人を、男は呆けた顔で見送るしか出来なかった。
男を後に残した三人は顔を見合わせると、笑い声を上げた。
「この姿でまた一人魅了しちゃったね!」
「もっとやりたいですね!」
「ほどほどにね」
ソアとクルルが意気込む横で、ジェックが苦笑いをしながら諫める。もっとも、この二人を諫めたところで今夜の進撃はまだまだ続くのだろうという事は想像に難くない。
ならば、行動を共にして今夜は最後まで付き合おう。
密かに思うジェックの胸中を知らぬ二人は寒いであろう服装だというのに元気にはしゃいでいる。
道にブーツの足跡を三人分つけながら、夜を歩く。
今宵はシャイネンナハト。輝かんばかりのこの夜を!
※SS担当:古里兎 握