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「マイヤ……自分とずっと一緒に居てくれないっすか?」
「マイヤ……自分とずっと一緒に居てくれないっすか?」
イラストSS
煌めく星の宝石箱は群青のビロードに広がっている。
雪が積もるアーカシュの遺跡をマイヤとアルヤンはゆっくりと歩いていた。
トントンと瓦礫の上を飛ぶマイヤがバランスを崩す。
「わ!」
「おっと」
コードを伸ばしたアルヤンがマイヤを優しく抱き留めた。
「ふふ、ありがとアルヤン」
こうして抱きしめてくれるから、安心して外を飛び回ることが出来る。
「覚えてるっすか? 去年のシャイネンナハトも、こうして一緒に散歩したっすよね」
アルヤンと積み重ねた日々を忘れるはずもないのに。
マイヤはアルヤンのコードをぎゅっと握る。
「自分はマイヤと友達よりも上の関係、恋人になりたいと思ってるっす」
「恋人……」
アルヤンから発せられた言葉を噛みしめるようにマイヤは胸に手をあてた。
友達とは違う愛情で結びつくのが恋人なら、もうとっくにアルヤンはマイヤの恋人だった。
「マイヤ……自分とずっと一緒に居てくれないっすか?」
「うん。私もアルヤンとずっと一緒に居たい。ずっと、ずっと……」
アルヤンのコードがマイヤの背に巻き付く。引き寄せられるままマイヤはアルヤンの中心に唇を重ねた。
「人は愛情を示すときこうするでしょ?」
「そうっすね……」
お互い人ではないけれど、愛は十分に伝わるはずだから。
その日は煌めく星空がもっと輝いて見えたのだ。
※SS担当:もみじ
