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《SN2023》温泉男子会!/天野 架様
《SN2023》温泉男子会!/天野 架様
イラストSS
冬。
凍てつくような冷気は、構わず、ぴゅうぴゅうとあたりに吹き付けているが、寒さというのは、温泉の良さを何倍にも引き立ててくれるものだ。
「いい湯だなー!」
「やっぱり冬は温泉よねー♪」
ジルーシャ・グレイ(p3p002246)とラグナル・アイデ(p3n000212)は、肩を並べて温泉に浸かっていた。
温泉に入れば身体も自然とあたたまろうというものである。
集落で子供たちに囲まれ、土産話をたくさん披露したジルーシャ。
子供たちがすっかり寝静まったあと、ここからは大人の時間だ、とばかり、ラグナル秘蔵の酒とともに、秘湯へと足を運んだのだった。
「あたたまるわね♪」
「だろー、ここ、いつでも来てくれ。ジルなら大歓迎だ!」
美味しかった食べ物。見たかった景色。
気兼ねない友人同士、話すのは、他愛のない事ばかりだった。
まだ、それぞれの身体に傷も少なかったころのこと。
この何気ない時間が、かけがえのない平和が、何よりも貴重なものであることを、まだ若いラグナルは知らなかった。
「あら。流れ星かしら?」
「おっと、どこだ?」
指の隙間から、星を見上げようとする。星を捕まえることはできなかったが、代わりに、湯にひらりと舞った湯の花だった。
※SS担当:布川
